会社に入ってみたら、上司や先輩が意味不明の言葉を使っていて、何を言ってるのかわからない……。
学生の時はこんな単語、使わなかったぞ……?
などということが意外とあります。
上司や同僚に聞くのもいいですが、予め調べて覚えておいたほうが周りの評価も高いというもの。
そこで今回は、特に検索回数が多い10個のビジネス用語を解説します。
しっかり覚えて、職場でポカーンとしないよう、準備しておきましょう。
1 ドライブをかける
意味:【もっとがんばれ】
「drive」は乗り物を運転するなどの意味ですが、これが変化して【〜を動かす】という意味で使われるようになりました。
運転は「ドライブする」ですが、ビジネスでは「ドライブをかける」と使います。
「さぁ、ドライブかけて今日中に終わらせるぞ!」
2 ハレーションを起こさない
意味:【穏便に済ます】
本来は写真用語です。強い光の周囲が白くぼやけてしまうことを指します。
これが変化して「悪い写真になってしまうこと」「悪影響を及ぼすもの」という意味になりました。
「浮気はするなよ、ハレーションを起こしてしまうぞ」
3 ベネフィット
意味:【有益・利益】
英語のbenefitも同じような意味です。
逆に損失を意味する「loss」や「suffer」はビジネス用語としてはあまり使われません。
「そのプランじゃ、相手にベネフィットがないよね」
4 スキーム
意味:【計画の枠組み】
事業計画等の枠組みのことを言います。
同じような用語に、
フロー:【物事の順序や流れ】
プラン:【物事の計画や順序】
フレーム:【物事の枠組みのみ】
などもあります。
「そのプラン、前半のスキームが雑じゃないか?」
5 リバイズする
意味:【修正する】
英語のreviseも修正するという意味です。
「もう一度、万力で固定する」という意味から変化して「修正する」という意味になりました。
「資料のリバイズを命じられてしまった」
6 ペルソナ
意味:【ユーザー像】
そのサービスの利用者はどんな人なのか、を想定して設定された情報のことです。
その人物は何歳で、性別は何で、何が好きで、こんな仕事で、
と、仮想のプロフィールを設定したもののことです。
担当者たちがペルソナを共有することで、サービスの方向がぶれなくなります。
「このサービスにそんなペルソナは来ないだろ?」
7 アジェンダ
意味:【議題・検討事項・日程】
会議などの議題のことです。
アジェンダを見ることで、その会議がいつ行われて、何が話される予定なのかがわかるようになります。
似たような単語でレジュメというものがありますが、これは情報を要約したもののことです。
アジェンダは項目、レジュメは内容が書かれたものを指します。
「明日の会議のアジェンダを用意しておいてくれないか」
8 デフォルト
意味:【最初】
業界によって多少意味が異なります。
ビジネス用語としては「最初から」や「もともと」などの意味で使われています。
英語のdefaultは「怠慢」や「棄権」などの意味で用いられます。また金融業界では債務不履行という意味になります。
文脈などで意味が変わってくるので注意しましょう。
「俺、顔はデフォルトでいいはずなんだけど、モテない」
9 エビデンスを取っておく
意味:【証拠を残しておく】
トラブルになることを防ぐために、証拠を残すことです。
お互いの共通見解は「コンセンサス」という言葉を使います。
「そう言っても、エビデンスが無いんだからどうしようもない」
10 コンプライアンス
意味:【法令を遵守する】
法令を遵守することを言います。【CSR】も似たような意味ですが、法律よりももっと広い道徳的な意味になります。
「外で取引先の話するんじゃない、コンプライアンス意識が足りないぞ」
まとめ
先輩や取引相手が何を言っているのか分からないようでは仕事になりません。
日頃から知らないことを調べる癖をつけて備えておきましょう。
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