インフルエンザの予防接種に保険証は必要なのか?
いよいよ近づいてきたインフルエンザ流行のシーズン。なんと、2016年から2017年にかけての今シーズンは、昨年の4倍の勢いで流行が広がっているんだとか。そうなってくると必要になるのが、インフルエンザの予防接種ですよね。病院に行く手間と、3,000円から4,000円ほどの料金がかかってしまいますが、インフルエンザに感染した場合の苦痛や損失を考えれば、打っておくメリットの方が大きいはずです。
私も、昨日、予防接種をしてきたのですが、ふと気になったのが、「保険証」の存在。以前、インフルエンザの予防接種をしに行ったときに、保険証の提示を求められなかったことを思い出しました。そこで気になったので、インフルエンザに保険証は必要なのか。そして、せっかく予防接種をするなら、効率的に、効果を最大にしたいと思いますので、各種注意点やポイントをまとめてみました。
病院によって値段が変わる
結論から言うなら、インフルエンザの予防接種に、保険証は必要ありません。お金さえ持って病院に行けば打ってもらうことができます。国民皆保険とはいえ、保険証を持っていなかったり、一時的に保険証を持たずに生活している人もいるはずです。その場合、インフルエンザに感染した後に診察を受けてしまっては、膨大な料金がかかってしまいます。もし、手元に保険証がない状態で生活をしているなら、予防接種は保険証があってもなくても同じ料金で受ける事ができますので、あらかじめ対策をしておきましょう。ただし、初めて来院した場合、保険適用外の場合でも、保険証の提示を求めてくる病院やクリニックもあります。今回、私が行ったクリニックもそうでした。おそらく、保険証を忘れてきたとでも言えば、それで済むとは思いますが、一応、そのような場合もあることを覚えておきましょう。
ちなみに、インフルエンザの予防接種は保険の適用外ということで、それぞれの病院やクリニックで自由に値段を決めています。平均すると、だいたい3,000円から4,000円が相場になりますが、2,000円前後という安い価格で打てるところもあるようです。近くに複数の病院やクリニックがある場合には、安く打てる場所を探すのもアリですね。
午前中に打った方が効果的?
ここからは、効果を最大にするための各種注意点やポイントを紹介していきます。
インフルエンザの予防接種を午前中に打った人と、午後に打った人にわけ、1ヶ月後、それぞれの血中の抗体の数(これが多いほどインフルエンザに感染しにくい)を比較した場合、午前中に打った人の方が抗体の数が多くなったという研究結果があります、つまり、予防接種の効果を最大限にしたいなら、午前中に打った方がいいということになります。
打ってからしばらく体調が悪くなることも
インフルエンザの予防接種は、極端な話をすれば、1度インフルエンザに感染させることで、体内の抗体を増やし、そのシーズンの間、あらたに感染しづらくするものです。つまり、予防接種を打たれた後は、体がインフルエンザに感染している状態になります。もちろん、不活化したウイルスを使っているので、重篤化することは基本的にありませんし、特に何も異常を感じずに過ごせる人もいます。ですが、人によっては、微熱や倦怠感など、風邪やインフルエンザのような症状を感じる人もいるようです。
先ほどの、午前中に打った方が効果的という研究結果もありますが、人によっては午後の仕事や活動に影響を及ぼす可能性もあります。これまで何回も打っていて、以上を感じたことがない場合は、午前中に打つのもありです。しかし、不安な場合や、これまでにあまり打ったことがない場合には、1日の仕事が終わった夕方以降に打つのが賢明です。私も念のため、仕事を一通り終えた後に打ってきました。
ちなみに、私の場合、予防接種の翌日、つまりこの記事を書いている今日ですね。なんとなくいつもより寒く感じると思い、体温を測ったところ、微熱がありました。他に症状がないことや、タイミングから見て、間違いなく予防接種の副作用だと考えられます。実際、予防接種による副作用は、全く出ない人や、当日でおさまる人がいる一方で2、3日続く人もいるようです。予防接種をしてから数日は副作用が出る場合もあることを頭に入れておいた方がいいでしょう。
インフルエンザ感染した場合どうなるのか、、、
最後に、予防接種を打たずに、インフルエンザに感染した場合、どうなるのかを考えてみましょう。インフルエンザに感染・発症した場合、特効薬のタミフルやリレンザを使っても、だいたい一週間くらいは安静にしている必要があります。もちろん、人によって症状はさまざまですが、多くの場合、まともに仕事をすることはできないと考えた方がいいでしょう。特に、独立・起業している人の場合、まるまる一週間くらい業務が停止してしまうことになります。なにかしら働かなくても収入が発生する仕組み(不労所得)があるのなら問題ありませんが、そうじゃない場合、一週間の間、収入が発生しないことになってしまいます。資本主義の我が国では、これでは死活問題になりかねません。
あなたが、絶対に感染しないと豪語できる場合や、感染したとしても仕事を続けられるという人間離れした強靱な肉体があるのなら別です。しかし、そうではない、一般的な体の持ち主の場合、予防接種をすることで、自分自身や自分のビジネスを守ることが得策だと思います。保険証を用意する必要もないので、独立の手続きでバタバタしていたりして、保険証がない場合でも受けることができます。
体調管理まで徹底するのがプロの仕事です。今年の大流行にそなえて、今のうちにしっかりと対策しておきましょう。
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