毎日、問答無用で繰り返される深夜まで及ぶ残業、、、
しかも残業代が少しもつくことがなく、当たり前のようにサービス残業。
終電で家に帰れればいい方で、コンビニで簡単な夕食を済ませ、
シャワーをサッと浴びて、また次の日も朝から深夜まで働く。
職場の人間関係は、仕事に追われてばかりでギスギスしているし、
ちょっとしたことで罵倒され、週に1度の唯一の休みの日にすら、
私用のスマホに仕事のダメ出しメールが届く。
仕事で作業している横にストップウォッチを置かれ、
常にプレッシャーをかけられて、、、
もう限界だ!転職しよう!
転職さえすれば、あとはなんとかなる!
このように決意して転職活動に励み、
無事ににホワイト企業といわれる会社に入社することができても、
それだけで幸せなサラリーマン生活が送れるとは限りません。
というのも、いくら会社自体がホワイトであったとしても、
自分の配属された部署の上司がブラックだと
その部署だけがブラック化しますし、
また不幸な目に会ってしまうかもしれないからです。
今回はホワイト企業に潜むブラック上司の特徴と、
ブラック上司への対策をお伝えしますので、
ぜひ参考にしてみてください。
ブラック上司の実態とは
サービス残業は許されず、残業は毎月多くても合計36時間まで。
それ以上の残業は、自分から進んで残業したいと言ってもできないし、
有給休暇も消化することが義務付けられている。
そんな世間から羨ましがらるホワイト企業を自分が選ぶことはできても、
自分の上司を選ぶことはできません。
もちろん、良い上司の下につくことができれば、
仕事もプライベートも充実した毎日を送ることができるでしょうが、
会社がホワイトでも上司がブラックであれば、
転職する前のブラック企業と同じ働き方をする羽目になります。
上司の指示や態度によって、会社に残って残業することはできないので、
結局は家に仕事を持ち帰ることでサービス残業のようになり、
有給休暇も自分の希望通りに取ることができなかったりするのです。
せっかくホワイト企業に入社できても、これでは悲しいですよね。
叱り方に表れるブラック上司の特徴
間違った時にはしっかり叱ってやる気を引き出し、成長させてくれる。
このように部下を育てる意欲を持ち、
上司としての姿を理解した叱り方をしてくれる上司はもちろんいますし、
そのような上司の元で働くことができれば幸せですよね。
ですが、ブラック上司の場合は、ただ感情に任せて叱ったり、
自分の機嫌によって態度がコロコロ変わります。
ブラック上司の叱り方の特徴をご紹介しておきます。
人前で叱る
学生の頃に部活動をやっていたりすると、
みんなの前で叱られた経験がある人もいるかもしれません。
しかし、この学生の時の部活動のノリを社会人になっても、
まして上司になっても持っているのがブラック上司です。
学生のことの部活動の場合は、みんなの前で叱ることによって
周りのメンバーも気を引き締めるように注意しないといけない、
と思わせる効果がありますが、
社会人になった相手を叱る場合には、人前で叱るのは逆効果です。
というのも、会社では、部活動のように同じような年齢でもなければ、
経験もそれぞれで、同じことをしている人でもないわけです。
それなのに、他の人がいる前で叱られるとプライドが傷つきますし、
怒られた方は恥ずかしさと悔しさでいっぱいになります。
ですから、朝礼や同期のいる前で叱る上司には要注意です。
ブラック上司の場合は、自分がそうやって叱ることが、
部下に対してどのような影響を与えるのかを
分かっていない可能性があります。
ミスは恥ずかしいものですし、ミスをしたこと自体、
もうすでに辛いと思っているものです。
それを人前で公表しても、部下を精神的に追い詰めていくだけですし、
部下に必要以上のプレッシャーを与えるとさらにミスが発生します。
精神的に追い詰められると頭が働かなくなりますから、
人前で叱られて良いことは一つもありません。
叱った後にフォローしない
大きな失敗をした場合は、もちろん、きつく叱られることもありますが、
良い上司は叱った後に部下の様子を見ています。
反省していればそれ以上は終わったことにネチネチ言いませんし、
叱られたことでプレッシャーを与えすぎないように、
部下の様子を観察して落ち込まないようにフォローをします。
「俺も昔は同じようなミスをして叱られたこともある。」
「これから改善していけると信じているし、期待している。」
良い上司の場合は、叱られることで落ち込み、
仕事へのモチベーションも下がってしまうことを知っているので、
少し時間を置いてから、
このような前向きになれる言葉をかけてくれるのです。
この逆に、ブラック上司の場合は、感情に任せて叱り、
部下のことを細かく見ていないので
叱った後に部下をフォローをするようなことはありません。
人格を否定する
〇〇大学を出てて勉強が得意なのに、こんなこともできないのか!
お前は顔と性格が悪いからミスばかりするんだ!
ミスしかしないお前は会社を食い物にしているだけの給料泥棒だな!
このような言葉を使い、上司が部下の人格を否定するモラハラは、
部下にデメリットしか与えません。
叱ることは同じ失敗をさせないために叱るのであって、
人格は仕事のミスに関係のないものです。
モラハラは仕事のミスに関する注意ではありませんので、
人格を否定するような上司はブラック上司です。
部下への態度に表れるブラック上司の特徴
できる上司であれば、どんな部下がきても仕事で成果を出させますし、
それまで仕事がイマイチできていなかった人に対しても、
教育をし育て、仕事ができるようにします。
そんな上司の元で仕事ができれば、生き生きと仕事ができますが、
逆にブラック上司の元にいれば、自分の評価も上がらないばかりか、
やりがいのある仕事をさせてもらうこともできない可能性もあります。
ブラック上司の、部下への態度に現れる特徴をご紹介しておきます。
仕事を教えない
部下が仕事の質問をしてきても答えることもなく、
「仕事というものは自分で考えて取り組むものだ!」
このように言って部下が何をすべきか教えないブラック上司がいます。
上司が部下に仕事を教えないというのは、
自分の仕事が取られたら怖いという保身からくるものですし、
パワハラにおいても「仕事を与えない」という手段があります。
部下の教育をしないのは仕事を与えないのと同等です。
何をしていいのか分からない状況下ではモチベーションが下がり、
部下は自分のスキルが上がっていかない事に不安が膨らんでいきます。
しかも、このような上司に限って、仕事を自由に行っていると、
仕事内容に口出しをしてくることはよくあります。
責任を部下に取らせる
部下の責任をとることも上司の仕事のうちの一つですし、
責任を取るために役職が付いているのですが、
部下がミスをした時に、
全ての責任を部下に負わせようとする上司もいます。
他人のやったミスの責任を取ることは誰でも嫌なことですが、
責任を取るという仕事を放棄した、意識の低い上司の元だと
のびのびと仕事をすることができず、
部下は仕事でミスをすることを恐れてしまい、
求められていること以上の仕事ができなくなります。
部下をいいように使う
上司は仕事を部下に与え、責任を持って監督をすることが仕事ですので、
仕事量において上司が部下よりも多少ラクをすることは当然です。
部下がミスをした時にはフォローしないといけませんし、
様々なイレギュラーに対応するためにも
部下と同じような仕事量はこなせません。
しかし、部下には休憩を取ることもできないような
膨大な量の仕事を与えて、自分は近所のカフェに出かけて行ったり、
仕事をせずに、タバコを吸ったりスマホでゲームをする。
自分の上司がこのようなことをしているようなら、
部下の仕事に対してのモチベーションも上がりません。
最悪のブラック上司です。
まとめ
ブラック企業に勤めている時に、
このようなブラック上司の元で仕事をしなくてはならなくなった場合は、
会社を辞めるという決断をすることは、
ある程度容易に考えることができますが、
せっかく転職してホワイト企業に入社できた場合は、
上司さえ変われば状況が変わるため、
すぐに退職する決断をすることはなかなかできないと思います。
ですが、ブラック上司がすぐに変わればいいですが、
今後数年間、上司が変わらない可能性も十分に考えられますし、
辛い状況に耐えていても、結局は精神的に追い詰められて、
ホワイト企業に転職できたにもかかわらず、
心身を壊してしまう可能性もあります。
ブラック上司にあたってしまった場合は、
いくらホワイト企業であっても、
精神的に追い込まれてしまっているならば、
会社にしがみついている必要はありません。
もっといい会社が見つかるかもしれませんから、
自分を守るためにも、もう一度転職活動を行いましょう。
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