ビジネスでうまく成果を出そうとする時、
明確な正解のないことに取り組んでいくことが多いですが、
その時に必要なのは地頭力です。
地頭力とは簡単にいうと、「答えのない問題を解決する力」とも言えます。
頭の回転が早い人は、それまで全く知らない分野のことでも、
今までの知識を使って理解できたり、
柔軟な発想で驚くようなアイデアを出したりしますよね。
学生時代であれば、テストの答えというのは絶対に決まっているものなので、
問題を解く方法や問いに対する答えを覚えていれば良いだけでしたが、
ビジネスとなると相手やその時の状況によって、
答えは一つではなくなりますし、そこに明確な答えはありません。
地頭力がなければ、言われた通りの決まったことしかできない、
自分で考えて行動できない人になってしまいます。
そんなことでは、ビジネスで成果を出していくことは難しいですよね。
逆に地頭力の高い人は、依頼された仕事をそのままやって終わるだけでなく、
依頼された目的もきっちり押さえて、相手が必要だと思うものを提出します。
地頭力の高い人は、どうすべきかを常に考えて行動しているのです。
確かに、言われた通りのことをやっていればマイナス評価にはなりませんが、
相手からプラスの評価はもらうことはできません。
地頭力のある人とない人、どちらが成果を出していけるかは明白です。
というわけで、ビジネスでしっかりと成果を出すために必要不可欠な、
地頭力の高め方をご紹介していきます。
とにかく考える
地頭というのは、大きく分けて
「頭の中で思考すること」と「考えたことを表現すること」
この2つに分類されます。
誰かとコミュニケーションを上手に取るためには、
起こった出来事に対して自分の頭の中でまず考え、
そしてその考えたことを表現しなければなりません。
だから地頭力を高める大前提として、
自分で物事を考えることが、地頭力を鍛える出発点になります。
そしてこの考えるという行為は、次の4つに分類されます。
・結論から考え、仮説を導く
・全体を見渡して考える
・物事を単純に考える
・常識を疑って考える
ただし、人間の考えは、考えれば考えるほど狭くなっていきがちです。
目の前の狭い視野に入っているものだけにとらわれることなく、
地上から離れ、上空から見渡すイメージで広く考えるようにしましょう。
そうすることによって、全体がハッキリと把握できるようになり、
複雑なこともスムーズに考えることができるようになります。
毎日生活しているだけでも考えることはたくさんあります。
その物事について、日々考えていくことが地頭力を高めることにつながります。
紹介した考えることの4つの分類を参考に、
常に自分の頭でとことん考えることを習慣にしてみてください。
色々な人と話しをする
「1分間、自己紹介をしてください」
と、なんの前置きもなく依頼された時に、
あなたはスラスラと1分間喋ることができますか?
できないのであれば、地頭力を鍛えなければなりません。
そこで有効なのが、初対面の人と積極的に話しをしていくことです。
というのも、誰か人と話しをするときは、
「考えたことを瞬時にアウトプットし、そしてまた相手の話したことを理解し考える」
ということを繰り返しているので、
実は人と話しをするということは、地頭力を高めるためにとても効果的です。
ただし、よく知っている友人や知人と雑談をしていても
そのときは頭をあまり使わないので、
初対面の人と積極的に話しをしていくようにしましょう。
初対面の人と話をするときには必ず自己紹介をしますが、
自己紹介では、自分はどういう人間なのかということを
相手にわかってもらえるように伝えるわけです。
そうやって考えること自体が、地頭力を高めることになっています。
苦手意識を持っている人も多いかと思いますが、
自分の言いたいことが、ちゃんと相手に伝わっているか観察しながら、
ゲーム感覚で自己紹介をしていってみてください。
初対面の人と話をしているときには、よく知っている友人や知人とは違い、
相手の言っていることを理解してうなづいているでは会話になりません。
相手の発言したことに対して、瞬時に会話を繋げる返答をする必要もあるので、
そういった意味でも地頭力を高めるために効果的です。
たくさん本を読む
良質な本を読むということは、地頭力を高めるためにもってこい。
本というのは、他人が何年も時間をかけて経験したことや
何年もかけて考えついたことなどの集大成をまとめてくれているものです。
そんな価値あるものを数千円という価格で手に入れることができるのが、
本というものなのです。
良い思考に触れ、そしてその思考に自分も触発されることで、
自分の地頭力も高めることができます。
本に書いてあることをそのまま間に受けるのではなく、
先ほど紹介したように、さまざまな思考を巡らせながら考えて読書をすると
さらに地頭力を鍛えることができます。
書いてあることに対して、もっといい方法はないのか、
違う視点で考えることはできないのか、など
色々と考えながら本を読んでいってみましょう!
まとめ
地頭が良くなると、アドリブもきくようになりますので、
急に話を振られてもしっかりと対応することができるようにもなったりします。
また、ビジネスにおいても、アイデアを次々と出すことができるようになったり、
取り組んだことのない問題や課題も次々とこなせていけるようになりますので、
ぜひ地頭力を高めていってください。
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