就職活動の時はブラックな一面なんてこれっぽっちも感じられなかったのに、いざ入社してみたら過酷な労働が待ち受けていた、、、
そんな辛い状況になってしまっている、ブラック企業に新卒入社してしまった社会人の人もいるでしょう。
学生時代の就職活動では、どんなに情報収集したとしても企業説明会に参加していたとしても、企業の上っ面の部分しか知ることができませんし、社会経験もなくて会社がどういった場所であるかもわからない学生が就職先を決めるのですから、新卒での就職はくじ引きと大して変わらないものであるとも言えます。
たとえホワイト企業に就職できたとしても、自分の配属された部署がブラックな部署であったり、上司が陰湿だったりパワハラが横行しているような部署だったら、入社してみないとわからないですからね。
ホワイト企業の中のブラックな部署に配属されたのなら、まだ数年でホワイトな部署に移ることができたり、上司が変わったりして仕事がやりやすくなる可能性もあるので頑張ろうという気にもなれますが、ブラック企業に就職してしまったらどうしようもないです。
これから毎日理不尽なことで怒られたり、深夜まで残業し休日まで働かされたりと、まさに奴隷のような生活を約束されますから、新卒で入社してもすぐに「辞めたい」と思うことは当然のこと。
でも新卒で入社したのにすぐに辞めたら、、、
なんて考え、我慢してブラック企業に居続けようと思って居ませんか?
無理に耐える必要はない
ブラック企業に就職してしまった人がとることのできる選択肢は、次の3つがあります。
・何を言われようが、きっぱりと辞めてしまう
・前向きに頑張る中で、仕事の楽しさを見つけていく
・辛いし嫌だけど、我慢して続ける
就職活動を頑張ってせっかく就職できたし、就職してちゃんと働けることに親も喜んでるし応援してくれているのに、すぐに辞めたら悲しまれたり心配をかけるかな、、、、
やめてまた就職活動するのも大変だし、それに新卒で入った会社をすぐに辞めてたら、転職もできなさそう、、、
恋人や友達にも、入社した会社をすぐに辞めたなんて言ったら、バカにされるかもしれない、、、
こんなことを考えて、辛いし嫌で仕事が楽しくないのに我慢して会社を辞めることをしなかったり、前向きに頑張ろうとする人がいますが、そんなことをする人がいるから、理不尽なブラック企業はなくならないのです。
辛いことにずっと耐えてたら仕事の楽しさがわかってくると思って頑張っていても、ブラック企業で働いている限り仕事が楽しくなることはありませんし、どんどん仕事量も責任も増えていくので辛さが増していくだけです。
まして理不尽な職場が辛くて嫌だと思っているのに、世間の目を気にして我慢して仕事を続けていると、ブラック企業に心も体もボロボロにされてしまって取り返しがつかないことになってしまいます。
そうなってから辞めても今辞めても一緒なのですから、無理に耐える必要はなく、何を言われようが理不尽なブラック企業に入社してしまって仕事が辛くて嫌なら、すぐにきっぱりと辞めてしまうのが一番です。
入社してすぐに辞めたってどうにかなる
もちろん入社した会社をすぐに辞めてしまうことに、リスクがないなんてことは言えません。
新卒で入社してすぐに辞める人が転職活動をしていても、積極的に採用したいと思ってくれる会社は少ないでしょうし、すぐに辞めることにダメージはあるでしょうが、でもどうにかなります。
もちろん大企業で働いていくというレールからは外れることになりますが、ブラック企業でない中小企業の中には若い人材を狙っている企業はたくさんありますし、そんな企業の方が、企業の駒にならずにやりがいを持って仕事ができるかもしれません。
それに、そのままブラック企業で、あなたが無理に会社で理不尽に耐えていたら、そのブラック企業はどのように考えると思いますか?
会社や上司は、どんなに理不尽な要求をしても何も言わないあなたに対して、「こいつにはかなり無理を言っても大丈夫だ」「どうせ、他の会社には行けないんだろうから、もっと理不尽な要求をしてやろう」というように考え、どんどん理不尽な要求が増えていきます。
辞めた時のリスクを考えているとキリがありませんし、辞めることができずに年齢を重ねていってしまうことが最大のリスクである可能性もあるのですから、ブラック企業にはいるだけ損です。
理不尽なブラック企業に何年も我慢して居続けたって、体調を悪くして仕事への意欲がなくなっていくだけで何の価値にもならないのですから、期間は気にせずに辞めてしまいましょう。
石の上にも三年を守る必要はない
最初は何でもなれなくて辛いけど、二年三年と続けていくうちに要領もわかってきて、だんだんと仕事にやりがいが出てきて楽しくなるから、三年ぐらいは頑張ろう。
というようなことがよく言われますが、これは常識のある、あくまで優良な企業に就職している人の場合だけです。
サービス残業や常識を超えた違法な長時間労働、理不尽なノルマ、叱責、パワハラなど、、、
そんな厳しい労働条件の理不尽なブラック企業に我慢して三年も居続けたら、健康な身体がボロボロになるには十分すぎる期間です。
しかもそんなことをして、一度身体を壊してしまうと元に戻すには三年では足りませんし、特に精神的にやられてしまうと一生引きずる恐れだってあります。
誰に相談しても、「就職したら三年は頑張ってみよう」なんて言われると思いますが、それは長期間続けた経験によって自分のやりたいことができたり、ステップアップしていく未来があってこそです。
ただ辛くても苦しくても三年続ければ何とかなるというわけではありませんし、三年先輩の姿を見れば自分の三年後の姿も想像できますから、そうなりたくないと思うのなら、さっさと辞めてしまって早くやり直した方が自分のためですよね。
三年間も理不尽なブラック企業に立ち向かえる強い人ばかりではありませんし、ブラック企業を変えようと思っても個人の努力ではどうしようもありません。
そんなブラック企業に付き合うだけ時間と労力の無駄であるケースも多いですから、間違ってブラック企業に入社してしまったのなら「石の上にも三年」ではなく「逃げるが勝ち」という選択肢を選ぶ方が正しいのです。
まとめ
すぐに辞めたからといって再就職ができないわけではないですし、何とかなります。
そんなことよりも、辛くて辞めたいと思っている理不尽なブラック企業にしがみついている方が問題ですしリスクがあります。
選ばなければ仕事は必ず見つかりますし、それがまたブラック企業というわけでもなく、自分がやりがいを持って働くことのできる企業である場合もあるのですから、理不尽なブラック企業からは一刻も早く逃げ出しましょう。
そうしないと、辞めるという意志さえいつの間にかブラック企業に奪われて、ボロボロになって捨てられるだけですよ。
人生の選択に答えはなく、自分が決めた道で全力でやってみるしかないですし、失敗したってその失敗が自分を成長させてくれます。
新卒でブラック企業に入社してしまった経験が、後から役に立つこともあるでしょうし、そう言えるためにもブラック企業は遠慮せず辞めてしまいましょう。
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