あなたの鞄の中身、見せてください。
と言われて、堂々と見せることは出来ますか?
「ちょっと今は散らかっていて……」などど鞄を開けるのが恥ずかしい、という人もいるのではないでしょうか。
・鞄が分厚い
・鞄が重すぎる
・中身がぐちゃぐちゃ
・必要な物がすぐに見つからない
・余計なものが多いのに、肝心なものが無い
こんな状態で鞄を持ち歩いていると、周りからの評価も下がっていきます。
・段取りが悪そうだ
・計画性が無さそう
・時間の使い方が下手そう
・ゆとりが無さそう
・仕事が雑そう
こんな風に思われてしまいます。
評価が下がるということは、出世できないということです。
ですから、鞄の中を見ただけで年収が高いかどうかが判定できてしまうわけですね。
では逆に仕事が出来るビジネスマンの鞄はどのような中身なのでしょうか。
さきほどと逆を考えればいいのです。
・持ち物が必要最小限
・必要な物をすぐ取り出せる
これだけで評価は上がります。
取引先でもスマートに必要書類を取り出し、鞄も薄くて軽そう。
中をちら見しても、綺麗に整頓されていて仕事ができそう。
そう思われれば勝ちですよね。
今回は鞄の中身を綺麗にまとめて使いやすくするための方法についてご紹介しようと思います。
1 前日の整理整頓
鞄の中身を綺麗に保つためには、前日の準備がもっとも重要です。
ギリギリ出勤間際まで寝ていて、慌ててスーツに着替え、昨日のままの鞄を持って走りだす。
そんな使えないサラリーマンみたいなことばかりしていては、いつまでも鞄はパンパンに膨らんだままです。
必ず前日の夜にカバンの中身を開け、翌日に必要なものの仕分けを行って下さい。
まずは鞄の中身を全て机に取り出します。
そして取り出した中身から、翌日に必ず使うもの、手帳や筆記具など、絶対に持っていかなければならないものだけを鞄に再度入れます。
さらに、翌日に必要なもの、書類などがあれば、鞄に追加していきます。
これで終わりではありません。
鞄に入れたものではなく、入れなかったものが重要なのです。
鞄に入れず、机の上に残ったものを見て下さい。
それは明日使う予定のないもの、ということですが、実は今日も使わなかったのではないでしょうか?
ということはそれは、使うと思って持っていったのに、全く使わなかった、「アテの外れたもの」ということになります。
これを毎日確認することで、本当に使うものと、実は全く使う必要のなかった物が分かるようになってきます。
日々の確認で段取りが良くなり、翌日に必要な物だけをすぐに揃えることが出来るようになる頃には、鞄もかなり軽くなっていることでしょう。
2 データ類の軽量化
毎日持ち歩くものでも、まだまだまとめて軽くすることができるものがあります。
工夫をこらして鞄を薄くしましょう。
・紙、書類
紙などはPCにデータとして入力しておくことでかなり軽量化出来るはずです。
しかし、頻繁に見たり、相手に見せなければならないような情報はやはり紙で持っておく方が便利です。
その日だけ使う地図などは、紙にプリントアウトせず、写メなどスマホに保存しておきます。
テキストデータとしてURLで保存しておくと、後で検索しようという時に環境によってはネット回線がつながらず、地図を呼び出せないという可能性もありますので、できるだけ画像として保存しておくことが望ましいです。
使い終わればすぐに削除できるのも画像の利点です。
・文具類
業種によって必要な物は異なりますが、文具類は本当に必要最小限でいいはずです。
ペンケースも邪魔になりますので、必要なペンだけをすぐに取り出しやすい場所に入れておくだけで十分です。
ボールペンと修正液を持ち歩くぐらいなら、プリクションペン1本で事足ります。
また、様々な色のペンが必要であれば、1本の軸に4色の芯を選んで入れられるペンが売っていますので、これで代用できます。
・PC類
ノートPCなどはそのまま鞄に入れるしかありませんが、電源コード類が邪魔になる場合があります。
小さくまとめると厚くなってかさばりますので、長めに折りたたんでバッグの底などに入れておくと邪魔になりません。
・名刺入れ
もらった名刺を溜めたままパンパンに膨らませておくなんて言語道断です。
自分の名刺の残り枚数が分からずに、交換の時に切らしてしまったら失礼です。
毎日、名刺の整理もしましょう。翌日の予定を考えて必要な枚数にプラスアルファの補充をしてください。
・私物
私物は仕事のものと分けて入れておきましょう。
私物だけをクリアケースに入れておくと、仕事中に誤って取り出すこともなく、必要な時にはどこにあるのかすぐに分かるので便利です。
・出張時
出張は最も鞄がかさばる時です。
出張中に何が必要なのかをしっかり把握し、できるだけ無駄な物は詰め込まないように厳選して入れて下さい。
毎回必要なもののリストを作っておくと準備も簡単で、忘れ物をすることもありません。
下着などは、古くなった物を履いて行き、現地で処分して返ってくると荷物が軽くなります。
3 鞄の中身を綺麗にまとめる
中身を厳選することができたら、次は収納方法です。
(1)中身を2つに分ける
・書類、本、ノートPC
・携帯、デジカメ、ペン、手帳などの小物
鞄の中を大きく2つにわけて、上記の2種をそれぞれまとめて入れることで、中身が崩れにくくなります。
できれば中に間仕切りが付いている鞄がいいのですが、仕切りが無くともノートPC間仕切りの代わり使うことで同じ効果が得られます。
また、分ける場合は常に同じ方向に入れておくことで「書類は鞄の裏側だからこっちだ」「手帳は鞄の表側にあるはずだからここだ」とすぐに取り出すことが出来ます。
(2)何度も使うものを内側のポケットに
小物の中でもスマホやペンなど、使用頻度が高い物は鞄の内側ポケットに入れておくようにするとすぐに取り出せて便利です。
毎回同じものを同じ場所に入れることで、探す手間を無くすことが出来ますので、これを習慣化しましょう。
・まとめ
取引先から見ても、女性から見ても、上司や同僚から見ても、鞄の中身はスッキリしている方が評価は高くなります。
特に重要な相手の場合は、鞄を開けた時にチラッと見えることを想定して中身を選んでおきましょう。
いくらマンガ好きでも鞄の中に少年ジャンプが見えたら、相手は「それはちょっと……」などと思ってしまうかもしれません。
女性の前で鞄を開けて、中にグラビアアイドルが表紙のゴシップ週刊誌が見えたら興ざめされてしまいます。
常日頃から中身を見られているという意識で、鞄の整理整頓をしていきましょう。
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