社会人になると学生の頃と比べ、人前に出て話をする機会が増えてきますが、、、
人前で話すことが苦手だという人も多いのではないでしょうか。
会社でプレゼンをする必要があったり、結婚式のスピーチや二次会での進行役を頼まれたりと、何かと人前で話をする機会は増えてくるものですが、いざ人前に出ると、話すことを事前に念入りに考えていたにも関わらず、頭が真っ白になってしまって言葉が出てこなくなったり、声が震えてしまって焦ってしまって余計にしろどろもどろになってしまったり、考えていたことの半分も話すことができずに終わってしまったり。
このように、人前で思うように話すことができずに悩んでいる社会人も、多いですよね。
あがり症には、軽度から重度までさまざまな状態がありますが、政治家や芸能人、大勢の前で流暢に話をしているセミナー講師などでも、やはり同じように緊張はしています。
そもそも大勢の人前に立って話すことに緊張しない人はいないと言われていますし、その原因をきちんと分析し、簡単な練習をつんで、ちょっとしたコツを掴めば必ず人前で話すことは苦手ではなくなるのです。
人前に出るのは苦手だからスピーチは断ろう。
なるべくプレゼンはしなくていいような流れに持っていこう。
そうやって考えていても、社会人であればいつかは必ず人前で話をする機会は訪れるものですので、人前で話をすることから逃げ回っていないで、早いうちにあがり症を克服するようにしておきましょう。
あがり症で緊張してしまう理由
人前で話をする時に頭が真っ白になって緊張してしまう原因は、周囲の視線を意識したり、焦りを感じたり、不安を感じたりするなどの心理的な現象であり、脳のメカニズムにあります。
「あがり症は場数を踏んで経験を積めば改善される」ということも言われたりもしますが、人と話すと心拍数が上がる、声や手が震える、汗が出てくるなどの症状は、「対人不安」から生じているものですので、緊張した状態のままでは、どんなに場数を踏んでスキルや経験を積んでもあがり症を改善することは難しいとも言われています。
この、厄介に思えるあがり症ですが、実は脳が正常に働いている証拠とも言えるもので、生命維持のためのセキュリティ機能が、人前で話をすることのストレスから精神を守ろうとする働きによって引き起こされているものなのです。
ですので、人前で恥をかきたくない気持ちが強かったり、失敗や失言を恐れたり、人によく思われたいという気持ちが強いなど、他人の評価を常に意識している人は、あがり症である人が多いです。
あがり症と人前で話す苦手意識を克服する方法
人の目を気にしない
他人の目や他人の評価を気にしてしまうから、余計に緊張してしまうことになるので、他人の目を気にしないような態度を身につけるようにしましょう。
全ての人から賞賛されることは不可能なことですし、どんなに完璧なことをしても、人の考えや意見は様々ですから、批判されることは当然あります。
人前に立って話をする時には、自分の姿や話している内容に、全員が集中して見ているように感じますが、そんなことはありません。
中には自分が話していることが頭に入ってこないぐらいに全く別のことを考えている人もいますし、自分が感じているほど他人は自分のことを見ているわけではないのです。
人前で話をする時には、「話している内容など真剣に聞かれていないし、聞かれていてもすぐに忘れられる」というような開き直った考え方を持って、気持ちをリラックスさせるようにしましょう。
実際どんな時でも、それほど他人の目は自分に注がれていないものですし、自分の話した内容は軽く聞き流されていることも多いものです。
目先のことだけを考える
プレゼンや結婚式のスピーチが当日急に決まることはなく、前もって決まりますが、あがり症で人前で話すことに苦手意識を持っている人は、決まったその日から頭の中で実際に自分が話をしている色々な場面を想像したり、何度も頭の中で練習を繰り返します。
もちろん、当日のことを考えて練習をすることは必要ですし、話をする内容はしっかりと頭に入れておく必要があります。
しかし、あがり症の人は、不測の事態に備え、前もって先のことを考えすぎてしまうあまり、色々なパターンの心配事が増えていき、あがり症の症状を自分で悪化させていってしまっています。
どれだけ頭の中で練習しても、頭の中で思い描いていた反応とは違う反応をされることもありますし、うまく話ができていない自分を想像していてもストレスを抱え込むだけです。
あがり症を克服するためにも、できるだけ先のことは考えずに目先のことに集中するようにしましょう。
完璧にする必要はないと思う
うまく話ができなかかったことや、言いたいことを伝えきることができなくても、そのことを悩んだり引きずったりすることはやめましょう。
間違いや失敗を意識しすぎると、そこを気にしすぎてうまく話せなくなりますし、いつまでたっても緊張がほぐれず、悪循環に陥ってしまいます。
人前で話をする時に、毎回、緊張で頭が真っ白になってしまっていたいことが半分も言えなかったり、しどろもどろになってしまう人は、うまく話せないことを気にするのではなく、自分があがり症で人前で話をすることが苦手なのだということを認めてしまいましょう。
どんなに得意そうに人前で話している人でも、緊張することなく完璧に話せる人はいませんし、人間に間違いや失敗はつきものですので、「あがり症で人前で話すことが苦手な自分が、そんなにうまく話せなくても当然だ」というように考えるようにすれば、ストレスも軽減されて余計な緊張をすることなく、人前で話をすることができます。
その上で、自分に与えられた能力と話力を頼みに人前で話をしてみると、意外とスラスラ話ができてしまったりするものです。
うまくいくという自信持つ
うまく話せなくて失敗をするのではないか、聞いている人に後から笑われるのではないかと、人前で話をすることに対してネガティブな結果ばかりを予想してしまうのも、あがり症の人の特徴です。
このように最悪の事態を想定してしまうと、緊張は増すばかりですし、自信がなさそうな態度で人前で話をすることになってしまうので、その態度がさらに自信を失っていってしまいます。
それに、自信がなさそうな態度で話していると、本当は話している内容が良かったとしても、説得力がないので、聞いている人からは過小評価されてしまうものです。
逆に自信満々で話をしていたら、自分にも自信が出てきますし、話している内容がイマイチだったとしても、聞いている人に対して説得力を与えることができるので、いい評価をしてもらえます。
あがり症で人前で話をすることが苦手だと自分で認識している人は、基本的に人前で話をする場面に準備万端で挑んでいるはずですから、必ずうまくいくという確固たる自信を持って堂々とした態度で振舞うようにしましょう。
まとめ
人前で話をする時に、こんなに緊張してしまうなんて自分はどこかおかしいのではないか?と不安になってしまった人もいたかもしれませんが、緊張は誰でもするものですし、日本人の5人に1人があがり症に悩んでいるとも言われています。
あがり症で、人前で話をすることが苦手で悩んでいる人の多くは、真面目で自分に対しての意識が高い人です。
うまく話をしなくてはならない、と厳しくチェックするあまり、うまく話せない自分にいら立ちを覚え、話をするとこが怖くなって苦手に感じてしまっています。
時間はかかるかもしれませんが、必ずあがり症は克服できるものです。
話を上手にしなければいけないと思い込んでいる自分の中での基準を下げて、ゆっくり自分のペースで克服していきましょう。
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