社会人になって、まず最初にやってくる社会の壁といえば、
自分と違う世代の初対面の人との話題に困って、会話がうまくできない、、、
ということではないでしょうか?
学生の頃は、学校での生活はもちろん同世代の人たちと生活しますし、
アルバイトに行っても年齢がほとんど同じ人と交流していることが多く、
様々な世代の人と話をする機会はほとんどなかったので、
他の年代の人たちとコミュニケーションが取れなくても
それによって困ることはなかったかも知れません。
しかし社会人になると、職場にはもちろん様々な世代の人がいますし、
営業先、交流会、セミナーなど、今まで交流をしたことのなかったような、
立場や世代の違う人と接する機会が増えてくるので、
どんな世代の初対面の人とでも、
しっかりとコミュニケーションができる必要が出てくるわけです。
営業先で対応してくれた初対面の人と、まともに話ができなければ、
商談がうまくいくはずもありませんし、
上司と2人で行動する時にも何を話しても盛り上がらず、
会話がなくなってしまえば気まずくなりますよね。
仕事でもプライベートでも、どんな世代の初対面の人とでも
すぐに打ち解けるようになれば、こんなに楽しいことはないですし、
コミュニケーションが上手になれば、
それに伴って仕事でも成果が出せるようになります。
初対面での会話が苦手でも、誰でもすぐに初対面の人と仲良くなれる
会話のコツをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
笑顔を心がけること
まず、覚えていてほしいことは、初めて会って話すことに緊張しているのは、
自分だけではなく相手も同じだということです。
初対面で緊張しない人なんていませんし、初めは警戒心を持って接し、
相手はどんな人間なのか不安に感じるので探ろうとします。
そんな時に怖い顔をして話しかけたら余計に警戒されますし、
仕事のために会っているのであって、
仲良くするために会っているわけではないので、
相手から積極的に打ち解けてきてくれることはないわけです。
緊張は自分だけが相手に対して一方的にしているのではなく、
相手も自分に対して抱いているものですから、
お互いに緊張して怖い顔をしていると、会話が弾んで打ち解けるどころか、
最初にどんなことを話しかけて会話を始めればいいのかすら
なかなかつかむことができません。
ですので、初対面の人と会話をする時にまずすべきことは、笑顔を心がけること。
こちらが笑顔でいれば、相手の警戒心も和らぐので会話を切り出してくれますし、
自分が笑顔を作ることで、自分の緊張した気持ちをも和ませてくれます。
相手の緊張や警戒心がある時に、自分がいくら一生懸命になって話かけても、
会話のネタはすぐになくなりますし、会話が盛り上がることはありません。
相手との会話を楽しく、スムーズにできる雰囲気を作るためにも、
たとえガチガチに緊張していたとしても笑顔でいるように心がけましょう。
また、第一印象は、出会って3~7秒で決まると言われていますので、
そういった意味でも笑顔でいることはかなり重要です。
Yes/Noだけで話を終わらせない
笑顔を持って相手の警戒心を和らげて、会話を始めることができても、
質問に対して「はい」「いいえ」だけで答えてしまうと、
お互いのことをよく知っているわけでもないので、
すぐに会話のネタがなくなって、沈黙してしまうことになります。
とはいえ、友達と話しをするときのように、
あまりフランクになんでも話すことはもちろんできませんので、
会話の中で質問を受けた場合には、「はい」「いいえ」の後に
一言、自分の意見などを付け加えて相手に返すようにしましょう。
そうすれば、相手に自分がどんな人間なのかを伝えることができますし、
相手に対して自分からオープンな態度をとることで、
さらに警戒心を和らげることができ、会話が弾みやすくなります。
また、こちらから質問するときにも、質問だけを繰り返していると
相手は尋問を受けているかのような感覚になり、不快になりますので、
「私はこうなんですが、○○さんはどうでしょうか?」といったように、
自分の話も入れながら相手に話題を振っていくことが重要です。
上司から「昨日の休みは何してた?」と聞かれた時にも
「家で溜まってた洗濯や掃除してました」というように、
ただ質問に答えるだけだと、それだけで会話が途切れてしまいます。
基本的に、相手が聞いてくる質問は、自分が聞かれても良い質問です。
ですので、「これを聞くのはプライベートなことだし、どうしようかな、、、」
と悩まなくても、相手に聞き返えしても大丈夫ですので、
上司にも同じ質問を重ねて聞き返しましょう。
会話に困らないためには、話を終わらせないための努力をすることも必要です。
このように、きちんと反応して話をすることによって
相手にちゃんと話を聞いているという姿勢を見せることができ、
相手の信頼感や安心感を得ることができるので
会話をスムーズに進めることができるようになります。
自分を大きく見せない
自分の自信のなさから、初対面でついやってしまいがちなことに、
自分を大きく見せようとすることがあります。
「相手に舐められてはいけない、できないやつだと思われてはいけない」
このような感情を持ってしまうことで、
余計な見栄を張って自分を大きく見せようとしてしまうのですが、
見栄を張っても貼らなくても、
特に新社会人の場合は相手に自分の実力はバレています。
それなのに、出会ったばかりで自慢話をされたりしても、
すごいと思われないどころか、自分の印象を悪くしてしまいます。
第一印象は非常に大切なもので、その後の関係に大きく影響を与えます。
第一印象で相手に悪い印象を与えてしまうと、その後にいくら挽回しようとしても、
相手に与えた最初の印象に引っ張られて、好印象をもってもらい難く、
反対に、最初に好印象を持ってもらえさえすれば、
その後に多少失敗をしたとしても、同じように最初の印象に引っ張られて、
好印象がそのまま保たれるということが起こります。
ですので、自分を無理に大きく見せようとせず、
最初はとにかく笑顔を意識して、謙虚な態度で接していきましょう。
無理をして、自分の実力以上に大きく見せることを考えなければ、
話すときに余計なことを考えなくてもいいので自然に話すことができ、
初対面の人と会話をしていても緊張しにくくなります。
逆に、最初から自分のダメなところや足りていない部分をさらけ出した方が、
裏表のない人だと思ってもらえますし、
自分をさらけ出すことで相手から信頼され、印象は良くなりますよ。
まとめ
どれも簡単なことですが、初対面の人と会話をする時には
非常に重要で効果的なことです。
出会って3~7秒で決まると言われている第一印象を良くするだけで、
世代や立場が違っても、簡単に警戒心を解くことができ、
会話をスムーズに行える状態にすることができます。
そういった状態を作ることができれば、あとは相手の話を真剣に聞き、
会話を続けようと努力するだけで、自然に簡単に会話は続きますし、
初対面の人とでもすぐに打ち解けることができるようになります。
コミュニケーションが上手になって、仕事でも成果を出すためにも、
ぜひ実践してみてくださいね。
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