会社には、上司や先輩、同僚や後輩といった立場に関係なく、仕事ができると思う人がいるかと思いますが、実はそんな仕事のできる人が口にしない言葉があるということを知っていますか?
言葉というものは恐ろしいもので、自分が気を利かせて発言した言葉でも伝えたかったことが正確に相手に伝わらず、逆に相手から不快に思われてしまって人間関係を悪くしてしまうこともあります。
そんなつもりがあって使った言葉ではなかったとしても、一度勘違いされてしまったら誤解を解くことは難しいですし、相手の心の中で「この人は自信がないんだな」「この人は無能なんだな」と思われてしまっていたら悲しいですよね。
そこで今回は、無意識のうちに使いがちな、でも仕事のできる人は絶対に使わないようにしている、「相手からの評価を下げてしまったり、不快な気持ちにさせてしまう使ってはいけない言葉」をご紹介します。
どれだけ仕事に対しての才能があり、仕事で結果を出していても、今回紹介する「使ってはいけない言葉」を使ってしまうと、周囲の人からの評価は一変してしまいます。
ついつい無意識のうちに使ってしまいがちな言葉ですから、あなたも職場で「使ってはいけない言葉」を使ってしまっているかもしれませんよ。
この「使ってはいけない言葉」をしっかり把握し覚えておくことで、相手を不快にさせたり、自分の評価を下げないようにしましょう。
仕事のできる人が絶対に使わない5つの言葉
「すみません」は使わない
「すみません」という言葉、普段の生活から日本人はとにかく多様しているので、「すみません」が口癖のようになってしまっている人もいるかもしれません。
自分の態度を示す表現として、どんな場面でも使うことができる汎用性の高さから、ついつい謝罪する必要のないときにも「すみません」という言葉を使いがちですよね。
「すみません」という言葉は申し訳ない気持ちを相手に伝えているわけであり、誰も気分を害さないような気はしますが、例えば何か手伝ってもらったり相談に乗ってもらったときには、「すみません」ではなく「ありがとう」の方が適切ですし、自分の気持ちがより伝わると思いませんか。
何か手伝ったり相談に乗った相手も、「ありがとう」と言ってもらえた方が気持ちいいはずです。
また、「すみません」という言葉を使いすぎると、へりくだった頼りない人という印象を持たれてしまうので、力関係が駆け引きに影響するビジネスシーンにおいてマイナスな影響を与えるのです。
もちろん謝罪する際には「すみません」を使う必要がありますが、「ありがとう」というべき場面では「すみません」という言葉を使わないようにしましょう。
「参考になります」は使わない
上司や先輩からアドバイスをもらったり、相談に乗ってもらって話を聞かせてもらったときに、ついつい使ってしまう人の多い「参考になります」という言葉ですが、この「参考になります」という言葉は受け取り方にとっては相手を不快にさせてしまいます。
「参考になります」という言葉には「自分の考えを決めるときの足しにする」という意味がありますから、いくら参考になったとしてもそのまま伝えてしまうのはいけません。
「参考になります」と言われてしまうと、アドバイスをした側の相手は「あくまでも自分のアドバイスは参考程度だったのか」というように取られてしまいます。
上司や先輩からアドバイスをもらったり、相談に乗ってもらって話を聞かせてもらったときには「参考になります」という言葉は使わないようにしましょう。
アドバイスを軽く受け流されたと誤解されないためにも、「ありがとうございます、勉強になります」と言ってお礼を伝えるようにする方が良いです。
「勉強になります」と伝えれば、アドバイスを聞かせてもらうことによって、そこから学ぶことが出来たという、感謝の気持ちを伝えることができます。
「お疲れだね」は使わない
仕事を頑張っている同僚や後輩を労らおうと、ちょっとした会話のきっかけとして「いつも仕事に集中しててお疲れだね」などと声をかけてしまいがちですが、この言葉は自分が気遣いのつもりで言っていても誤解される恐れがあります。
特に女性に向かって「お疲れだね」という言葉を使ってしまうと、「私って疲れてるように見えるんだ、、、」と感じ取られてしまい、場合によっては「疲れた顔をしてるということをわざわざ言ってくる失礼なやつ」とも思われてしまう可能性もあります。
労らおうとしてかけた言葉なのに、逆に声をかけた相手からの反感をかってしまったり、相手に不快感を与えてしまうのは悲しいですよね。
ですから労いの言葉をかけるときには「お疲れだね」ではなく、「調子どう、順調?」といった言葉をかけるようにすると、相手に気遣いのできる人だと思ってもらうことができますよ。
「まあ、いいよ」は言わない
「まあ、いいよ」「なんでもいいよ」という言葉には、「100点じゃないけど別に良い」という妥協が含まれています。
出来る人はどんなに時間がなくても、自分の仕事に妥協することはありませんが、逆に仕事のできない人は言い訳を見つけてきて「まあ、いいよ」「なんでもいいよ」という言葉で納得しようとするのです。
また、仕事の内容について何か意見を求められたときに、「これを言ったら部下に嫌われるな」「これを言ったら納期間に合わないかもしれない」という思いから、その場を円満にするために「なんでもいいよ」と言ってしまいがちですが、この答え方をしてしまうと真摯に考えてくれていないという印象を持たれてしまうことがあります。
ですから、何か意見を求められたときには「〇〇だからこのままで良い」など、何か理由を述べて質問に返答するようにしましょう。
とはいえ、仕事のできる人はそもそも仕事に対してストイックですから、嫌がられることを恐れて妥協した言葉を使ったりはしないものです。
嫌がられても大変であっても全力で仕事に向き合い、そして納期も絶対に間に合わせるものです。
「前に言ったけど」は使わない
「前に言ったけど」という言葉は、仕事を覚えていないことに対して指摘したい時でなくても、何気なく使ってしまいがちです。
ですが「前に言ったけど」と言われた相手は、嫌味なことを言われたと受け取りますし、そうすると質問をしたくなったときにも怖くなって質問ができなくなります。
「前に言ったけど」には、「前にも言ったぞ。知らないとは言わせないぞ。同じことを言わせるな。お前は頭が悪いのか」といったような、いわば説教に近い意味も含まれていますからね。
その結果、仕事でミスをするまでお互いにコニュニケーションが取れずに進んでいってしまうことになりますから、物事を説明するときには「〇〇の件だけど」と言うようにしましょう。
「前にも言ったけど」という言葉には、言った側の人には悪気はなかったとしても、人間関係にヒビを入れる意味をもった言葉ですから、使わないに越したことはありません。
まとめ
今回ご紹介してきた、仕事のできる人が絶対に使わない5つの言葉は、言われてみれば当たり前ではありますが、いざそのときになると癖でつい口に出してしまうものです。
何か自分が発言をする前には一吸置き、その言葉を自分が言われたらどう感じるのか相手の立場に立って再考するようにしてから言葉を発するよう、日常的に意識して会話をすると職場の人からも好印象を持たれて好かれやすい人になることができます。
また、そうやって職場の人間関係が良くなっていけば、信頼もされますし協力も受けやすくなりますから、さらに仕事ができる人になっていけるわけです。
仕事のできる人が絶対に使わない5つの言葉をしっかり把握し覚えておき、自分の評価を下げないように過ごしましょう。
詳細はこちら
→ 図解 マナー以前の社会人常識
※ 関連記事、類似記事はこちら
→ 新入社員必読!新社会人の自分に読ませたかったおすすめ本はこちら!
→ ライティングスピードをアップ!ブログ記事を早く書く方法とは
この記事へのコメントはありません。