あなたは自分で自分の頭が固いと思っていますか?
それとも柔らかいと思っていますか?
頭が固いと、会社でも周囲の同僚や上司から「融通がきかない」「機転が利かない」と言われてしまいますし、そういう印象を持たれてしまうと、いくら頑張って仕事に取り組んでいたとしても自分の評価もあげることができません。
また、考えが凝り固まってしまっていると発想の転換ができませんし、固定観念や思い込みのせいでネガティブになりがちだったりするので、目の前にきたチャンスにも気づくことができなかったり、チャンスがきたことはわかっていても行動することができずに見逃してしまったりします。
頭が固いと頑固な考え方しかできなくなるので今の自分から脱却することができずに、ずっと今の自分に縛られたままになってしまうのです。
逆に頭が柔らかいと柔軟に考えることができるので、すぐに面白いアイデアが浮かんできますし、イレギュラーにも対応できるので嫌なことを受け流すことがでます。
また、自分の考えに固執することもなく、他人の考えも理解して取り入れるので、物事を色々な考え方から見ることができ、ポジティブで前向きな気持ちで過ごすことができます。
その結果、人生の波に上手に乗っていくことができるわけなのです。
そこで今回は、頭の固い人の特徴と頭を柔らかくする方法をお伝えしますので、自分の頭が固くなっていないかもチェックしてみてください。
頭が固いということは、特にクリエイティブな仕事をしている人にとっては死活問題にもなりますので、頭を柔らかくしていきましょう。
頭の固い人の考え方の特徴
ゼロかイチかで考える
ゼロイチ思考とも呼ばれている頭の固い人の考え方なのですが、ゼロイチ思考といううのは簡単にいうと「ありかなしか」「成功するか失敗するか」「好きか嫌いか」「損か得か」のような二者択一の考え方をどんな時にも適応する考え方です。
新しいことに挑戦する機会がやってきても、ゼロイチ思考で考える人は自分が得をしそうか損をしそうかしか考えることができないので、得をすると思えばやるし、損をすると思えばやらない。
こういった考え方が、ゼロイチ思考と呼ばれています。
もちろん損をすることがわかっていて、わざわざ損をしにいく必要はないのですが、実際に経験もしたことのないようなことを自分の頭で考えて、本当の結論を出すことは不可能ですよね。
簡単で単純なことでしたら得をするか損をするかはわかりますが、経験していく中で後から「得をしたな」と思えることもたくさんあります。
ですが、ゼロイチ思考でしか物事を考えることができないと、少しでも損をしそうだと思えば挑戦してみることをしないので、経験も積むことができずに今の自分の状態をキープすることしかできないのです。
何かの選択を迫られた時には、最初は損をしそうだけど、長期的に見れば得をしそうなこともたくさんありますが、ゼロイチ思考でしか考えられない人は、短期的にみて「損か得か」という視点でしか考えられないので、最初に得して、長期的に見れば損をするというような選択をしがちです。
全て固定観念を元に考える
頭の固い人は自分の頭の中で、「この場合はこう」という考えが出来上がっていて、その自分の考えが正しくて間違っていないと信じているので、他の考えを探そうとしません。
そして全ての物事に対して自分の固定観念を元に考えるので、一方向からしか物事を捉えることができないのです。
例えば、お金持ちになることが幸せだと考えていたら、「玉の輿は幸せ」「大企業に入社できたら幸せ」というような捉え方でしか考えられないのです。
でも実際は、見事に玉の輿をつかんだ女性でも、色々なしがらみに気疲れしていたり、愛情がなくて毎日が憂鬱になっている人もいますし、逆に玉の輿でなくても家族の仲が良くて毎日楽しい気分で過ごしている人もいます。
しかし、頭の固い人は、玉の輿じゃなければ幸せになれないとしか考えないですし、玉の輿をつかんでも幸せになることができないかもしれないということが理解できないのです。
大企業に入社したけど辞めたいと思っている人がいたとしても、そんな幸せをつかんでるのになんでなんだろうと考えます。
頭が固いと、このように自分の固定観念でしか、物事を捉えることができなくなってしまうのです。
頭を柔らかくする方法
頭を柔らかくするには、自分の固定観念や考え方、他人から聞いたことを鵜呑みにせず、とにかく自分の頭で考えて答えを見つけるように訓練することです。
柔軟な発想ができる人は、普段から様々な角度から考えてみる癖を持っていますし、今まで自分が使ってきた自分の考えを全て捨てて、新しく考えてみたりもしているのです。
自分が思いつくままに、普段から自由に考えていく癖をつける。
このように考える訓練をする以外、頭を柔らかくする方法はありません。
自分の考えを捨てて他人の意見を聞き入れることは抵抗があるかもしれませんが、これを訓練していくことで凝り固まった固い頭をストレッチすることができます。
また、答えは一つとは限らないので、自分で「こうだ!」と思った考えができきた時にはその答えを否定し、逆から考えてみるなども有効ですよ。
そうやって色々な考え方ができるようになると、新しい世界にも足を踏み入れていくことができるようになり、そこでの新しい体験や経験がまたさらに考え方のバリエーションも増やしてくれるようになります。
また、物を買う時は売る側の立場になって考えてみたり、人に何かを教える時は教えてもらう側の立場に立って考えてみたり、何か試される時は試す側の立場になって考えてみる。
そんな習慣を付けていくと考えることがどんどん出てくるので、頭を柔らかくする訓練のネタにも困りませんよ。
まとめ
時代の流れはどんどん早くなっていっているので、頭が固いままでは時代に取り残されてしまって、仕事で成果を全く出せなくなってしまうかもしれません。
今後も時代のスピードは上がっていくはずですので、「頭の固い人の特徴に当てはまっているかも?」と感じたなら、取り残されないように今のうちから固い頭を柔らかくしておきましょう。
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