ネットビジネスをやっているとパソコンと1日中にらめっこで座っている時間がほとんどで肩や首が疲れてきますよね。運動した後の疲労感とは、違う感じで違和感のある疲れで毎日のことなのでなかなか疲れがとれません。長時間のディスクワークになると姿勢が大切になってきます。姿勢が悪いとどのような悪影響が出るのでしょうか?
姿勢の悪さで体にかかる負担
人間の頭の重さは、全体重の8~13%だと言われています。体重が60kgであれば、およそ6kgぐらいになります。これは、ボーリングの13ポンド球に相当する重さで意外と重量があります。多くの男性が選ぶ重さの球ですね。その重さのボーリングの球が体の上に乗っていると考えると、びっくりしますよね。しかし、私たちの首が支えている重さは、頭の重さの6kgだけでの重みを支えているわけではありません。
脊髄の専門家であるDr. Ken Hansraj の研究によると、姿勢が前のめりになるにつれて、首が支える重量は、頭の重さ以上になっていくとか。その荷重は、最大で27kgにまで増加してしまうのです。「頭が6kgなのに、それ以上の負荷がかかるの?」と思った方は、長い棒の先に6kgのおもりが入っているのを想像してください。垂直にして持っている時はそれほど気になりませんがその棒を水平にするとかなりの重みがかかります。
これと同じように、前のかがみになるとなると頭の重心が体の中心からズレてしまうので、頭の重量に比べて、首に大きな負荷がかかってしまうのです。姿勢が悪いと常に20kg以上の荷重がかかっている状態になっていますので首が疲れたり肩がこったりするのも仕方ないことですね。
姿勢の悪くなる原因
デイスクワークをしていると姿勢が悪くなってくる原因があります。その1つがドライアイやブルーライトなどで見ているだけで目が疲れてきてしまいます。画面が見にくくなりますので、自然に頭が前のめりなってしまい猫背の原因になってしまします。
2つ目の理由は、足を組んでしまうことでこれは意外とやるんではないでしょうか。足を組むと左右非対称になってしまい体が歪む原因になります。しかしこの体制な人にとって楽な体制なのです。人は、利き手、利き足がありどちらかに重心が寄っていることの方が多いです。足を組むと重心が左右どちらかに寄ったり前のめりなったりするのでこちらも姿勢の悪くなる原因です。
ディスクワークでを正しい姿勢でパソコン使うには
体にかかる負担を軽減してパフォーマンスを上げなければいけません。そのためには正しい姿勢がどのような状況か知った上でパソコンと向き合わなければなりません。座っている時の姿勢は、背もたれが背筋に沿うようにして座ることです。姿勢を意識しすぎて背もたれを使わずにいると逆に腰を痛めてしまいます。
椅子の高さは、両足の足裏全体がしっかりとつく高さにすることです。足をしっかり床につけておくことは、前かがみになるのを防止してくれる効果があります。足がつかない場合は、台を置いてその上にしっかりと足裏がつけば大丈夫です。足を組めないようにするために股の間にペットボトルや筆箱を挟んでおくだけで、それが障害となり、前のめりになったり足を組んだりするのを防ぐ効果が期待できます。
みなさん見落としがちなのが机と高さと肘に位置です。これは人によって変わってくることもあります。作業する姿勢で肘を90度程度に曲げた時、指が自然と届く位置にキーボードがあるのが理想で椅子に肘掛けがある場合は、それを積極的に利用すると良いでしょう。
疲れないようにするためにはディスプレイの位置も大切で大きく変わってきます。ディスプレイまでの理想の距離は40cm以上で小学校の本読みで本から目から30cm離して読みましょうと言われた距離に10cm足してください。ディスプレイが目と同じ高さだと前のめりになりやすので目の位置より下になるようにすると良いでしょう。
また、作業をしていて疲れたな感じたら猫背になる前にディスプレイの文字を大きくして見やすくすること距離もしっかり取れるようになります。また目薬を使うのも非常に有効な方法です。ドライアイの対策にもなるので1つ常備しておくのも一つの手でしょう。
まとめ
正しい姿勢を保つためには、
- 背もたれが背筋に沿うようにして座ること
- 両足の足裏全体がしっかりとつく椅子の高さにすること
- 作業する姿勢で肘を90度程度に曲げた時、肘指が自然と届く位置にキーボードがある
- ディスプレイまでの理想の距離は40cm以上で目の位置より低い位置にあること
これを守ることで長時間座って作業を続けても疲れなくなるようになります。現状でこの状況にするのが難しい場合にはある程度の投資も必要になってきます。正しい姿勢が維持できなければ仕事のパフォーマンスも上がりません。高価なものを買う必要はなく自分にあった投資をしていきましょう。
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