ビジネスの場では資格を持っていると重宝されます。
資格がなければ出来ない仕事もたくさんありますし、会社によっては資格手当が出ることもあるでしょう。
でも仕事をしながら資格を取ろうとすると様々な壁が立ちはだかります。
時間がない、勉強が難しい、モチベーションが続かない……。
そう言っては試験に落ちていく人を何人も見てきました。
今回は、仕事をしながらも資格試験を突破する人は、どういう思考法で合格をもぎ取っているのか、それをお伝えしようと思います。
1 目的をハッキリさせる
あなたがその資格を取ろうとした理由は何でしょうか?
手当をもらって年収アップのため?
業務命令で?
趣味で?
いずれ独立を目指しているから?
どんな内容であれ、あなたはその資格を取ろうと決めた理由があるはずです。
時間が経つにつれ、その理由があいまいになってくるとモチベーションもだだ下がりしてしまいます。
手帳の最初のページや、部屋の壁に、資格を取ろうと思った理由を貼っておき、常に目に入るようにしておきましょう。
2 期限をハッキリさせる
資格を取ろうと思ったらすぐに試験の申込を済ませましょう。
「まずは勉強して、自信がついたら……」
なんて言っているといつまでも申し込みが完了しません。
人に追い込まれないとなかなか動き出さないもの。
試験日を初めに設定して、猛烈に勉強を開始しましょう。
3 スケジュールを立てる
参考書と問題集を買ったから、早速勉強開始だ!
というわけにはいきません。
仕事をしながら勉強するのですから、学生時代よりもさらにスケジューリングが大事になってきます。
まず自分の就業時間と就寝時間を考えて、その残りの時間で毎日どれぐらいの勉強時間が確保できるか。
それを計算しましょう。
仕事には残業やトラブルはつきものですから、時間には余裕を持たせておかないと後で予定していた時間が足りなくなる可能性も十分にあります。
週に1回は進捗状況を見て、スケジュールを修正していきましょう。
4 何冊も問題集を買わない
資格にもよるので一概には言い切れませんが、参考書と問題集、一冊ずつあれば大体の資格試験は十分に対応できます。
何冊も買った挙句、試験までに全部解き終わらない、なんて焦ってしまうぐらいなら、一冊を何回か回したほうが記憶に残ります。
(もちろん回答の丸暗記ではありません。解法を記憶するという意味です)
暗記物に関しては、試験の直前1週間ぐらいで一気に覚えたほうがいい場合があります。
最初から毎日暗記をしていても苦痛でつまらないものですし、長く時間をかけていると最初の方を忘れてしまいがちです。
そんなことになるぐらいなら、暗記物は最後の最後に取っておいて、一気にこなしたほうが効率がいいです。
5 習慣化して言い訳しない
「今日はなんとなく気分が乗らない」
という日が必ず来ると思います。
そういう時に自分に甘えて投げ出してしまうと、その後も言い訳をしまくって休みの日ばかりになってしまいます。
特に学生の時にそんな経験をした人も多いことでしょう。
資格試験の勉強は必ず習慣化してください。
どんなに疲れていたり気分が乗らない日でも、1問は問題を解く。
あるいは用語集だけでも眺める。
そうやって毎日必ず勉強をすることで、最終的には「自分はここまで毎日欠かさずやってきた」という自信にもつながっていきます。
6 インプットだけに集中しない
当たり前のことですが、資格試験は試験という名の通り、問題を解くことで合格します。
つまり、参考書や暗記だけをやっていては絶対に合格しないわけです。
可能な限り問題集を解いたり、模擬試験に挑戦したりして、問題に慣れておいて下さい。
英語の試験に挑戦する人が英単語の暗記だけをしていても合格するわけがありません。
試験問題のパターンを把握して、どこにどれだけの時間をかけて解くことが出来るか。
常に時間を測って問題を解いてみてください。
自分の実力が徐々に上がっていくことを把握すれば、試験勉強も楽しくなってきます。
7 快適な環境を作る
家だと集中できない。
家族が、子供が、うるさくて勉強できない。
それならば喫茶店や図書館に行きましょう。
試験勉強は家でやらなければならない、という決まりはありません。
自分の集中しやすい場所を見つけて、好きな場所で勉強していいのです。
家で勉強したいのなら、家族に頼んで全面協力してもらうぐらいの気合いが欲しいところです。
それが最終的には年収アップなど、家族のためにもなるのですから。
8 貴重なスキマ時間
家に帰ってさぁ勉強。
というのはもったいない話です。
朝起きてから、仕事に行って、帰宅するまでにどれぐらいの時間が経ったでしょうか。
朝から晩まで常に仕事をしているわけではないでしょうから、どこかに必ずスキマ時間があるはずです。
1分でも2分でも、時間があれば用語集ぐらいは見ることが出来ます。
昼食の時間にだって本を読みながら食事が出来ます。
家に帰ってネットやテレビを見たりする時間があるのなら勉強の時間に変えましょう。
試験日は待ってくれません。
9 まとめ
資格試験の勉強はつらいものですが、合格した時の喜びは何にも代えがたいものです。
仕事と勉強を両立できるよう、考え方を変えて貴重な時間を有効的に使って下さい。
あなたの合格を心よりお祈りしております。
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