深夜までの残業が続いたり、夜勤続きの仕事をしていると、気になるのが「体調管理」ですよね。睡眠や食事のリズムが崩れたり、不規則になってしまいがちな夜型の生活はどうしても体調を崩しやすくなってしまうものです。そんな中でどうやって体調管理を行っていくのか、夜型の生活をしている人にとっては重要な課題の1つになりますよね。
今回は、深夜残業が続いてしまったり、夜勤のある仕事をしている方向けに、体調管理の方法を紹介していきます。いっそのこと夜行性動物のように夜型生活に移行してしまった方がいいのか。それとも、極力朝型の生活リズムで生きていくのがいいのか。そんな疑問に答えながら、夜型の生活にならざるを得ない人のための体調管理方法を紹介していきます。
人間は深夜残業や夜勤では効率的な仕事ができない
私たち人間は日が沈んだ夜に効率的に仕事をすることなんてできません。私たち人間は長い間太陽とともに生活を送ってきました。電気を利用できるようになり、夜でも光に困らない生活ができるようになったのは長い人類の歴史から見れば最近の話なのです。それまでは太陽が昇れば目を覚まし、太陽が沈んだら床につく生活をしていました。つまり、電気を利用して無理やり夜に行動するというのは、人間のリズムに逆らって生きているということになるのです。
朝型の生活リズムを整え、深夜残業や夜勤続きでも体調管理を行える3つの方法とは？
では、深夜残業があったり、夜勤が続くような仕事に就いている場合には、どうやって朝型の生活を送ればいいのでしょうか。実は、ちょっとした3つのコツ・方法を取り入れるだけでOKなのです。たとえ夜型の生活が続いてしまっていても、今回紹介するコツや方法を実践するだけで、朝型の生活リズムに戻していくことができます。結果的に、人間の体に合った朝型の生活を送ることで、体調管理も簡単に行えるようになるのです。
夜勤や深夜までの残業があっても、必ず朝起きて太陽の光を浴びること
深夜までの残業が続いたり、夜勤があったとしても、必ず朝になったら布団やベッドから出て太陽の光を浴びるようにしましょう。朝目覚めて、太陽の強い光を浴びることによって、私たちの体内時計はリセットされます。太陽の光を浴びることで、セロトニンという物質が分泌されて、体や脳が目を覚まします。そして、時間がたつにつれてセロトニンがメラトニンという眠気を誘う物質に変化していき、しっかりと夜に寝付けるようになるのです。たとえ深夜残業や夜勤によって寝る時刻が遅くなってしまっても、必ず朝には太陽の光を浴びるようにしましょう。
日中に眠くなったとしても長時間の睡眠をとらないこと
深夜まで仕事をした上で、朝の時間に起床すると日中強烈な眠気が襲ってくると思います。ですが、そこはぐっすりと眠ってしまうことを我慢して、コーヒーを飲んだり短時間の仮眠でやり過ごしましょう。2時間も3時間も眠ってしまっては、日中に眠るリズムが体にできてしまい、朝型の生活に戻すことができません。眠気覚まし効果の高いコーヒーを飲んだり、生活リズムに影響のない数分〜数十分の仮眠をとることによって、朝型の生活リズムを維持しましょう。
深夜残業がなかったり、夜勤がない休日は必ず朝型の生活を維持する
深夜残業がない日や夜勤のない休日でも必ず朝の時間に起きて日中に行動する朝型の生活を維持しましょう。普段睡眠時間を削って生活をしていると、仕事のない日にぐっすり眠ってしまいたくなります。しかし、気がついたら昼過ぎや夕方になってしまっていることもあるでしょう。そうなっては、せっかく朝の太陽の光を浴びて維持してきた朝型のリズムが一気に崩れてしまうことになります。非常にもったいないですよね。それを防ぐためにも、たとえ休日だったとしても、昼や夕方まで寝るようなことはせず、日中は起きて活動するようにしましょう。
深夜残業や夜勤で働いている人の体調管理の基本は朝型生活を徹底すること
深夜残業が続いてしまったり、夜勤があるとどうしても夜型の生活にしてしまいたくなりますよね。しかし、深夜残業や夜勤によって体調を崩してしまう一番の原因がそこにあります。太陽の強い光とともに生きてきた私たちの体にとって、夜型の生活は不自然な生活リズムなのです。そのため、仕事のパフォーマンスが低下して効率が悪くなります。また、免疫機能などもうまく働かずに、体に不調をきたす可能性も非常に高くなります。それを防ぐために必要なのが、朝に太陽の光を浴びて、夜になったら眠るという人間本来の自然な生活リズムなのです。
もちろん、夜型生活の方が明らかに仕事がはかどるという人もいるかもしれません。また、私自身も夜型のリズムを否定するつもりはありません。しかし、私たち人間が夜には眠る生活をしていたという長い歴史を考えた場合、朝型の生活が最も体に良いと考えるのが自然ではないでしょうか。
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