職場の人間関係を自分で選ぶことができれば悩むこともないのですが、どこの職場にも「この人と一緒には働きたくないな、、、」という嫌われて孤立している人は一人ぐらいは必ずいるものです。
関わるとろくなことがないし、憂鬱な気分になってしまう、、、そんな人の行動や言動を見ていると、個人的に好きだとか嫌いだとかは通り越して、「会社にいらないのではないか」とか「クビにしてくれたらいいのに」と言うような考えになった経験のある人も実は多いのではないでしょうか。
職場で嫌われ孤立する人は「人として嫌われる態度」を、無意識に取っている可能性があり、しかもそのことに本人が気づいていないところに問題があるのですが、あなたは大丈夫ですか?
昼食に誘われない、他の人は声をかけられるのに自分だけ話しかけられることが少ない、、、といったことに心当たりがあるなら、要注意です。
自分が気づかないうちに、周りの同僚や後輩、先輩から嫌われて会社にいらないと思われる行動をとっている可能性もあります。
まさか自分は大丈夫だろうと思っていると、嫌われ孤立するだけでなく、会社にいらないと思われてしまいますので、以下にお伝えする、職場で嫌われ孤立する人の特徴に自分が当てはまっていないかをチェックし、もしも当てはまっているものがあれば、早急に改善するようにしましょう。
また、職場で嫌われ孤立する人がとる行動への対策もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
空気が読めないおしゃべり好き
職場には遊びに来ているのではなく、仕事をしに来ているのですから、仕事がしやすい環境であることが理想ですし、そのためには、お互いが集中して仕事に取り組めるための環境を作っていく必要がありますよね。
そんな中で、人の噂話などをずっと誰かに話しているようなおしゃべり好きな人がいたら、仕事に集中したくてもできませんし、イライラしてしまいます。
話をしている本人にしてみると悪気はなく、ただ話しをしているだけなのですが、仕事中に話を聞かされている方としてはうっとおしいですし、口が軽そうに思えて信頼もできません。
他にも、このような場の空気が読めない人は、大きな音をたてて座ったり、キータッチがやたらとうるさかったり、咳やくしゃみが激しかったりと、周りの人を無意識にイライラさせがちなので、注意するようにしましょう。
場の空気の読めない人は、日常の些細な振る舞いに意識を集中させながら生活することで、場の空気とは何なのかといった感覚が少しずつ掴めるようになり、周囲に配慮できるようになりますので、心当たりがあるのなら、試してみてください。
もしも、おしゃべり好きの人に話しかけられたら、同類だと思われないように適度にあしらってなるべく自分からは遠ざけておきましょう。
偉そうで性格がきつい
職場は競争社会のため、自分の優位性を誇示すべく、偉そうな態度をする人がいますが、偉そうで性格がきついと職場で嫌われ孤立します。
このタイプの人は、自分が作ったルールで他人を裁き、優越感を得ようとするのですが、自分のライバルが現われると、保身のために露骨に足を引っ張りますし、新人にキツく当たって自分の優位性を誇示しようとするので、人望がなくなるのです。
また、性格がきついと同じことを言っていてもきつくなりますし、職場の雰囲気も悪くなってしまいますので、よくありません。
しかも、こういった性格の人に何か言われた時に言い返すと、自分の優位性を誇示するために、さらに険悪なムードで関わってくるようになってしまいますので、なるべく当たり障りのないように接するようにしましょう。
何か言われた時にはとりあえず謝っておき、聞き流しておくようにすれば、仕事がやり辛くなることもありません。
感情を露骨に出して説教が長い
職場で感情的になってネチネチと長い説教をする人は、大人の対応ができない人で、本質的には子供の駄々と同じです。
職場で感情を露骨にすると周りの人にもストレスを与えますし、感情を露骨にした説教を聞かされると戦々恐々としてしまって、仕事へのモチベーションも下がってしまいます。
職場に良いムードも生まれませんから、結局仕事の成果も出ないようなってしまうのですが、子供の駄々と同じことをしてしまうぐらいですから、このことに本人はなかなか気づかないもの。
もしもこのタイプの上司などに説教をされた時には、深刻に受け止めていると自分の精神が持たなくなって落ち込んでしまい、仕事ができなくなりますので、適当に聞いているふりをしておきましょう。
誰もがこういった人のことは嫌っているので、適当に聞き流すことに罪悪感を持つ必要は、全くありません。
自分の仕事しかせず手伝わない
みんなが一つの仕事に向かって取り組んでいるのに、サボろうとしたり責任感がなかったり、自分に与えられた仕事は終わっているからそれ以上は、、、といった行動を取る人は、職場で嫌われ孤立します。
もちろん、余計なおせっかいは不要ですが、仲間が困っている時には手伝ってあげるという心を持つことで、職場の人からの信頼を得ることもでき、そしてそれが後々の評価にも繋がってくるものです。
ですが、自分の仕事しかしない人は、自分の与えられた仕事以上のことはやっても給料に反映されないからといった、唯物論的な観念が根底にあるため、上司から手伝うように命令されても平気で断ります。
このような人間味がない人が、職場で慕われるわけはないですし、注意しても自分の考えを改めようとはしない人が多いので、さりげなく注意する程度に留めておきましょう。
仕事が雑でミスが多い
大切な資料やファイルをなくす、メールを送っても読まない、約束を守らない、、、など、あらゆるところが雑で仕事ができない人も、一緒に仕事をしていて迷惑にしかなりませんので嫌われます。
もちろん、新人のうちならある程度は仕方ないと思ってもらえますし、一度注意されたことを何度も繰り返さないようにすれば良いですが、いつまでたっても仕事が雑であったりミスが多いと問題です。
一人で完結するような仕事は少なく、自分の仕事によって必ず誰かに影響が出るものですので、雑な仕事をされたりミスをされた仕事は、誰かがフォローしなくてはなりませんよね。
そうやって周りに何度も迷惑をかけていると、嫌われますし会社にいらないと思われても当然です。
このような人への対策は、とにかく徹底的に指導し、チームで何度も仕事の確認をしてミスを防ぐしかないでしょう。
他人に感謝ができない
仕事でミスをしない人はいませんし、誰でもミスをしてしまうものですが、ミスをフォーローしてもらった時に感謝ができないような、他人とのコミュニケーション能力がない人も職場で嫌われます。
他の人に感謝し敬意を払うということは人として当然のことですが、他人に感謝ができない人は、自分一人で世の中を生きている、という間違った認識を持っています。
このタイプの人は、自分のことしか頭になく、自分の言動が他人にどんな影響を与えているかイメージすることができないため、他人を軽視した態度を平気で取ってしまい人望を失っています。
感謝もしない、他人を軽視するような人を助けたいとは思いませんし、コミュニケーションが取れないと、何を考えているのかがわからず、余計に浮いた存在になってしまいます。
職場は仕事をしにくる場所であって、友達を作る場ではないので、仲良くなろうと気を使う必要はありませんが、最低限のコミュニケーションは仕事をする上で必要となりますので、話やすい雰囲気と最低限のマナーや挨拶は行うようにしましょう。
ネガティブ発言が多くやる気がない
仕事に対して文句や愚痴などのネガティブ発言をよくする人は、仕事へのやる気がないように思われますし、例外なく嫌われます。
職場は、精神的なストレスが多い環境ですし、少しでもポジティブな気持ちでいたいと思っている人が多いのに、その中で文句や愚痴を言っている人がいれば、聞かされた方はやる気が下がりますし、そうやって職場全体の士気も下がっていってしまいます。
また、文句や愚痴などのネガティブ発言をするような、仕事へのやる気が感じられないような人に近づきたい人はいませんから、だんだんと人が離れていき、孤立することになるのです。
仕事でミスをした時でも、やる気がある人は誰かがかばってくれますが、ネガティブでやる気がない人の場合は責められることになりますし、ネガティブ発言は絶対にしないようにしておきましょう。
まとめ
職場で嫌われ孤立して、会社にいらないと思われる人の特徴を紹介しましたが、職場で嫌われる人の本質的な共通点は1つです。
それは、自分のことだけを考えたり、自分の気持ち優先しすぎるあまり、相手への思いやりが欠如しているということ。
もちろん職場は仲の良い友達を作る場ではないので、必要以上に気を使う必要はありませんが、周囲に気遣いができたり感謝ができる人の方が、職場で慕われ、結果的に仕事の成果につながるものです。
職場で嫌われ孤立してしまっては関係を元に戻すことは難しくなりますので、そうなる前に、自分にも当てはまるところがないかを、客観的に一度見つめ直すようにしておくようにしておきましょう。
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