先達の賢人たちから多くのことを学ぶことができる、本。
本は読めば読むほど、それだけ多くのことを学ぶことができ、
そして世の中のことを知ることができます。
読書をすることで視野を広げることができたり、
読書を通じてその世界を疑似体験することによって、自分の感性を成長させることもできます。
知識をつけるためだけでなく、より良い人生をおくっていくために、
読書はとても価値のあることなのです。
ところが、最近では仕事が忙しく、1ヶ月に1冊も本を読まないという人の割合は
約50%にもなっているそうです。
インターネットのニュースサイトなどから情報を得ることができますし、
気になることがあれば、インターネットで検索すればなんでも情報を手に入れることができるので、
読書の時間を作るのも大変ということもあり、それで十分だと思っているのかもしれません。
インターネットでの情報収集の方がスピーディーにピンポイントで
情報を得ることができることは確かですが、
しかし、読書による情報収集には、それを上回る大きな価値があります。
というのも、本は一つのテーマについて深く掘り下げて書かれていますし、
そのため論理的に知識をまとめられた体系化を学ぶことができます。
読書を通じて、きちんとまとめられている情報に触れることは、
あなたが普段から行っているインプットやアウトプットの質を高めることに繋がるのです。
このように、読書には多くのメリットがあり、本を通じて得られるものはたくさんありますが、
残念なことに読書の習慣がある人は少ないですし、
忙しくて、読書をするための時間を確保できないという人は多いのです。
そこで、忙しいビジネスマンでも読書をすることができるコツをご紹介します。
速読する
そもそも時間が無い中で読書をするのですから、今までより早く読むしかありません。
つまり速読を身につける必要があるということです。
忙しくて読書をする隙がない!そう思っていても、
例えば、1時間読書に時間を取るのは難しいかもしれませんが、
どんなに忙しくしていても10分程度なら時間をとることはできるハズ。
読書が、10分で終わるとなると、読む気にもなってくるかと思います。
また、速読は普段、読書をする中で身につけていけます。
速読の方法はたくさんあるのですが、速読のための訓練をしなければ身につかないものもあり、
そもそも時間がない中で読書をしようとしているのに、
速読のための訓練に時間を使うことはできません。
普段の読書の際から速読を実践しやすい方法、
それは、要点を掴むこと重視で読むということです。
目次や小見出し、まとめページからなんとなく当たりをつけ、
読もうとしている本に書いてある内容や、筆者の一番言いたいことは何か、
ということだけに特化して読んでいく速読方法です。
場合によっては、目次や見出し、まとめページを見ただけで、
その本に書いてある内容があらかたわかってしまうかもしれません。
それはそれでOKですし、そこで読書を終えてしまっても構いません。
当たりをつけたら、当たりをつけたページやその周辺のページをザッとみていきましょう。
じっくり読まなくても見ていくだけで十分です。
スキマ時間で読書をする
通勤時間や待ち合わせまでの数十分などの隙間時間を少しづつ使っていくことで、
読書をする時間は大幅に作ることができます。
読書をしようと意気込むと、まとまった時間がとれずに、
なかなか読書ができないまま過ぎていきます。
スキマ時間を上手にみつけて、読書をする時間に当ててみましょう。
読書のために何時間も空けることはできなくても、
スキマ時間は誰でも持っているものです。
また、読書のためにたっぷりと時間が取れないスキマ時間のほうが、
10分、15分間だけという時間制限ができるので効率的に読書できます。
集中力の面でも、人間は元々長時間集中できないようになっているので、
このスキマ時間の活用は調度良く読書をすることができるのです。
というのも、一般的に集中力は、
グッと入り込んで集中できる時間・・・15分間
気が散らずになんとか集中できる時間・・・45分間
休憩を挟みながら、集中を持続させることができる時間・・・90分間
このように言われているので、
細切れのスキマ時間に何度も読書を繰り返すことは、
とても効率よく読書をすることにつながります。
ひと月に読む本の数を決めておく
スキマ時間を使って読書をしていくというと、
簡単すぎると思ってなかなか習慣化できないものです。
簡単すぎるからこそ、疲れたらサボってしまうし、
読書習慣を作るまでが意外と難しかったりします。
だから、ひと月に読む本の数を、ノルマのように決めてしまう。
目標をたてた部分から逆算してスケジュールを組み、
そこに向かってやるべきことをやっていくということは、
ビジネスマンなら誰でも行っていることです。
読書も同じように目標を先に立ててしまい、
そこに向かって行動できるようにしてみましょう。
ひと月に読む本の数をきめてしまえば、
あとは自分の読むスピードから目標の冊数を読み切るまでの
必要な時間が見えてきます。
そこまでできたら、あとはスキマ時間に当てはめていくだけなので、簡単ですよね。
自然と読んでいくことができるハズです。
読書も仕事と同じく、期限とノルマを設定し、
サボらず読める状況を作り出しましょう。
まとめ
読書というのは時間が必要で、身構えて取りかかるものだと考えていたかもしれませんが、
実はそんなことはなく、いつでも少しの時間で効率よく読んでいけるものなのです。
インターネットで情報をなんでも入手できる今でも、
読書から得られるものはとても多いもの。
紹介した方法を参考にして、ぜひ読書習慣を身につけてください。
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