DRMとはいったい何?
あなたはDRMという言葉を聞いたことがあますか?DRMとは「ダイレクト・レスポンス・マーケティング」という言葉を略した言葉になっています。アメリカでは積極的に使われているマーケティングの手法で、インターネットビジネスと非常に相性の良いマーケティング手法と言われています。日本でも、中小企業や、インターネットでのマーケティングに積極的な会社ではこのDRMを取り入れている会社が増えてきました。
そもそもマーケティングとは?
DRMの説明の前に、まず、「マーケティング」という言葉の意味がわからないと話になりませんよね。マーケティングとは○○である、という言い方については複数の言われ方をしています。「商品が勝手に売れるようにする仕組みを作る活動」「営業マンの前にお客さんを連れてくる活動」、、、など、いろいろな言われ方をしますが、簡単に言えば、「セールスを楽にする活動」がマーケティングと言えるでしょう。競合他社や市場の動向を調べるリサーチや、広告・宣伝の活動、テストを繰り返してみた結果の検証、これら全てがマーケティングということになります。
その中でも、DRM「ダイレクト・レスポンス・マーケティング」の特徴は、「お客さんから直接反応を得られるマーケティング」ということになります。分かりやすく言うなら、「マーケティングにこれくらいのお金を投資した結果、いくらの売上になった」ということがわかるので、そのマーケティングをした結果、黒字になるのか、赤字になるのかが分かるというメリットがあります。つまり、最終的には、効果的な方法のみを使い続けられるということになります。
広告を比較すると違いが分かる
DRMの特徴を1番表しているのが「広告」だと思いますので、一般的に大企業が行っているマーケティングによる広告とDRMの広告を比較してみましょう。例えば、話題を集める広告として、携帯電話会社のテレビCMが有名ですよね。SoftBankの白い犬のお父さんが登場するCMやauの昔話をコメディに描いたCMがありますよね。あれらは、ブランドを高めたり、イメージを広げるために売っている広告になります。
それに対して、ダイレクトレスポンスの有名な広告としては、ジャパネット高田のCMや通販番組があります。先ほどのSoftBankやauのCMが物を売るのではなくイメージを拡大させるために打った広告であるのに対し、こちらの場合、CMや通販番組の中で、実際に商品を販売してしまっています。「本日○時までのご注文で限定価格○○円、送料込みです。この価格で欲しい方は、フリーダイアル0120〜まで、お電話下さい」という感じで、すぐに行動するように広告の中でしゃべっています。これが「お客さんから直接反応を得られる」という意味だったのです。
SoftBankやauのようなタイプの広告では、その広告を出したことによって、いくら売上がもたらされたのか、ということが計測することができず、その広告を出すことが黒字なのか、赤字なのかが判断できません。それに対して、後者のジャパネット高田の場合、広告の作成や出稿にいくらお金をかけた結果、その広告からどのくらいの売上を立てることができたのか、それを計測することができます。
DRMの圧倒的なメリットとは?
大企業がよく出すCMとの比較で、DRMがどのようなマーケティングなのかがわかってもらえたと思います。では、DRMを使うことで、いったいどのようなメリットがあるのかです。まず、DRMは、いくら使っていくらの売上になったという、結果が見えやすいマーケティングですので、何度も繰り返すことによって、改善していくことができます。広告の中身の文言や写真を少し変えてみたり、広告を掲載する媒体を変更してみたりして、それによって売上が伸びたのか、下がったのか、実際に計測することが出来ます。もし、売上が上がったのであれば、その方法で広告をたくさん出すことで、売上を伸ばすことができますし、あまり効果がなかったようであれば、他の方法を試すことができます。
もう一つ、DRMは比較的低予算でも広告を出すことができます。大企業のように、莫大な広告予算を投じて、テレビCMや街中の目立つポスターに広告を出稿しなくても、低予算で出稿できるインターネット広告でも十分に結果を出すことができます。
ちなみに、大企業が使っている、イメージやブランドを高めるタイプの広告から効果を得たい場合、最低でも年商300億円くらいの会社がやらなければ、効果を得るのは難しいようです。
まとめ
DRM「ダイレクト・レスポンス・マーケティング」がどのようなマーケティングであるのか、少しはわかっていただけたでしょうか?一方通行で情報を流すテレビと違い、双方向のメディアであるインターネットはDRMとの相性もよく、効果も期待できるメディアになっています。もし、あなたがネットビジネスに取り組んでいる、またはこれから取り組もうと思っている場合、必ずDRMの知識が必要になってきますので、しっかりと勉強しておきましょう。
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