仕事に打ち込んで頑張っていたある日、いつもと変わらず仕事に打ち込んでいたら、突然急にやる気がなくなって無気力状態になってしまった、、、
というような経験をしたことはありませんか?
ちょっと疲れているのかなー?なんでこんなに無気力になったんだろ?
と少し考えるぐらいで深く気にせず、また無理矢理にでも頑張って仕事に打ち込んでいく人が多いかもしれませんが、この無気力でやる気の出ない状態は、燃え尽き症候群という、自分の心が発している危険サインである可能性があります。
燃え尽き症候群とは、今まで熱心に仕事に打ち込んでいた人が、ガス欠をおこしてしまったかのように、急に無気力で動けなくなってしまう状態になってしまう様子からつけられた病名で、目標のために一生懸命頑張っていた人が、頑張った結果、期待はずれに終わってしまったり、あるいは目標を達成したことによってやる気をなくして無気力になる心の病です。
一般的には、真面目に頑張る人ほど燃え尽き症候群になりやすいと言われていて、注目された当初は、医師や看護師などの非常に責任が重くプレッシャーを常に受けている職業の人がなりやすいと言われていましたが、一般的な企業に勤めている会社員でも、最近は特に大きな責任やプレッシャーを与えられることが多くなっており、燃え尽き症候群になる人も増えています。
しかもこの燃え尽き症候群は、進行を放置しているとアルコール依存症や薬物依存症になったり、不眠症になったりと身体的な症状も発生してきますし、放置すれば鬱病にもなってしまって、仕事を辞めなければならないような状態にもなってしまいます。
燃え尽き症候群を予防しひどい状態にならないための、対処・克服方法をお伝えしますので、しっかりと対策しておくようにしましょう。
燃え尽き症候群を対策する方法
休息をしっかりとる
燃え尽き症候群になる原因の一つには、頑張り過ぎることがあります。
仕事がうまくいかなかったり、期限に追われていたりすると、真面目な人ほど休日出勤をしたり、自宅で仕事をしたりして、休まずに仕事を進めようとしてしまいがちです。
ですが、人は誰しも、自分のキャパシティを超えた作業を延々と繰り返していると、当たり前ですが心も体も壊れてしまいます。
仕事に追われて焦る気持ちもわかりますが、週に1日ぐらいは仕事から完全に離れて、自分の体と心をリフレッシュさせてあげましょう。
そうやって休息をとることで、スッキリした気持ちで仕事に取り掛かることができて、逆に生産性も上がっていくものです。
生活リズムを見直す
健康な心と体を維持するためには、規則正しい生活のリズムや栄養バランスのとれた食事をすることは必要不可欠です。
毎日、夜には十分な睡眠をとり、朝は起きて三食しっかりと食べる。
たったこれだけのことですが、仕事に追われていると、自分を追い詰めすぎてしまうあまり、睡眠時間を削って仕事の時間に当てたり、その結果食事を抜いたり適当なジャンクフードで済ましてしまったりと、当たり前だと思うような生活リズムをおろそかにしてしまいます。
ですから、そうならないためにも、生活リズムを見直して心と体に余裕を持ち、ゆったりとした気持ちで生活できるようにしておきましょう。
小さな目標をたくさん立てておく
燃え尽き症候群になってくると、「自分の頑張りは報われることがない」「どうせうまくいかない」というような気持ちになってくることがあります。
大きな目標を立ててしまうと、その目標を達成するための道のりは果てしなく遠いものに感じてしまいますし、大きな目標を達成するまで、達成感も何もないままに頑張り続けなくてはなりませんよね。
遠くの不明瞭な目標に向かって走り続けていくことは、自分の心にとってものすごく大きな負担となって燃え尽き症候群になりやすくなりますので、大きな目標を達成する道の途中に、いくつもの小さな目標を立てておきましょう。
そうすれば、その小さな目標をクリアしていくごとに達成感が味わえますし、燃え尽き症候群の予防に繋がります。
燃え尽き症候群への対処・克服方法
心に休息を与える
燃え尽き症候群になってしまった時には、絶対に無理をしないことが大切です。
自分に厳しくしてきた結果、燃え尽き症候群になってしまう人がほとんどですので、本人にすれば無理をしないということが難しいのですが、そのままにしておくと症状は悪化していってしまうだけです。
自分に厳しくしすぎず、自分の中の「〇〇しなければいけない」「〇〇であるべき」という固定観念を捨て、自分の考え方を変えて、思い切って休むようにしましょう。
真面目でひたむきに頑張る人ほど、自分が無気力になってしまっている状態や休憩をしなければいけない状態を受け入れることに対して罪悪感を持ってしまい、無理やりにでも頑張ろうとしてしまいますが、そんな時こそ考え方を変えるべきです。
無理に気力を振り絞らず、自然に仕事への活力が湧いてきた時に復活すれば良いのです。
体に休息を与える
燃え尽き症候群の無気力状態になってしまっているときは、心だけでなく体へのストレスも大きいものになっています。
ですから、生活リズムや食生活などの生活習慣を見直すことが大切になります。
ゆっくりと湯船に浸かって入浴する、十分な睡眠時間を確保する、しっかりとした栄養のある食事を摂る、適度に体を動かす。
心に休息を与えると同時に、このように体も労わり、自分の体への負担も解消してあげましょう。
体の負担が減ることで、心にも余裕が出てきますので、心も体も充電期間を作ってあげることが大切です。
まとめ
現代の社会ではどんな職業の人であっても、精神的にも肉体的にも負担を感じながら働いている人はとても多いですよね。
働いている以上、重い責任がのしかかってきますし、人間関係などの仕事以外のところでも、負担はたくさんあります。
そんな中で、一度燃え尽き症候群になってしまうと、完全に回復するまでにとても長い時間を要しますから、大切なのは、自分の小さな変化にいち早く気付き、燃え尽き症候群を発症する前に対策していくことになります。
そのためには、休憩や長期休暇を取ったりすることは必要ですし、いい仕事をするためにも、ぜひ自分を労わってあげてください。
今回お伝えしたことが、仕事で燃え尽きてしまうことの予防に、また燃え尽き症候群になってしまった時の対処・克服に少しでも参考にしてもらえたら幸いです。
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