桜のお花見の宴会から始まり、新社会人の歓迎会や部署ごとでの懇親会、取引先の新しく変わった担当者の接待などなど、何かとお酒を飲む機会が多くなる春の季節。
春はそんな飲み会シーズンでもありますが、ついつい飲みすぎてしまった翌朝にやってくるのは、、、
頭痛や吐き気、そして全身を包み込んでくるだるい感じと、頭がぼーっとしてやる気のおきない二日酔いですよね。
二日酔いになると頭がぼーっとしてしまって仕事にも手がつきませんし、手をつけようとしても全くはかどらずにミスばかりしてしまう、、、
なんてことにもなりますから、辛い二日酔いの症状で朝から疲労感を持っているのに、さらに疲れてしまうことになります。
お酒を飲んだ翌日が休日で仕事をしなくてもよく、自宅でゆっくりと身体を休めることができるのであればまだ良いのですが、二日酔いの状態でもなんであっても仕事をいつも通りにしなくてはいけない社会人は、「この生き地獄から少しでも早く抜け出したい！」と思いますよね。
本当はお酒を飲み過ぎないことが一番なのですが、そうもいかないというのが人間の悲しい性というものですし。
そこで今回は、辛い二日酔いの症状のまま、ぼーっとしたやる気の出ない状態で仕事をせず、いつもの通りにスッキリとした頭で仕事に集中して取り組めるよう、二日酔いをすぐに解消する治し方をお伝えします。
この内容をおさえておけば、仕事が手につかないような辛い二日酔いとは無縁にな流ことができますよ。
頭がスッキリしない二日酔い症状の主な原因
お酒に含まれるアルコールを飲むと、私たちの体内では、肝臓でアルコールがアセトアルデヒドという成分に分解されるのですが、このアセトアルデヒドと呼ばれる成分こそが二日酔いになる原因になる物質です。
通常このアセトアルデヒドは体内を循環するうちに二酸化炭素と水分へと分解され、汗や尿、呼吸とともに体外へ排出されていきますが、お酒に含まれるアルコールを自身の代謝能力以上に摂取してしまうことで、アセトアルデヒドが分解しきれず、いつまでも体内に残ってしまいます。
こうなってしまうと、頭痛や吐き気、そして全身を包み込んでくるだるい感じと、頭がぼーっとしてやる気のおきない、二日酔いの辛い症状を引き起こします。
また、お酒に含まれているアルコールには利尿作用があり、摂取した量の倍以上の水分が身体から失われていってしまうばかりか、肝臓でアルコールをアセトアルデヒドに分解する際にも、大量の水分を必要とするので、お酒は飲めば飲むほど脱水症状が進むのです。
脱水症状になってしまうことでも、頭痛や吐き気、そして全身を包み込んでくるだるい感じと、頭がぼーっとしてやる気のおきない二日酔いの症状に繋がっているので、二日酔いの朝には「体内に残ったアセトアルデヒドを排出する」ことと「脱水症状を回復させる」ことを心がけると、辛い二日酔いの症状を解消することができ、いつもと同じようなスッキリした状態で仕事に取りかかることができます。
頭がスッキリしない二日酔い症状の解消方法
上記でお伝えしたように、頭痛や吐き気、そして全身を包み込んでくるだるい感じと、頭がぼーっとしてやる気のおきない二日酔いの辛い症状は、「体内でお酒のアルコールを処理しきれない」「体内が脱水状態になっている」といういくつかの要因で起こります。
具体的にどのようにすれば、辛い二日酔いの症状を即解消して気分をスッキリさせ、飲んだ翌日でもいつも通り仕事に取り掛かることができるのかをお伝えしていきますね。
水分をしっかり補給する
お酒に含まれるアルコールの利尿作用で体内の水分が排出されてしまっていることに加えて、アルコールを分解する時には体内で大量の水分が使われていますし、さらにお酒を飲む時のおつまみでは塩分の多いものが多いですよね。
この塩分を排出するためにも体内の水分は使われており、お酒を飲んだ翌日は体は水分不足でカラカラになった状態になっています。
ですから、まず二日酔いの朝に真っ先に行いたいことは、カラカラになった体への水分の補給になります。
ただ普通の水を飲んでも良いのですが、おすすめは、塩分や糖分が含まれており、体への吸収もいいスポーツドリンクです。
お酒を飲みすぎた時には胃が荒れていることが多いので、普通の水よりは少し塩分が入っていたほうが胃にやさしく、刺激も少ないのです。
さらに、尿の排出に伴って、糖分やミネラルも不足していることが多く、これがだるさの原因になりますので、スポーツドリンクで水分補給をすることによって、水分や糖質、ミネラルも同時に補うようにしましょう。
そのさいのスポーツドリンクは、冷たいものをグイグイ飲むのではなく、常温にしておくと体への吸収がスムーズに行われます。
また、コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる効果があり、二日酔いの頭痛を治すためにコーヒーを飲む人もいますが、コーヒーには利尿作用があるので脱水症状をさらに加速させてしまうことになりますから、あまりおすすめはできません。
消化の良いもの･肝臓の働きを高めるものを食べる
二日酔いになった時に出てくる症状として、吐き気や気持ちの悪い感じ、腹痛などがありますが、これはアルコールによって、胃酸から胃の粘膜を守るバリア機能が壊れて胃がただれたり、腸の働きが低下したりして、消化吸収がうまく行われなくなることが原因となって現れてくる症状です。
ですから、お酒を飲みすぎて二日酔いになった日の朝食は、胃や腸になるべく負担をかけない刺激の少ないものを食べて、一晩中フル稼働で働いてアルコールを分解してくれた胃腸を労ってあげましょう。
おかゆ、うどん、にゅうめんなどは温かいですし、刺激も少なく胃や腸負担をかけませんし、疲れた胃や腸を温めることもできるので、おすすめです。
また、お酒を飲んだ時に肝臓でアルコールはアセトアルデヒドに分解されますが、この有毒であるアセトアルデヒドを分解して無毒化させる時には、ビタミンB1が大量に消費されており、体内ではビタミンB1が不足しがちになっています。
ビタミンB1が不足して無くなってしまうと、アセトアルデヒドの分解も進まず、二日酔い症状が長引いてしまいますから、ビタミンB1の補給や、肝機能を高めてくれるタウリンを補給することができるものを食べておくことも重要です。
肝臓の働きを助けるタウリンが多く含まれている食べ物では、しじみの味噌汁が有名ですし、味噌汁であれば適度な塩分も摂取することができますからおすすめです。
まとめ
仕事をいつも通りにとなさなくてはいけないのに、前日についつい楽しくて飲みすぎてしまって、二日酔いになってしまった。
そんな時に後悔だけしていても、全身を包み込んでくるだるい感じと、頭がぼーっとしてやる気のおきない二日酔いの症状は改善することはありませんし、いつまでたってもいつものパフォーマンスで仕事に取り掛かることができません。
早く二日酔いの症状を和らげて、スッキリした頭で仕事に集中するために、今回お伝えしたポイントを取り入れてみてください。
これらのポイントをおさえておけば、二日酔いの症状を即解消して二日酔いを治すことができるはずです。
一番良いのは飲み過ぎないことですから、自分の適量をしっかりと見極め、楽しい春の飲み会シーズンを楽みましょう。
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