どんな分野でも、どんな業界のスキルでも、
ある一定のレベルとして身につけるためには、
1万時間必要だと言われています。
1万時間の法則として紹介されていることも多いですね。
ちなみに1万時間はどのぐらいの期間かというと、
毎日3時間その物事に打ち込んで、およそ9年
毎日8時間その物事に打ち込んで、およそ3年半
この程度の期間になります。
1日8時間労働の仕事で、ある程度のレベルに達するのが3年。
そう考えると、この1万時間の法則が、
なんとなく感覚で理解できるのではないでしょうか。
石の上にも三年という言葉があるのは、
こういった理由があるのです。
ちなみに、1日16時間取り組んだとしたら、
1年半程度かかる計算ですね。
1万時間を使う覚悟はできているか
ただなんとなくダラダラと1万時間を過ごしても、
それはなんの意味も持ちません。
起業して、その道である程度のスキルを身に付け、
そして成果を出したければ、
密度をもった1万時間を過ごすようにしてください。
人間は目標があってこそ、頑張れるもの。
この1万時間の法則は、具体的な数値として目に見えるので、
非常にありがたいものです。
あとは、自分がそこに到達するまでに、
何年で達成したいのかということを考えて行動するのみです。
覚悟はできていますか?
集中して1万時間を過ごすことを目標に、
取り組んでいってみてください。
ほとんどの人が1万時間続かない
1万時間ちゃんと本気で取り組めば
ある程度のレベルに達するとわかっているのに、
ほとんどの人が1万時間も続かないのです。
そういったところから、
世の中には格差が生まれてくるのかもしれません。
1万時間に届かず、すぐに見切ってしまったら成果はでません。
5000時間取り組んでいても、8000時間取り組んでいても、
成果の出る前にやめてしまったらダメなんです。
たとえば、
公認会計士としてある程度仕事をしようと思えば、
まず、公認会計士の資格に合格するためには
5000時間勉強する必要があると言われています。
さらに、公認会計士として仕事をするためには、
試験に合格しただけではダメですよね。
合格後さらに5000時間努力して、
初めてある程度仕事ができるようになるのです。
ここまでできる人が、なかなかいないんですよ。
1000時間、2000時間ぐらいなら誰でも取り組めます。
それが3000時間、5000時間になっても成果がでないと、
見切ってしまう人がほとんど。
もったいないですよね、半分達成しているから、
あと半分で自分の思うようなレベルに到達できるのに・・・。
だから、見切りをつけるその前に、1万時間の法則にあてはめて、
いま自分は何%の達成率なのかということを考えてみてください。
そうすれば、もうちょっと頑張らなきゃ!
と思えるハズです。
ビル・ゲイツだって例外ではない
ビル・ゲイツは中学2年の時にコンピュータと出会い、
その頃は7ヶ月で1575時間プログラミングし続けたそうです。
平均すると、週7日、1日8時間。
さらにそれから自分の会社に力を注ぎ始める大学2年までの7年間、
ぶっ続けでプログラムの開発をしていたのです。
その頃にはとっくに1万時間を超えていますし、
もちろんそれからもプログラムを開発し続けたのですから、
費やした総時間は計り知れないですよね。
ビル・ゲイツはこのように述べています。
「一つのことに1万時間費やせばその分野にずば抜けて強くなる」
という人もいるが、私はそんなに単純だとは思わない。
実際には50時間を費やした後、90%が脱落する。
好きになれない、向いていないという理由でだ。
そしてさらに50時間費やした人の90%があきらめる。
このような普遍的なサイクルがあるんだ。
運だけでなく、続けるだけの熱意も必要だ。
1万時間費やした人は、ただ1万時間費やした人ではない。
自分で選び、さまざまな過程の中で “選ばれた人” なんだ。
このように、成果を出せるか出せないかは、
才能ではなく、どれだけ特定の分野に時間を費やしたかで決まるのです。
費やす時間の質も大事
とにかくなんでもいいから1万時間費やせばいいのかというと、
そうではありません。
サラリーマンとして仕事をするときのことを
考えてみればわかると思いますが、
1万時間、何も考えずに来る日も来る日も言われた雑用ばかりしていても、
たいした成長はできませんよね。
たしかに雑用のスピードは上がるかもしれません。
でも、それだけです。
サラリーマンとして仕事をしていると、ただ、人に言われてしている作業や、
雑務に追われている時間が相当あるので、
働く時間に比例してスキルがなかなか上がらないのです。
仕事をするという同じ時間を費やしても、
そこにしっかりとした内容が伴っていることが大切です。
覚悟を決めて、とにかくやること
1万時間という時間は、たしかに短い時間ではありませんし、
その時間を費やしたからといって
確実に成果をだせるといった保障もありません。
だから、そこまで費やして無駄に終わるかもしれない事に
時間を捧げるのはすごく勇気がいる事ですが、
途中で諦めたら何も成し遂げることができないのは事実。
そして、何事も1万時間やらなきゃ、
全て中途半端なのも事実ではないでしょうか。
覚悟を決めて、まずは1万時間、、
起業したビジネスに取り組んでいきましょう!
※ 関連記事、類似記事はこちら
→ アフィリエイトでブログの記事が書けない悩みの解決策
→ ネットビジネスで稼ぐ人の行動量は、高校生を見習えばわかる
この記事へのコメントはありません。