ノウハウの飲み込みが早くてすぐに自分のものとして使ったり、
論理思考力を飛躍的に上昇させて話の論点を瞬時に把握したり、、、
頭の良い人は普通にできることなのですが、
自分の要領が悪く、このようなことがなかなかできないと
思うようにならない悔しさから自分にイライラしてしまいますよね。
移り変わりの激しいビジネスの世界で成果を出していくためには、
自分の頭も鍛えていく必要がありますが、
そんな時に「ゼロ秒思考」という頭のトレーニング方法が役立ちます。
論理的に考えることが苦手だったり、アイデアがなかなか思いつかない、
周りの会話の処理に自分の頭がついていけない、、、など、
レベルの高い人と比べて現在の自分の思考能力に不満を持っているのなら、
ぜひともこの「ゼロ秒思考」に取り組んでみてください。
ゼロ秒思考に取り組むことで思考をスピードアップさせることができ、
メンタルを強くして自信を持つということもできますよ。
ゼロ秒思考とは
ゼロ秒思考のトレーニング方法はとてもシンプルで、
A4の紙1ページに1つのテーマ、そのテーマについて4〜6行を、
各20~30字程度メモ書きするというだけ。
ポイントは、ゆっくり時間をかけて書くのではなく、
1ページを1分以内にさっと書くことです。
そして、朝起きてから寝るまでの間に、頭に思い浮かんだことを1日に10ページ書く。
このようにシンプルなルールで行うことができます。
人間は常に何かを頭の中で考えているので、
1日に10テーマ程度でしたら書くべきテーマが見つからない、、、
というようなことはありませんし、
日常のなんともないことを書き出してOKです。
なんともないことを書き出すことによる効果は意外と大きく、
ずっとそのことを頭の片隅で考える必要がなくなるので
頭を整理して気分もスッキリさせることができるようになるのです。
頭が整理することができるようになると、それだけ思考が働きやすくなり、
新しいアイディアを出すことも容易になりますし、
物事を理解することもスムーズに行うことができるようになります。
また、漠然と感じてしまっている不安や焦りを和らげることができますので、
ポジティブになって自信が付くなど、
ゼロ秒思考には色々と嬉しい効果が期待できるのです。
ゼロ秒思考の取り組み方
ゼロ秒思考に取り組む上で重要なことは、「さっと書く」「考えずに書く」、
とにかく、書いている手を止めないで、
スピード重視で1つのテーマを書ききるということです。
というのも、私たちのような普通の思考能力しかない人間は、
頭の中で物事を考えようとした時にはパソコンのメモリ不足のような状態になり、
考えているようで考えることができていなかったり、
残念なことに思考停止状態になっていることが多いのです。
ですから、考えることに集中するのではなく、
考えずに書くことに集中して思考スピードを向上させる。
頭のメモリはパソコンのように簡単に増設することはできませんので、
違う方法で思考スピードを上げるようにしようというわけです。
ゼロ秒思考への取り組み方のポイントを紹介しておきますので、
参考にしてみてください。
頭にふっと浮かんだ言葉をそのまま書き出す
さっと書くこと!ということはわかっていても、
難しく考えているとどうしても書き出すことが難しくなります。
1つのテーマについて書き出すことは、そのテーマに直接関係なさそうなことでも、
「1分間の間に頭に浮かんだことは全部書き出す」
ぐらいの気軽な気持ちで取り組んでみましょう。
脳内に浮かんできたら、その言葉をすかさずキャッチしてそのまま書き出すのです。
誰に見せるわけでもないので、字が汚くても文章になっていなくてもいいので、
浮かんできた言葉がどこかに消えてしまう前にサッと書く。
それが喋り口調で浮かんできたのなら、書き言葉に考えて変換する必要はなく、
そのまま喋り口調のまま書き出せば良いですし、
そこで書き言葉に変換しようとすると思考のスピードが下がってしまいます。
頭に浮かんだ言葉を、そのまま何も考えずに目の前の用紙に書き出して、
自分の脳内のコピーを作るぐらいの気持ちでやってみましょう。
何も浮かんでこなくても書き出す
何も考えていない状態の時がしょっちゅうあるから難しそうだな、、、
そんな心配は、しなくても大丈夫です。
人間は1日に6万回も思考をしているのですから、考えていない時間はありませんし、
いくらでも頭の中に色々なことが思い浮かんでいるはずです。
実際に用紙に頭に浮かんだことを書き出していて、手が止まってしまった時には
「うわっ、何書くか思い浮かばなくなった、、、やばい、、、。」
このように思うはずですが、これも書いちゃえば良いんですよ。
書いちゃえば良いというと語弊があるかもしれませんが、
これも頭に浮かんだ立派な考えですので、これをそのまま書いていくことが
ゼロ秒思考のトレーニングにしっかりと繋がります。
ゼロ秒思考の本質は、テーマに合ったメモを作ることではなく、
考えずに手を動かすことで思考のスピードアップを図ることですので、
「浮かばない、浮かばない、浮かばない」と書いても良いんですよ。
逆に「浮かばない」と書かずに、何を書き出そうか悩んで
手が止まってしまう方が、トレーニングをしている意味がなくなります。
もちろん、最終的にはテーマに合った内容を
スラスラと書き出せるようになるようにすべきですが、
まずは、ひたすら書き続けることを優先すべきです。
まとめ
頭に浮かんだことを、ただただ吐き出していくゼロ秒思考に取り組んでいくと、
考えたり悩んだりすることなく、
頭の中にあることを瞬時にアウトプットすることができるようになり
「思考と感情の切り分け」をすることができるようになってきます。
そうなれば論理的に物事を捉えることが得意になってきますし、
なんとなくモヤモヤしていた感情がクリアになり、メンタルも強くなります。
また、物事に対する、脳のスピード感も上がりますので、
頭の回転も格段に早めることができ、頭が良く働くようにもなります。
感情に左右されない脳を手に入れるためにも、
ゼロ秒思考に取り組んでみてください。
詳細はこちら
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