あなたは、PCのバックアップを取っていますか?
取っているなら安心ですね。
逆にバックアップを取っていない人。
明日、PCが起動しなくなったらどうするでしょうか?
大事なデータが全て消えてしまったら?
今までのメールのやり取りが読めなくなってしまったら?
取引先の連絡先が分からなくなったら?
そんな恐怖を解消するために、今回はバックアップの基本についてお伝えしようと思います。
1 外付けHDD
これをやっていない人は相当危機感が薄い人だと思います。
ビジネスに限らず、PCを扱う上でのバックアップは欠かせないものなのです。
「まだ動いているし」
「変な音もしないから大丈夫」
などと安心していたのに、突然内蔵HDDから「カラン……」という空回りの音が発生したら。
あんなに恐ろしい音は無いですね。
必ず外付けHDDに、定期的にバックアップを取りましょう。
決まった曜日の決まった時間にバックアップをすることで習慣づけするのがいいですね。
また、外付けHDDまで吹き飛ぶという大惨事も、ごくまれに発生して大変な事態を引き起こす場合もあります。
2台の外付けHDDを用意して、ミラーリング、つまり両方のHDDに同じデータをバックアップするようにしておけば、心強いです。
2 クラウドサービス
外付けHDDにバックアップするのは当然として、さらに安心感を高めるために行っておきたいのがクラウドサービスのバックアップです。
DropboxやGoogleドライブ、Yahoo!ボックスなどですね。
特に重要なデータや、常日頃から頻繁に使うデータをクラウドサービスにバックアップしておきましょう。
今使っているパソコンが突然壊れたとしても、他のパソコンからクラウドサービスにアクセスすれば、コレまでと同様にデータを使用することが可能となります。
3 USBメモリ
さらに強固なバックアップ体制のために、USBメモリにもデータのバックアップを取っておきましょう。
重要度の高いデータはUSBメモリにバックアップして持ち歩くことで、何があっても安心な状態を作っておいて下さい。
クラウドサービスやUSBメモリのバックアップは安心感をもたらすだけのものではありません。
外付けHDDは大抵の場合、PCの近くにおいてあるものですが、火事や地震などでPCが破壊されるようなダメージを負ってしまった場合、バックアップのための外付けHDDも一緒に破壊されてしまう可能性が高いのです。
あるいは盗難という可能性も有り得ます。
こうなってしまうとせっかくのバックアップも意味がありません。
全てのデータが使えなくなってしまいます。
そこで、クラウドやUSBメモリへのバックアップも同時に行っておくことをおススメしているのです。
4 パスワード
パスワードも必ずバックアップしておきましょう。
データのバックアップば完璧、という人でも、パスワードだけはブラウザに記憶させているだけ、なんてことがよくあります。
もしPCが使えなくなれば、パスワードまで消えてしまいますので、どこにもログイン出来なくなってしまいます。
そこで、パスワードも忘れずに記録しておきましょう。
USBメモリなどに入れて暗号化して管理するのもいいですし、持ち歩くのが不安であれば他人にわからないように、手書きのメモをさらに暗号化してから書き残しておくというのもひとつの手です。
パスワードをまとめて管理するソフトもありますので、そちらを利用するのも良いでしょう。
5 メール
毎日いろんな相手とやりとりするメールですが、それをメーラーソフトだけで管理していると、いざという時に消えてしまう可能性があります。
メールもリスク管理として、Gmailなどのwebメールにも同じ内容を転送してバックアップを取っておくのが安心ですね。
取引先のアドレスや話し合った内容を消してしまったらビジネスが全て終了しかねませんので。
6 雷
PCを物理的に破壊してしまうのは、火事や地震だけではありません。
雷もPCの大敵です。
直接落ちてこなくとも、近くに落ちたりするとその余波でPCがクラッシュしてしまうことがあります。
誘導雷と言われるものです。
雷音が聞こえたらすぐにPCをシャットダウンしてコンセントを抜いておくのが基本です。
また、雷をガードするためのコンセントというものも売っていますので、PCに繋げるコンセントだけでも買い替えておくと安心です。
まとめ
PCのデータは消えてしまったら二度と戻りません。
データと一緒にビジネスまで消えてしまうことの無いよう、常日頃からバックアップを取る習慣を身につけておきましょう。
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