何度も同じことを指摘されたり、怒られたりしていませんか?
あなたは会社の上司や先生から、同じことを何度も指摘されたり、同じことで何度も怒られたりしていませんか?「これ、前も言ったよな!」「何回同じことを言わせるんだ!」こんな風に怒られた経験ってありませんか?たしかに、人は1回ですべてを覚えることはできません。繰り返すことで覚えると言われています。しかし、社会に出て働くとなると、そんな流ちょうなことは言っていられなくなりますよね。
同じことを何度も指摘されていては、それを指摘してくれたり、怒ってくれる人の時間を奪ってしまうことになります。もちろん、自分に対して指導してくれる人ですので、その人が働く1時間と、自分が働く1時間では、同じ1時間でも相手の方が多くの仕事をこなせますし、仕事のクオリティも高くなります。それだけの損失を生み出してしまっているのです。また、同じ事を何度も指摘されることによって、何よりも、自分自身の成長を止めてしまうことになります。本来ならもっと多くのことを教えてもらえるはずなのに、自分でそのチャンスをみすみす潰してしまっていることになるのです。
では、同じことを何回も指摘されないようにするためには、どのような行動を取る必要があるのでしょうか?
前回と違う行動を取らないと次も変わらない
まず、大原則として、前回と同じ行動を取らないようにする必要があります。教えてもらって、そのことを寝る前に復習したり、実践せずに寝てしまい、翌朝に忘れていて怒られてしまった場合には、まずはその習慣、行動を変える必要がありますよね。この場合なら、眠る前に教えてもらったことを思い出したり、ノートに書き出してみたり、その場でできる行動なら、実際にやってみることができますよね。
その行動をとった結果、覚えることができずに怒られてしまっているわけですから、同じ行動や習慣を繰り返していても、次、また次と、同じことの繰り返しになってしまいます。前回とは違う結果を得るためにも、まずは自分自身の行動・習慣を見直してみて、それをその瞬間から変えていく必要がります。
何度も同じことを指摘される3つの原因とその対策
実は、人が同じことを何度も指摘されるのには、大きく分けて3つの理由がありました。その理由と対策を知っておくことで、どのような行動や習慣を変えていけばいいのかが分かりますので、その3つの原因、そして習慣をご紹介します。
理由や目的を明確に理解できていない
何度も同じことを指摘されても、その行動を徹底出来ていない場合、それをやらなければならない理由や目的が明確になっていない場合があります。たとえば、仕事で電子ファイルを扱っている場合、「ファイル名は、必ず先頭に日付を付けた形式で提出するように」など、ルールが存在する場合がありますよね。もちろん、ちゃんとした理由があるからそのルールが存在します。この場合なら、ファイル名の先頭に日付を付けることによって、いつのファイルかがすぐに分かりますし、日付からファイルを探す場合にも、探しやすくなるメリットがあります。また、名前別でファイルやフォルダを並び替えた際にも、順番に並べられるメリットがあります。
人は8回同じことを言われないと覚えられない
一般的な頭の持ち主の場合、何かを覚えるにはそのことを8回繰り返し言われないといけないと言われています。もちろん、これは一般的な頭の場合で、人によってそれより多く必要だったり、少なくて済む場合もあります。ただし、どちらにしろ、相手に何度も指摘されていては、前述したように、多くの損失を生みますし、自分自身のためにもなりません。それを防ぐためにも、1度言われて覚えられないと自分で思った場合には、自ら積極的に復習をするようにしましょう。8回言われないと覚えない頭なら、8回自分で自分に言い聞かせればいいし、10回言い続ける必要があるなら、10回復習すればいいのです。
出来なかったときの代償を準備して覚悟する
最後に、もし言われたことをできるようにならなかった場合の代償を準備しておくことも有効です。何度も指摘されてしまう場合というのは、「どうせできなくても、また教えてもらえるだろう」という考えが頭の中に残っていることが原因かもしれません。「次がある」と考えてしまうからいけないのです。ですので、これを防ぐためには、「もし次も同じことを言われるようなら、謝罪も兼ねて、その上司にランチをおごろう」など、お金が絡む代償を準備しておきます。人はどうしてもお金が絡まないと動こうとはしません。逆に言えば、お金を払うという代償を負うことで、その行動に対する覚悟を生むことができます。
まとめ
あなたに指導してくれる人のためにも、そして、自分自身の成長のためにも、1度教えてもらったことは1回で覚えてしまうのがベストですし、そうしなければなりません。もし、あなたが、同じことを何度も指摘されてしまうタイプの人なら、先ほどの3つの原因が絡んでいる可能性が高いです。ぜひ、今回の記事を参考に、同じことを指摘される癖を直してしまいましょう。
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