あなたは【コピーライティング】という言葉を聞くと「文字」や「文章」を想像していませんか?
実はそれだけではありません。会話やスピーチでもその技術を活かすことができるのです。
例えば『スピーチが上手だ』と評価されている、アメリカのオバマ大統領のスピーチも、実はコピーライターである大学生が台本の原稿を書いているのです。
コピーライティングの技術を身につければ、文章を書く時に役立つだけでなく、スピーチや会話も上手になります。
それはビジネスだけでなく、人間関係や恋愛においても活かすことができるんです。
1 物事をストレートに言わない
自分の考え、感情に従って思ったことをそのまま口にする場合もあるかと思います。 もちろんストレートに言ってしまうほうがいい時もあるでしょう。
でも、もし営業マンがやってきて「当社の利益のためにこの商品を買ってください」と言ったら即座に叩き出しますよね。
好きな相手にいきなり「うちに来ない?」とは言わないはずです。
あなたが良い結果を得ようと思った場合は、相手にどうやって「イエス」と言ってもらうかを考えるはずです。
その結果で、ストレートに言った方が良いと判断した場合はそのまま伝えるべきですが、まずは考えていることを口に出す前に、一度脳内で言い方を変換してみましょう。
2 相手の心の中を想像する
思ったことをそのまま口に出さず、一度立ち止まる。
その時に考えるべきことは、相手の頭の中や気持ちです。
つまり「今、自分がこの提案をしたら、相手はどう感じるのか? どう考えるのか?」ということです。
例えば、あなたが好きな相手に対して「デートをしたい」と思った場合。
それをそのままストレートに伝えたら、相手がどういう反応をするのかを想像します。
想像の中で「OK」という返事がもらえそうならば、そのまま伝えても問題ありません。
でも、相手があなたに好意を持っていなければ、当然「ダメ」という返事が返ってくるでしょう。
そのような想像が出来たのなら、まだストレートに言う段階ではありませんね。
では、どうすればいいのか? 答えは【相手を理解すること】です。
相手の好きなもの、相手の嫌いなもの、相手のライフスタイルなどです。
3 相手にメリットがある提案をする
ビジネスでも恋愛でも重要なのは、【相手を主語にすること】です。
相手に「OK」と言ってもらいたければ、自分中心で考えていてはいけないのです。
例えば、相手が【流行しているものが好き】【肉が好き】という情報を得られたのならば、それに見合った提案をすればいいわけです。
改善前:✕「デートしない?」
改善後:◯「ハワイで有名なステーキ屋が近くにできたんだって。行ってみない?」
相手にメリットがあることを言うことで、ただ単に思い付きを言った場合よりは確率が高くなります。
「流行りの店で好きなものが食べられる」という相手のメリット、「デートができる」とう自分のメリット。
互いにメリットがあるような表現をすれば、相手の「OK」を引き出せる確率は上がるのです。
このように3段階を踏むことで、相手に同意してもらえる、相手の喜んでもらえる場面が増えていきます。
まとめ
コピーライティングの技術は、ただ単に文章を書くだけの技術ではありません。
【話す】【書く】という行為の前に、必ず【考える】というステップがあるのです。
どうしたら売れるのか? → どうしたら買いたくなるのか?
どうしたらデートしてくれるのか? → どうしたら一緒に行きたくなるのか?
と、必ず相手を主語にして考えてみましょう。想像の中で上手くいけば、現実でも上手くいくはずです。
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