とにかくやることがいっぱいで頭がパンクしそう、、、
いつも時間に追われているわりには達成感がない、、、
長時間コツコツ働いていれば結果が出る時代はもうすでに終わり、
今はいかに早くいかに高い成果を出すかが問われる時代となっています。
労働時間だけが増えていくのに、それに比例して成果を出すことができず、
仕事のやり方そのものを見直す必要があると感じているという人は
少なくないのではないでしょうか。
成果を出すには、やるべきことに力を集中させて
一点集中で取り組んでいく必要があります。
しかし、デスク周りやキャビネットが資料などであふれかえり、
机の上には付箋と頼まれた仕事のメモが散乱、、、
というような状況だと、どこに何があって
何から手をつければいいのかわからなくなってしまいますし、
この状況を改善しない限り、
目に入ってきた色々な情報が気になってしまい、
やるべきことに集中して仕事を進めることができません。
ですので、自分のやるべき仕事に集中して取り組むためには、
まずは今手がけている仕事の「断捨離」が必要です。
引き出しの中やカバンの中に不必要なものが入っていると、
欲しい資料を見つけるために労力を使いますし、
タスクを多く抱えて、あれもこれもと手を出していては
どの仕事も中途半端な成果しか出せません。
というわけで、重要性の判断ができぬまま積み上がった仕事を、
スッキリと仕分ける「断捨離」についてお伝えしていきます。
断捨離を実践して、やるべきことを縮小し、
早く高い成果を出して忙しい生活から脱出していきましょう。
そもそも断捨離とは何か
断捨離とは、不要なモノなどの数を減らし、
生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のことで、
大まかに言えば「捨てる」ということです。
断捨離とは基本的には「ヨガ」の行法と言われており、
片付けや整理整頓とはまた少し意味合いが違うもので、
実は「断・捨・離」それぞれの文字に意味があるのです。
断=不要なものが入ってくることを断つ
捨=使われずに眠っている不要なものを捨てる
離=物への執着から離れる
つまりは、人生や日常生活に不要なものを断つ、または捨てることで、
執着していた物や今までの思想から解放され、
身軽で快適な人生を手に入れることを目指す考え方、生き方。
身の回りの物などの物質的な断捨離を繰り返し行っていくことで、
その過程で精神面での鍛錬や物質に対する
本当の価値や必要性を見通せるようになると言われています。
なので、単なる「整理整頓」とはまた違った捉え方となるのですが、
あまり深く考えないで、「断捨離だ!」と、
ひたすら勢いに任せて捨てていると、、、
後から必要なものまで一緒に捨ててしまい、
結局買い直すことになるような失敗をしてしまったり、
後悔することになるので、少し注意が必要ですよ。
断捨離がビジネスに効果的な理由とは
資料がデスクに山積み、付箋があちこちに貼ってあって、、、
と目の前がごちゃごちゃしてくると、
頭の中も同じようにごちゃごちゃになってきてしまいます。
引き出しやカバンの中に資料をたくさん詰め込んでいたり、
顔も思い出せないような、連絡をとることがないであろう人の名刺を
名刺ホルダーにためこんでいませんか?
欲しい資料を探す時に、その膨大な中から探すようなことになると、
とてつもない時間と労力の無駄遣いになりますし、
顔も思い出せないような古い名刺を
いつまでも名刺ホルダーにためこんでいても、
おそらく今後もその名刺を見直して連絡をとることもないでしょう。
仕事面でも断捨離を行っていると、目の前がスッキリするため、
それと同時にごちゃごちゃした頭の中がスッキリして
目の前の重要な仕事に集中することができるようになります。
また、不要な仕事を断り、自分の仕事のスケジュールに入れないことで、
自分にとって本当に必要なことだけを選ぶ選定能力が身につきますし、
いらない資料や、自分がやらなくてもいい仕事や予定などを
きっぱりと捨てる決断力も身につけることができます。
そして、これらを実践していくことで、いつでも適切に、
自分にとって必要なもの不必要なものを見極める判断力も手に入ります。
ビジネスで成果を出すためにも、断捨離は効果的なのです。
ビジネスでの断捨離の行い方
必要なものまで誤って断捨離してしまったら目も当てられませんので、
失敗や後悔をしないための断捨離の行い方をお伝えします。
一度ゆったり呼吸をする
まずは、仕事の断捨離を勢いで始めてしまうのではなく、
ゆったりゆっくり深い呼吸をする時間をつくっておきましょう。
時間も数十秒しかかからないような、この簡単なことをしておくことで、
自律神経を整え、身体も温まり、落ち着いた気持ちになります。
思い切って物を捨てていくだけを断捨離とは言わず、
そこに焦りや勢いは必要ありませんし、
特に仕事の断捨離では
冷静に判断して断捨離を行っていく必要があります。
最近何かぱっとせず仕事の成果が上がらないないな、
目の前の仕事に集中することができないな、と思っているような時は、
そもそも呼吸が浅くなっているはずです。
浅い呼吸は交感神経を緊張させ、身体を緊張している状態にするので、
脳にも酸素が上手く運ばれず、頭も焦ってしまっています。
いわゆる、自律神経が乱れやすい状態になっているのです。
自律神経は、その名の通り自立して働くもので、
私たちが自分で意識的にコントロールできないものですが、
呼吸は自分の意識で自律神経を整えられる唯一の方法なのです。
呼吸が浅く、焦っている時に断捨離すると後悔することに繋がりますので、
まずは深い呼吸をして、身体を整えるようにしましょう。
資料はPDFでデータ化する
職場のデスクの上に書類を大量に積み上げている人もいるかと思いますが、
その書類を見返す機会は、実はあまりなかったりしませんか?
ある調査によると、
平均的なビジネスマンの元には、1日に190の情報が入ってきており、
そして、探し物をするためだけに
1年間に150時間(=19日間)もの時間を浪費しているそうです。
仕事の時間に追われている中で、探し物をするためだけに
これだけの時間を浪費しているだけでも非効率なのに、
山のように積み上げた書類の中から必要な資料を探すとなると
さらに時間を浪費してしまうことになります。
それに、仕事の書類は捨てない限り、毎日どんどん溜まっていきます。
ですので、書類は全てPDF化して、パソコンの中に入れてしまいましょう。
読まない書類を積み上げておいて、メリットはありませんし、
書類を全部捨ててしまいたいところですが、
捨てて後悔するような重要な書類というのも中にはあるかもしれません。
ですので、書類は全てPDF化すればいいのです。
そうすれば机の上がすっきりしますし、
PDF化してパソコンの中に入れておけば、キーワードを入力するだけで
資料を一瞬で探すことができるようになり、仕事の効率が格段に高まります。
ToDoリストは最低限に
仕事の効果を高めるためには、成果の上がることに集中することが重要です。
仕事の量が膨大な中で「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と思うのは、
ごく自然なことですが、仕事量が多ければ多いほど、
時間内にすべてを細部までこだわって仕上げることは不可能です。
もちろん、あれもこれも全てやり遂げようとすることは素晴らしのですが、
それがうまく整理されていないと、
結局どの仕事にも集中できなくなってしまい、
全ての作業が中途半端のままになります。
ですので、要点を絞って仕事に取り掛かる優先順位を決めること。
「いつまでにやらないといけない」「このときにやらないといけない」など、
時間に制限のある仕事だけをToDoリストとして書き出すように意識し、
今やるべきことだけに集中できるようにしましょう。
仕事を安請け合いしない
好かれるために頼まれた仕事を引き受ける、誉められるために仕事をする。
このようなことは絶対にやめましょう。
仕事は成果を出せてこそ、自分の評価につながるのであって、
自分の時間を犠牲にして仕事をこなすことは、
良いように使われているだけで、実はそれほど評価にはつながりません。
自らの仕事に集中する必要があるときなどは、
頼まれた仕事を断ることも断捨離において重要なスキルです。
まとめ
ビジネスでも断捨離を行い、成果の上がらない無駄な労力を省くと、
自分の本当にやるべき仕事に集中できるようになります。
そうすることで、がむしゃらに頑張っていた頃よりも、
むしろ楽に成果が上がるようになりますし、
時間的にも精神的にもゆとりが生まれるので仕事自体も丁寧になり、
自分の信頼を高めることもできるのです。
仕事で成果を出して、忙しい生活にゆとりを作るためにも、
ビジネスでの断捨離をはじめていきましょう。
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