書き始めが最もエネルギーを使う
セールスレターの作成で最も大変で、エネルギーを使うのはどこだと思いますか？商品を徹底的に調べるリサーチでしょうか？それとも、ライティング？納品前の隅々までのチェックでしょうか？もちろん、どれも大切な仕事ではありますが、最も大切なのは、「ライティング」の書き始め、つまり取りかかりです。
おそらく、コピーライティング以外の仕事でも、取りかかりが大変というのは共通だと思います。0から1を作り出すのが最も大変であるように、仕事においても、1番最初の行動にとりかかるのが大変です。自動車のギアでも、一番力強いのは発進に使う1速ですよね。
今回は、コピーライターがセールスレターの作成に取りかかる際に重要なマインドを、全米ナンバーワンマーケッターとも言われる、ダン・ケネディから学んでいこうと思います。もし、あなたが、セールスレターの作成にとりかかるのにいつも時間がかかる、他の仕事でも、最初の取りかかりで時間を食ってしまうなどと悩んでいる場合は、今回の記事を参考に、取り組み方を改善していきましょう。
ダン・ケネディとは？
コピーライターなら知っているとは思いますが、そもそも、ダン・ケネディとは誰なのかを知らない方のために、簡単に紹介していきます。
ダン・ケネディはアメリカ合衆国のダイレクト・レスポンス・マーケティングの第一人者で、2億ドル以上を売り上げるマーケッターです。もちろん、セールスライターとしても仕事をしていて、独学でコピーライティングを学んだにも関わらず、全米トップ3のコピーライターにもひけをとらない成約率を叩き出します。
簡単にまとめるならば、世界トップレベルのマーケッターであり、コピーライターなのです。今回はそんなコピーライターである、ダン・ケネディ流のセールスレターへの取りかかり方をご紹介していきます。
セールスレター作成に取りかかるための3つのマインド
では、ダン・ケネディが大切にしている、セールスレターに取りかかるための3つのマインドを紹介していきます。世界トップレベルと言っても、マインド面での話なので、たとえ初心者でも参考になるはずです。
1. 「書く」ということに怖じ気づかない
まずは、「書く」ということに怖じ気づかないことです。特に、初めてのセールスレターを作る場合だと、「本当に作れるだろうか？」と心配してしまい、取りかかりに時間がかかることが多いです。ですが、実際にセールスレターを作らないと、上手に作れるようにはなりません。コピーライティングの本を何冊も読んで勉強するのも大切ですが、それよりも大切なのが「体験」です。いくら本を読んでも、セミナーに行っても、実際に書かないと上手になることはできません。
コピーライティングの上達に必要なのは、魔法でも特別な才能でも、東大大学院卒の学歴でもありません。とにかく、目の前にあるセールスレターを書き始めることです。うじうじ悩んでコピーライティングの本を読んでるよりも、さっさとパソコンを開いて、セールスレターの1文字目をかき始めた方が、確実に早く上達します。上手に書けるからセールスレターが書けるのではなく、セールスレターを書くから、上手に書けるようになっていくのです。
2. とにかく書く！
次に、とにかく書くことです。セールスレターのライティング作業はどこから取りかかっても問題ありません。ヘッドラインから書き始めてもいいし、ブレット(箇条書き)の部分から始めても大丈夫。いきなりクロージングから書いても何も問題はありません。最終的には、編集の作業で切り貼り、コピペをして、1つのレターに仕上げていくのですから。
真っ正直に、1番上のヘッドラインから書こうとして、何も思い浮かばないと思うなら、ボディコピーの見出しを書き出してみたり、ブレットを書いてみたり、価格提示をするクロージングから書いていきましょう。何も、1番上から順番に書いていかないとならないなんて決まりはありませんから。
3. 完璧主義を求めない
いきなり、完璧なセールスレターを作ろうとしてはいけません。というか、完璧なセールスレターなんて誰も作れませんよね。完璧じゃないとしても、いきなり高成約率なレターが作れないからといって、落ち込まないことです。もし、あなたが経験もなしに成約率90%オーバーのセールスレターを作れるとしましょう。もし、そうなら、あなたは今この記事を読んでいることはありません。
また、ある程度の経験があるコピーライターがセールスレターを作っても、低い成約率が出てしまうこともあります。以前、私が学んだ教材の講師の方も、経験を積んだあとに書いたセールスレターでも大コケすることがあると言っていました。セールスレターが売れるかどうかは、「売れそう」まではわかっても「売れる」かどうかはレターを広告として出稿し、実際にテストするまでわかりません。まずは、レターを完成させること。もちろん、わざと低品質なものを作るなんてことはあってはなりませんが、完成させることが最優先です。どんなに良いレターでも、完成していなければ、それは0点のレターですので。
最後に
いかがでしたか？これまでのセールスレターを作ったことのないマインドから、ダン・ケネディのマインドにシフトしていくことで、あなたも最初のセールスレターを作ることができるはずです。頭を動かすことも大切ですが、同時に、手も動かさなくては意味がありません。とにかく、書いて書いて書きまくっていきましょう！
こちらの記事もオススメです
この記事へのコメントはありません。