究極の生産性を実現するウルトラディアンリズムを知っていますか?
あなたは仕事をする時、休憩をどのくらいの頻度でとっていますか?1時間仕事したら10分くらいリラックスする。2時間くらいガッツリ仕事をした後に、長めに30分くらい休憩する。人によってさまざま休憩の取り方があると思います。もちろん、それであなたの生産性が最大限に上がっているというのなら、問題ないでしょう。
しかし、もし、今のやり方で集中できていなかったり、作業効率が悪いと感じるようなことがあれば、この記事で紹介する「ウルトラディアンリズム」という時間の使い方で、究極の生産性を実現してほしいと思います。
なぜウルトラディアンリズムで究極の生産性が実現するのか
では、どうしてウルトラディアンリズムで究極の生産性を実現できるのでしょうか?それは、ウルトラディアンリズムが、私たち人間の体に刻み込まれた一定のリズムだからです。私たち人間の体に刻まれたリズムに逆らわず、それに合わせて仕事をすることで、究極の生産性を実現することができるようになるのです。
ウルトラディアンリズムの具体的な実践方法
では、具体的に何をすればいいのかを解説していきます。特別に必要な物は、時計かタイマーがあれば大丈夫です。できれば、タイマーを用意しておいた方が実践しやすいかもしれません。
90分間を1つの単位として仕事や勉強をし、その後休憩をとる
ウルトラディアンリズムの具体的な内容は、「90分間を1つの単位として仕事や勉強をする」というものです。1単位である90分が終わった後に、休憩をとります。休憩の時間は人それぞれで問題ありません。10分でもいいですし、60分でもいいでしょう。ただし、90分を超えてしまっては、仕事がメインなのか休憩がメインなのかわからなくなりますので、それよりも短い休憩時間にしましょう。個人的には、10分〜30分がちょうど良いと思います。
たとえ作業が中途半端でも休憩をする
この時のコツとして、たとえ取り組んでいる仕事や勉強が中途半端だったとしても、90分の時間がきたら一旦そこで中断し、休憩に行きます。そうすることによって、作業をやり残してしまったという心残りから、次にその作業に取りかかる時に、精神的に取っつきやすくなります。中断すると、どこまでやったのか分からなくなったりしないのか。という疑問もあるかもしれませんが、私たちの脳は優秀です。中途半端なタイミングで中断し、他のことを考えたとしても、無意識のうちに、中断した作業の情報を整理してくれています。
90分で取り組むのは1つのこと
1単位の90分で取り組む仕事やタスクは基本的に1つに絞りましょう。人間は、あれもこれもと、複数のことを同時進行で進めたがりますが、マルチタスクを処理できるのは高性能なコンピューターだけです。私たち人間の場合は、1つのことに集中して取り組んだ方が絶対に効率的です。やるべきことを1つに絞り、残りのタスクを捨ててしまう勇気を持ちましょう。
休憩中は何をすればいいのか?
では、休憩中は何をするのがいいのでしょうか?これは、ぶっちゃけ、何でもOKです。運動してもいいですし、仮眠をするのも大丈夫です。食事をしてもいいのですが、大量の糖質を一気に摂取すると、眠くなってしまいますので、食事をする場合には軽めにしましょう。おすすめは、作業内容と逆のことをするか、疲れていたら、短時間の仮眠をとることです。作業内容と反対のこととは、例えば、90分間デスクワークを続けたらなら、軽い運動をしてみたり、逆に90分間体を動かすことが中心だったなら、読書をしてみることです。そうすることで、脳と体をバランス良く使っていくことができます。
ポモドーロテクニックとの併用
これは応用編となることですが、ウルトラディアンリズムと「ポモドーロテクニック」を併用する方法もあります。ポモドーロテクニックは、25分間、集中して作業をしたあとに、5分間の短い休憩をとることを繰り返すテクニックです。ポモドーロテクニックは3〜4回繰り返した後に、少し長めの休憩をとることが推奨されています。ここで、ウルトラディアンリズムがでてきます。ポモドーロテクニックを3回繰り返すと、合計90分間の時間になります。これは、ウルトラディアンリズムの1単位になりますので、ウルトラディアンリズムの1単位、90分間にそのままポモドーロテクニック3回を組み込むことができます。こうすることで、ウルトラディアンリズム1単位の中で、さらに集中して作業を行えるようになります。ちょっとした応用ですが、難しいことではありませんので、ぜひ、取り入れてみてください。
体のリズムに逆らわず、合わせて行動する
ウルトラディアンリズムをはじめ、私たち人間の体には複数のリズムがあります。例えば、地球の自転は24時間ですが、私たちの体内時計は25時間だと言われています。それらのリズムに逆らって、無理矢理頑張ろうとするのではなく、うまくそのリズムに合わせて、利用していくことが、生産性を上げるためには大切ではないでしょうか?
この記事へのコメントはありません。