仕事が劇的に捗るGTDという思考法とは
GTDとは、getting things doneの略称で、日本語に訳せば「ことを済ませる」という感じの意味合いです。内容としては、仕事を効率的にこなす思考法、並びにその思考法をもとに作ったツールのことを指します。この考え方は多くの人に知られているというほど有名ではありませんが、少しでも仕事効率化に興味がある方の多くはご存知でしょうし、知らない場合は知っておくべきかと思います。
このGTDという考え方は非常に効率的で、また人々の心理的負担を軽減するという点で画期的な思考法だと言えるでしょう。また、GTDを実践するために必要な道具も最低限として紙とペンさえあれば実践できてしまいます。それでは、具体的な内容をご説明します。
GTDをより詳しく知る
GTDの思考法をまず簡単に説明してしまうと、 最初に自分の頭にある気になっていることを洗いざらい書き出します。次にその事象について対処すべきかどうかを判断します。そして、対処すべき事象についてどこを最終結果とするか、また最初は何から取り組むべきかを考えます。ここで終わらせたい所ですが、もう少し進んで最初に取り組むべき事象は家やオフィス、電車内などのどこで終わらせることができるか、また何時にするかまで決めてしまいます。
少し冗長な説明になってしまったかもしれませんが、まとめると頭の中にある「終わらせなければならないor終わらせたい事象に対して判断する」という感じです。もし私達の仕事、やることが1つだと安心して取り組むことができますが、現実の世界でやることが1つなんてことはまずありません。
仕事に行く前であれば洗濯をしなければいけないかもしれませんし、子供の送り迎えもあるかもしれません。仕事であれば取り組んでいるプロジェクトに関して言えばマーケティングプランの作成だけでなく、営業先にアポ取りをしないといけないこともあります。常に複数のやるべきことが私たちの頭の中に存在していて、それが十分に可視化できていないために莫大な量の仕事に取り組まなければいけないように感じて言いようのない不安感に襲われるのです。
GTDではその頭の中を浮遊しているやるべきことを全て書き出して可視化して不安感を取り除きます。そして事象のそれぞれに対していつ、どこで、どうやって対処するかを決めておくことで更に不安を取って実際に事象を終わらせていくのです。
GTDを実践してみよう
GTDの具体的な手順をまとめました。この通りにあなたのタスクを進めて完了させていってください。
1.まず頭の中にある事象を全て書き出す(セーターを買いたいとか、上司を飲みに誘うとかも含め)
2.その事象は対処すべきか、行動するべきか判断する(興味があっただけで行動する必要がない物は消去する、もしくは保存しておく)
3.その事象に対して取るべきことは1つか複数かを判断する(複数であればここでプロジェクトを立てて順序毎に分けて1つの事象の集合体としてまとめる。事象がもともと1つであれば次へ。1つとは例えばあるPDFファイルをコピーしておく、とか野菜を買うとか)
4.それは2分以内で完了できるものか判断する。完了できるものであればこの時点ですぐに実践する。
5.その事象は自分で取り組むものか、他人に任せるものかを判断する
6.期限は決まっているかどうかを判断する
7.いつ、どこでするか、またどのくらい時間がかかるか判断する。
面倒であればアプリ、ツールに任せよう
GTDは素晴らしい思考法ですが、作業に慣れるまでに時間がかかるために挫折する人が多いです。実際、紙とペンでも実践できますが、ここは習慣化のためにもスマホアプリにまかせてみましょう。GTDのアプリはiOSのみですが販売されています。高価ではありますが、本当に仕事に効率をもたらしたい方にはオススメです。もしくはパソコンで使えるようにソフト版も出ているのでそちらもオススメします。
仕事はより効率的にこなしていこう
仕事は効率的に行って、自由な時間を確保するのがデキるビジネスマンの最低条件です。と言いたいところですが、どうしても人間の意志だけでは効率的に仕事を管理していくことは難しいです。なので、このGTDという思考法、並びにツールを駆使してさらなる効率化を目指していけば必ず自由な時間は生まれてくるはずです。ぜひ試してみてください。
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