ガムを噛む効能は小顔効果だけじゃない?脳･精神への効果とは?

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ガムを噛む効能は小顔効果だけじゃない?脳･精神への効果とは?

2017.03.30 / 最終更新日：2017.03.30

あなたは仕事や勉強をする時にガムを噛むことはありますか？私はデスクワークをする時にガムを噛んでいることが多いのですが、実は、ガムを噛むことにばさまざまな効果・効能があるんです。よく知られている効果が女性にとって嬉しい小顔効果ですよね。ガムを「噛む」という行為は顔の筋肉を使う行為ですので、顔の筋肉が刺激され、引き締められ、小顔効果につながるんです。

たしかに、顔が引き締まるのは、男にとっても嬉しいことではあるのですが、それだけではあまり魅力を感じませんよね。ビジネスや仕事、勉強に効果があるというのなら、積極的にガムを噛みたいと思うかもしれません。実は、ガムを噛むという行為には、精神や脳にも言い影響を与える効果があり、その結果、仕事や勉強に対してもいい影響を与えることができるのです。

今回は、そんなガムを噛むことによるさまざまな効果や効能、脳や精神に与える言い影響について紹介していこうと思います。

現代人は「噛む」回数が少なくなってきている

私たち現代を生きる人間は、「噛む」という行為をする回数が非常に少なくなってきていると言われています。明治初期では1回の食事に40分の時間をかけて、噛む回数にすれば、約2,000回噛んでいたそうです。しかし、平成を生きる私たちの食事時間は、わずか10分。噛む回数としては500回、つまり、明治初期の4分の1にまで減っているのです。

現代で注目されているのは、いかに食事の時間を短くするのかですよね。その結果、ほとんど噛まずに飲み込める柔らかい食品が開発されたり、短時間でもかき込むことのできるファストフードが人気を集めたりしています。グルメ特集などでも、柔らかい食品が人気を集めているので、いかに柔らかいかを紹介することも非常に多くなっています。

しかし、実は私たち人間にとって噛むという行為は非常に重要な行為なのです。先述した顔の筋肉が衰えるということもそうですが、内蔵や脳、精神にも噛むことは数多くの良い影響を及ぼしているのです。では、噛むことはどのような良い影響、効果を私たちにあたえてくれるのでしょうか？ガムを噛むことによって得られる効果・効能・脳や精神に与える好影響をご紹介していこうと思います。

ガムを噛むことで得られる脳や精神、体への3つの効果・効能

唾液を分泌させることで内蔵を健康的に保つ効果がある

食べ物やガムを噛むと、唾液が分泌され、口内の唾液の量が増えますよね。唾液には、消化酵素が含まれていて、胃腸で食べ物を消化するのを助ける働きがあります。しかし、柔らかい物ばかりを食べていて、噛む回数が十分でない私たちは、唾液の量が減り、それだけ胃腸などの内臓にかかる負担が大きくなってしまっています。その結果、胃もたれなどの内蔵の不調を起こしやすくなってしまうのです。

そこで、食事で補えない分の唾液の分泌をガムを噛むことによって補うのです。ガムを噛むことでも唾液が分泌されますので、当然、消化酵素も増えます。内蔵の不調は私たちの体全体に負担、悪影響がありますので、ガムを噛むことで少しでも内蔵の負担を減らしたいですよね。

精神を安定させ、仕事、勉強に集中することができるようになる

「噛む」という行為は「リズム運動」に分類されます。リズム運動を繰り返すと、私たちの体内で「セロトニン」といううホルモンが分泌されます。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれるくらい、私たちの精神に良い影響をもたらすホルモンです。イライラしていれば落ち着くことができますし、精神が不安定で落ち込んだりしている場合にも落ち着くことができます。

また、噛む行為によって脳に刺激が送られ、神経細胞が活性化するので、仕事や勉強がはかどらない時にガムを噛めば、集中力が上がり、効率良く作業を進められるようになります。眠気覚ましの効果もありますので、仕事や勉強が思うようにはかどらない場合には、ガムを噛むことによって改善される場合もあります。

脳への血流量が増えるので、集中力、記憶力が高まる

噛むという行為をすることによって、脳への血流量が増えます。脳へ多く血液が流れるのですから、当然、脳の働きが良くなりますよね。その結果、集中力を高め、さらに、記憶力を高める効果まで期待されるのです。仕事や勉強をしていて、頭が働かないと感じた場合にはガムを噛むと改善される可能性があります。ガムを噛んで、脳に血液を流して上げましょう。

また、ガムを噛むことによって、記憶力が鍛えられますので、結果的に「認知症」の予防にもつながっていきます。ガムを噛むだけで認知症の予防もできるのですから、これはすごい効果ですよね。