クライアントと仕事をするということ
こんにちは。私は現在、コピーライターとして活動しています。幸運にも、私にお仕事を振ってくださるクライアントさんとの出会いがあり、活動開始間もないにも関わらず、ちゃくちゃくと経験を積むことができています。その中で学ぶのは、コピーライティングの技術もありますが、「クライアント」に対する向き合い方にもついても、非常に多くを学ばせていただいています。
今回の記事では、これまでにアルバイト業務しか経験がなく、独立・起業してクライアントをとるということに全く関わりのなかった私が学んだことを7つ、紹介します。コピーライター以外にも、コンサルやホームページ作成、ブログ記事のライターさんなど、「クライアント」と向き合ってするお仕事はさまざまあります。あなたが将来クライアントから依頼を受ける立場になった場合に、手遅れにならないように、今のうちからしっかりとクライアントとの向き合い方を学んでいきましょう。
バイトや会社員の感覚とは全く違う
先ほども書いたように、私は今のコピーライターとしての仕事を始めるまで、大企業のチェーン店でのアルバイトしか経験がなく、独立・企業・クライアントなど、まったく知識を持っていませんでした。そして、実際に仕事を始めてみて、これまでの仕事と全く違うと感じました。
大きな企業で、それもアルバイトとして働いていれば、少しくらいのミスなら周りのカバーでどうにでもなります。極端な言い方をすれば、やっつけ仕事でもなんでもいいので、終わらせれば給料は入ってきます。しかし、独立・起業して、クライアントから依頼をいただく立場になれば、話は違います。自分の仕事すべてがそのまま結果につながります。クライアントとの向き合い方すべてがそのまま将来につながります。つまり、自分のやってことが全て、自分に跳ね返ってきます。
つまり、最初にやるべきことは、これまでのやっつけ仕事、アマチュアの仕事から、プロフェッショナルの仕事に変わっていくことなのです。私自身もまだまだ未熟ではありますが、一番最初にこの部分を、マインドセットと行動、両方を含めて変えていかなくてはなりません。
クライアントのために知っておくべき7つのこと
では、プロとして、どのようにクライアントと向き合っていかなくてはならないのでしょうか?プロフェッショナルが当たり前のようにやっている7つのことをまとめましたので、1つずつ、実践していきましょう。
1:クライアントはバカです
バカ、といっても、けなしているわけではありません。あなたの仕事に対して、何の知識も持ち合わせていないという意味で、バカ、なのです。あなたがコピーライターなら、クライアントは広告・宣伝に知識やノウハウを持ち合わせていないから、あなたに仕事を依頼します。ホームページ作成を請け負っているなら、そこに集まるのは、プログラミングやデザインの知識を持ち合わせていないクライアントということになります。クライアントは、私たちが思う以上に、知識を持ち合わせていないことを覚えておきましょう。
2:猿でも分かるように説明しましょう
クライアントは知識を持ち合わせていませんので、とことん分かりやすく説明するようにしましょう。例えるなら、「猿でも分かるくらいに」です。あなたが当たり前に使っている言葉でも、クライアントにとっては外国語にしか聞こえない言葉もあります。私自身、DRMやUSP、ペルソナなど、マーケティング用語を使っての説明を受けるなら問題はありませんが、六法全書に載っているような言葉で法律の解説をされてもさっぱり頭には入りません。
3:複数パターンもうまくまとめる
依頼された案件に取り組んでいると、2つや3つなど、複数のパターンができあがり、クライアントに相談することがでてくると思います。例えば、ホームページの見だしに使う言葉。1つのコンテンツに対して、3つの見だしのパターンを思いついた場合、どのように提案するかです。パターン分だけホームページを作るのもできますが、それでは、確認に手間がかかってしまいます。同じホームページ内に複数の見だしを書き込み、それをチェックしてもらって、必要な見だしだけ残して、その場で編集するのが早いし、お互いラクですよね。そのように、どうすればうまくまとめて、ラクに理解してもらえるかも常に考える必要があります。
4:クライアントの望みを先の先まで
クライアントを満足させるには、ただ与えられた仕事をするのでは不十分です。「○○君、ありがとう。じゃあ、次はここの部分をこうして、、、」「社長!それなら必要になると思い、あらかじめ準備しておきました!」打ち合わせでこのような言葉が飛び交うように、次はどんな要求をされるか、それを先の先まで見通す力も必要になります。
5:徹底的にヒアリング・リサーチ
そして、先の先まで見通して、クライアントを満足させるには、ヒアリング・リサーチの段階で、徹底的にクライアントの意図や望みを洗い出しておく必要があります。メールでささっと済ませるのではなく、可能な限り話をするようにしましょう。現代なら、LINEやSkypeを使えば、手軽に通話もできますよね。
6:クライアントはプロじゃない
ですが、クライアントの意図を読むと言っても、それに流されすぎてはいけません。「なんか、そのデザイン少しださいな、、、変えられないの?」そんな風にクライアントに言われても、あなたがホームページ作成のプロで、このデザインの方が売れると確信できているなら、それをしっかりとクライアントに伝えるべきです。クライアントはあなたの仕事の分野ではプロではありませんので、「なんとなく」「感覚的に」という基準で指示をしてくることもあるからです。
7:もし、あなたの家族がクライアントなら
最後に、必ず頭に入れておいてほしいことがあります。それは、あなたの家族に起業家や社長がいる場合です。その家族、例えばお父さんが小さな会社を経営していたとします。それで、自分の会社のホームページの作成を外部にお金を払って依頼しました。その業者が、「これでいいだろ」「あそこまでするとなると時間かかって面倒だから、これでいいや」なんて言いながら仕事をしていたら、あなたはどう感じますか?
クライアントにも家族がいます。それを考えた時に、自分の家族が同じ事をされたらどうだろうと思うと、適当な仕事なんてできなくなってしまいますよね。このことを頭に入れておけば、クライアントとも、真摯に向き合うことができるはずです。
まとめ
いかがでしたか?アルバイトや会社員として、大企業の歯車の一部として働くのとはだいぶ意味が違うことをわかってもらえたと思います。つねに自分の仕事に責任を持ち、相手、クライアントのことを思いやりながら、仕事に取り組んでいきましょう!
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