今回はイライラしてしまった時に、その場で簡単に抑えることができる方法・対策を紹介していきます。私たち人間は感情で動く動物ですので、イライラしてしまうのは仕方ないこと。特に仕事など、他人と関わることがある場合には、突発的にイライラしてしまうのは仕方のないことです。しかし、そのまま感情にまかせてイライラしていても何も生産性がありません。そこで、今回はイライラしてしまったときに、すぐに、簡単にできる抑える方法、対策を紹介していきます。
日常生活の中でふとイライラしてしまった時など、落ち着くことができるはずです。お金も時間もかけずにできることばかりになっています。「カチン」と来た時など、自分がイライラしていると思った時には、ぜひ試してみてください。
イライラした時はとりあえず深呼吸をしてみると落ち着ける
イライラしたと思ったら、まずはその場で深呼吸をしましょう。深呼吸なら、その場でできますし、必要な道具も特にありません。鼻から深く息を吸い込み、時間をかけて口から吐き出します。たったこれだけで十分です。ゆっくりと、大きく息を吸い込んで深呼吸をすることによって、イライラも落ち着いてくるはずです。まずは道具が必要無く、場所も問わずにできる深呼吸です。
深呼吸をすることによって、私たち人間の体内で「副交感神経」が優位に働くようになります。イライラしている状態というのは、副交感神経の働きが弱く、交感神経が優位に働いて興奮している状態です。副交感神経が優位の状態になれば、落ち着き、リラックスした状態になります。深呼吸をすることによって、副交感神経を優位にすることができます。その結果、リラックスして、イライラも落ち着く、というわけなのです。
低血糖がイライラの原因なら甘い物を少し食べるだけで落ち着く
イライラしている時に甘い物を食べるだけでも落ち着ける場合があります。それは、イライラの原因が低血糖状態にある場合です。低血糖とは、血液の中の糖分(血糖値)が下がり、不安定になっている状態です。私たち人間にとって「糖分」は脳のエネルギーとして利用したり、筋肉に蓄えてエネルギーとして利用する重要な栄養素です。血糖値が下がった低血糖の状態は、重要なエネルギー源が体内に足りていない状態なのです。そのため、低血糖状態になると、眠気や頭痛など、様々な体の不調をきたします。精神的に不安定になるので、イライラした状態になってしまうのです。ですが、低血糖が原因なら、甘い物を食べることで、血糖値を上げれば解決します。
甘い物を食べるといっても、ケーキを食べたり、山盛りのフルーツを食べる必要はありません。チョコレートひとかけらなど、少しだけで構いません。できるなら、体への糖分の吸収が早いフルーツを少し食べるのがおすすめです。バナナ一本など、体への負担も少なく、すぐにイライラが収まるはずです。
深呼吸したり甘い物を食べてイライラが落ち着いたら冷静に自分を振り返ってみる
深呼吸をしたり、甘い物を食べたらとりあえず落ち着いて冷静になれるはずです。そうしたら、イライラしている原因は何なのか、冷静に振り返ってみましょう。誰に対して、何に対してイライラしているのか。どうしてイライラしているのか。自分にも原因はないのか。そんな風に冷静に考えているうちに、だんだんとイライラしていた感情を忘れることができるはずです。
また、人間関係でのイライラの場合、自分にも非があったことを認め、相手に謝罪することができれば、より関係を深めることができるかもしれません。自分がイライラしていれば、だいたい相手もイライラしているものです。そんな時に、あなた自身から誤ることができれば、相手も申し訳ない気持ちになり、冷静になってくれるはずです。そうなった時に、建設的な話し合いができ、お互いに生産的な関係を築いていくことができるはずです。
まとめ:イライラしていても何も生み出せない
私たちが人間である以上、イライラするのは仕方ありませんし、感情の動きを完全にコントロールすることはできません。しかし、感情のままにイライラして行動していては、人間関係を破壊し、社会的に生きにくくなっていくだけです。何も生み出さないし、むしろ失うものが大きくなっていくだけです。
今後あなたが仕事中や話し合いの途中にイライラしたら、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。完全にイライラを消し去ることはできませんが、多少は感情が落ち着いて、冷静に話せる状態になるはずです。イライラしたら感情のままに動くのではなく、どうやったら冷静になれるのかを考えてみましょう。
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