大人の勉強は学生時代の勉強とは異なる
あなたは大人になってからも勉強をしていますか?勉強と言えば、学生時代をイメージする人が多いですよね。テスト前に必死で行った丸暗記、興味はないけど、受験で必要だからと嫌々おこなった勉強、そんなことをイメージしますよね。ですので、もしかしたら、大人になってからの勉強というと、「なんでせっかく大人になったのに勉強なんかしなきゃいけないの?」と思っちゃうかも知れません。もしくは、「毎日の仕事や生活で精一杯で、勉強なんてしてられないよ」と思っているかも知れません。
しかし、私たちがビジネスで成功をおさめたり、人生をより良く生きるためには勉強を続けていくことは欠かせません。今回は、そんな大切な大人の勉強をしていく上で大切なことや注意するべきこと、コツなど、大人の勉強のやり方・方法をご紹介していきます。
大人の勉強の大前提
まずは、勉強をするにあたっての大前提です。勉強をする方法には、本を読んだり、セミナーに行って人の話を聞いたり、さまざまな方法があります。その全てにおいて共通することが、「理解できない、納得できない理由を自分に求めること」です。本を読んでいて分からない箇所があれば、「これ説明不足じゃん、ちゃんと書いて欲しいな」と思わずに、「こんなことも分からないんじゃ、自分はまだまだだな。もっと勉強しなきゃ」と思えることが大切です。
実際に人と話しているときに自分の考えと違うことを言われた場合にも、「え、でも、、、」というのではなく「なるほど!」と一旦うなずいてみることが大切です。この「なるほど」という言葉が大切で、教える立場の人間からすれば、「でも」「だけど」を連呼する人よりも、「なるほど」「もっと詳しく教えてください!」と言う人の方に教えたくなりますよね。特に20代など若い場合には経験もスキルも足りず、ほとんどの場合自分の考えの方が間違っていますので、とりあえず相手の言ったことを素直に受け入れることが大切になってきます。
知識よりも気付きが重視される
学生時代の勉強はほとんどが暗記でした。数学や物理など理系の勉強は暗記ではなく考える勉強だと言われますが、実際にやっていたことは、公式や模範解答の暗記に過ぎませんでした。学生時代はテストで点数を取ることが全てだったので、暗記した量が全てでしたが、大人、社会人になってからの勉強は他のことが求められます。それが「気付き」です。インターネットが普及した現代では、知識は簡単に、いつでも、無料で検索できるようになりました。雑学が豊富で、暗記力に自信がある人でも、Googleの情報量には叶わない時代です。
しかし、コンピューターやGoogleがいかに情報量に優れていても、人間に叶わないことが1つあります。それが、「気付き」です。例えば、野菜の切り方や魚の捌き方などはパソコンやスマホで検索すればいくらでも出てきますが、そこから新しい料理のレシピを生み出すことはできませんよね。コンピューターは1と1を足して2にすることはできますが、0から1を生み出すことはできません。学生の時はコンピューターのように知識量を増やすことを求められましたが、大人になってから求められるのは、0から1を生み出す「気付き」の方になります。
テストの点数よりもお金になるかどうか
先述しましたが、学生時代の勉強の目的は、とにかくテストで高い点数を取ることでした。しかし、大人になってからもそれを続けていては、落ちこぼれの人生を歩むことになります。なぜなら、大人になってからは、「お金」になるかどうかが全てだからです。では、お金になるとはどういうことか、それは、「人に価値を提供できるかどうか」ということです。
例えば、難しい本があったとして、その本の全文を暗唱できるようになっても、ハッキリ言って何の役にも立ちませんよね。学生時代は暗唱のテストもありましたが、大人になってからは意味がありません。でも、難しい本の内容を、別の分かりやすい言葉に置き換えたり、他の手段で説明できたら、それはその本の内容を理解出来ない人にとって価値があります。具体的な例で言うと、最近多くの出版社が自己啓発やビジネスの名著をマンガとして出版していますよね。「7つの習慣」や「人を動かす」など、あなたも一度は見かけたことがあると思います。あれらの本は「マンガ」という分かりやすい形にすることで価値を提供できているから売れているんですよね。いくら7つの習慣を丸暗記できても、その内容を理解できていなければお金にはならないのです。
成功したいなら「知恵」にお金を払う
では、大人になってから効果的に勉強をするにはどうすればいいのでしょうか?その方法は、「知恵」にお金を投資することです。Googleで知識はただで検索することができるようになったと先述しました。みんながただで知ることができるので、それを暗記したからと言ってお金に変わることはありません。
しかし、本に書いてある内容や、セミナーで講師が話してくれる内容というのは、その人が0から生み出した、Googleで検索しても出てこない内容です。つまり、そこには価値があるのです。特に私たち日本人は、この「価値」や「知恵」という形のない物にお金を払うことに抵抗を示します。しかし、現実には、お金を払って本を読んだり、お金を払って人の話を聞くことができる人が成功しているという実態があります。「物」だけでなく、「形のない情報や知恵」にこそお金を払う、これが大人の勉強のコツであり、成功するための近道なのです。
まとめ
「丸暗記ではなくそこから得られる気付き」「テストの点数ではなくお金になるかどうか」「知恵や情報にこそお金を払う」これらが大人になってからの勉強のコツになります。より良い人生を歩んだり、成功するためには大人になってからも勉強することが必要になります。これらに気を付けながら、大人になってからも勉強を欠かさないようにしましょう。
コチラの記事もオススメです
↓
できる人になるために20代で苦労してでも身に付けたい3つの習慣
同じことで怒られる3つの原因とその対策
この記事へのコメントはありません。