仕事や勉強をしようと思っても、何となくやる気の出ない時ってありませんか？本当はやらなくてはいけないと分かっていても、手が付けられない。どうしても机に向かい合うことができない。そんな時があると思います。もちろん、余裕があるなら思い切って休んでしまうのもいいですが、そんなことはほとんどないはず。今回は、どうしても仕事や勉強にやる気が出ない時でも、簡単にやる気を引き出す方法を紹介していきます。仕事や勉強だけでなく、面倒な作業全般に応用できますので、ぜひ参考にしてくださいね。
その仕事や勉強、作業をしなかった結果、どんな不利益を被るのかを考える
最初の方法は、その仕事や勉強をしなかった結果待ち受ける、悪い未来を考える方法です。たとえば、仕事をしなければ給料がもらえない、最悪クビになる。勉強をしなければせっかくお金を出して受ける試験なのに、お金が無駄になる、など、悪い未来を想像するのです。
セールスや広告で利用されていたテクニック
これは、元々はセールスや広告で使われていたテクニックです。私たち人間は痛みや恐怖を避けるために行動を起こすと言われています。それを利用して、商品やサービスを買わなかった結果、どのような未来が待ち受けるのかを見せ、お客さんに買ってもらう、という方法です。
自分自身を追い込むイメージで仕事や勉強に意識を向けさせる
痛みや恐怖を避けるために行動するというのは、人間心理に基づくデータですので、営業や広告意外にも利用できます。つまり、自分自身に対して痛みや恐怖を想像させれば、それを避けるために行動する、という考え方です。商品を買わなかったら、を、仕事や勉強をしなかったら、に変えるだけ、ということです。
ただし、人間はあまりにも恐怖が大きければ、脚がすくんで動けなくなることもあります。それは心理的に自分を追い込む場合にも同じで、あまりにもプレッシャーをかけすぎると、逆に行動できなくなる可能性があります。行動できない、つまり、やる気が出ない、ということですので、プレッシャーのかけすぎ、追い込みすぎには注意しましょう。
仕事や勉強の後にご褒美を用意しておく
先ほどの不利益の考え方とは逆で、今度は行動した場合の、自分へのご褒美を用意してみることです。仕事が終わったら大好きなお菓子を食べよう。勉強の後は大好きなゲームの続きだ。そんな自分へのご褒美を用意する、やる気の出し方です。
ただし、この方法の場合は、仕事や勉強の後じゃないとダメ、という自己管理が必要になる方法です。極論を言えば、仕事や勉強をしなくても、ご褒美を手に入れることができるのですから。
ご褒美単体ではなく、前述した自分自身を追い込む方法とセットで使うなど、効果を高めるために利用した方がいいのかもしれません。
仕事や勉強のやる気が出なくてもとりあえず手を動かす
最後に、どんな小さな行動でもいいので、その仕事や勉強、作業に関する行動を取ることです。たとえば、企画書を作る、ということなら、最初から企画書全てを書くのではなく、まずは全体の骨組みを考えるだけでいい、と決めて手を付けるのです。それでも難しいなら、とりあえず、机に座ってパソコンを開く、でも構いません。とにかく、その仕事や勉強をするための行動を、どんな小さなことでもいいのですることです。
仕事も勉強も、何事も最初の一歩が重たい
仕事でも勉強でも、一番精神をすり減らすのが最初の一歩目の行動を取ることです。最初の行動を取ることができれば、その後は自然と体が動いて、調子良く仕事でも作業でもこなすことができるはずなのです。
自動車でもエアコンでも、一番エネルギーを消費するのは、動き始めた直後ですよね。私たち人間も同じです。とにかく最初の一歩目のハードルを下げることによって行動しやすくすればいいのです。
仕事や勉強を複雑に考えすぎている可能性
この方法が有効な理由として、やる気が出ないのは、仕事や勉強を複雑に捉えすぎている可能性があるからです。企画書を作る、と考えると、骨組みを作ったり、詳細に詰めていったり、伝わる文章を書いて、など、複雑な工程を考えてしまいます。しかし、そんな仕事も分解していくことで、1つ1つは難しくないことに気がつけます。それを有効にするのが、この最初の小さな一歩から仕事を始める方法です。
仕事や勉強に使えるやる気の出し方、まとめ
今回紹介したように、どうしても仕事や勉強のやる気が出ないのなら、マイナスから追い込むか、プラスに考えて前向きに進めるか、しかありません。そして、後は最初の一歩を踏み出すだけです。
これは仕事や勉強に特化した方法というわけでなく、人間心理の面から導いた方法です。家事や単純作業など、やる気の出にくいものにも応用が効きますので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。