起業家というと、響きもかっこよく、まさに「成功者」という感じがします。大勢の社員を束ねる大企業の社長、何にも縛られず、自分1人でビジネスも遊びも楽しんでいるスモールビジネスの経営者。あなたも憧れたりしますよね。しかし、誰でも簡単に起業家になれるということはありません。そこには努力も必要ですし、何よりも、向き不向きの特徴や性格もあります。行ってしまえば、「才能」ということです。今回は、あなたが起業家向きかどうかを確かめられるように、起業家に向いている人の特徴や性格をご紹介していきます。
起業で成功することだけが才能ではない
人によって特徴や性格によって、起業家への向き不向きがあることは先述しました。そして、残酷な現実なのですが、それらは才能の一種でもありますので、「起業家として成功したい」と思った人、100人全員が起業して成功できるのかと言えば、そんなことはありません。起業家向きの特徴や性格を持っている人は成功しやすくなりますし、起業家に向いてない特徴・性格の人の場合、どんなに頑張っても起業家としては成功できない可能性だってあります。
だからといって、悲観する必要もありません。起業家として成功する能力がなければ、別の部分にあなたの才能がある場合もあります。わかりやすい例で言うなら、起業家には向いていなくても、大企業の中で出世していく才能はあるのかもしれません。だとしたら、起業して毎朝起きてから寝るまで働き詰めになるよりも、大企業で出世して役員になり、仕事とプライベートを両立しながら高い年収を得る方が楽しくて充実した人生になると思いますよね。「起業家に向いていない=ダメ人間」ではなく、才能のある場所が別ということなのです。
後天的に才能を身に付けられる場合もある
しかし、あなたがもしも、「自分は起業家向きではないのは分かっている。でも、それでも起業家として成功したい」そう考えている場合でも、起業家として成功できる可能性があります。それは、才能には、先天的な才能(生まれつきの才能)と後天的な才能(生活や経験で身につく才能)の2種類があるからです。もともと起業家に向いていない場合でも、生活を変えたりすることで、後天的に起業家としての才能が身につく場合もあります。
では、そのためにはどうすればいいのか。まずは、起業家に向いている人の真似をすることから始めるべきではないでしょうか?そうしているうちに、あなたも起業家向きの特徴や性格に変わったり、マインドセットが身につく場合もあります。そこで、起業家として成功できる人の特徴を5つ上げていきますので、現在の自分と比べてみて、自分は起業家向きなのか、どうすれば成功できる側の起業家になれるのか、それらを考える上で参考にしてみてください。
起業家として成功できる人の5つの特徴
リスクを取ることができる
起業家になる場合、多くの場面でリスクを背負うことになります。まず、会社を辞めて起業すること自体がリスクですよね。他にも、どんな仕事、ビジネスで起業するのかによっても違いが生じてきますが、たとえば、物販をするなら、物を仕入れるための資金や在庫を抱えることなどのリスクが生じますよね。起業家として成功したい場合、このようなリスクでいちいち怖じ気づいていたら、いつまでも先に進むことができなくなってしまいます。例えリスクがあっても、必要ならそのリスクを取ること、これが起業家には必要になってきます。
素直さ、謙虚さがある
これは起業家というよりも、成功者全般に当てはまる共通点かもしれません。素直な人、謙虚な人というのは、他人から応援されやすかったり、可愛がられたりします。「起業家」というと、なんとなく1人で何でもできる人というイメージを持ってしまいますが、そんなことはありません。クライアントやお客さんとのお付き合いがありますし、同じ業界の人とのお付き合いもあります。その時に、クライアントや他の起業家さんに気に入ってもらえるかどうかで、勉強できる内容が変わってきますし、成長のスピードが大きく違います。偉くなる人ほど、素直で謙虚なのです。
数字に強い
起業をすると、さまざまな数字と向き合う必要が出てきます。「売上」「経費」「利益」、、、会社員なら経理部など、数字を見る部署に行かなければ、そんなに数字と向き合うこともありませんでしたが、自分で起業をするなら、それらも全て自分で管理することになります。ここで言う数字に強いとは、微分積分やら無限数列やらと難しい数学の問題が解けることではなく、簡単な四則演算を素早く頭の中で行えることです。
感情ではなく、利益で物事の判断ができる
起業して成功できる人は、ビジネス、仕事については自分の感情を持ちません。たとえば、お店の内装を決めるとき、「私はこの色が好きだから、、、」と決めるのではなく、「お客さんの視点なら、この部分はこの色の方が居心地が良くなるし、、、」と、自分の感情を持ち込まず、お客さんや、売上の視点で物事を決めていきます。極端な話ですが、起業家として成功するには「サイコパス」としての一面が必要だと言われることあります。
強い好奇心を持っている
起業家だけでなく、成功者全般に言えることなのですが、非常に好奇心の強い人が多いです。たとえば、お客さんとお話をしていて、会話の途中でいきなり「カエルの手の指って何本かわかりますか?」と訊かれた場合、大体の人の指の数なんてわかりませんよね。それは成功者だろうとそうじゃなかろうと関係ありません。ただし、成功する側の人間は、こんな風に気になったことを「気になる」のままでは済ませません。ノートの端にメモをしたりして、後から検索をしたりして、調べるのです。不思議なことに、後日同じカエルの指のことを同じ人に質問した場合、しっかりと調べて答えられるようになっている人と、そうでない人では、年収に大きな差が開いているようです。
まとめ
このように、起業家として成功できる人にはさまざまな特徴がありますが、そのどれもが難しいことではありません。普段の習慣などで十分に変えられることばかりです。自分は起業家向きなのか、そうではないのか。たとえ起業家に向いていなくても、起業する人生を選びたいのか。しっかりと判断して、自分の人生を歩んでいきましょう。
あなたが起業家としての人生を歩んでいこうと思うなら、きっとこの本が役に立つでしょう。
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