しかし「心構えはわかったけど、実際どんな資格をとればいいのか良く分からない」という
反応を頂きました。
今回は資格試験講座を運営する会社で人気のある10の資格をお伝えしようと思います。
自分に合う資格があるか探してみてください。
1 TOEIC
誰もが知っている、英語のコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストです。
海外出張、赴任をする際の選抜に採用する会社も多く、昇進や昇格においてもこの点数が左右することもあります。
海外に製造拠点を持つような企業では殆どがTOEICを利用していますので、上を目指すなら是非とも取っておきたい資格です。
2 簿記検定
経理を目指す方なら必須の資格です。
どんな企業であれ、日々の経営活動を記録・計算しなければなりません。
そのため、経理事務に必要な会計知識を持つ人が求められます。
経理の資格を持っていると就職や転職に有利です。
個人事業者なら3級、中小企業なら2級以上が目安です。
1級に合格すると税理士の受験資格を与えられるのもメリットの1つです。
3 MOS
「マイクロソフトオフィススペシャリスト」という名の通り、MSオフィスのソフトを使いこなせるかを判定する資格です。
面接などで「オフィスやエクセルは使えますか?」という質問がありますが、「使えます」と答えたところで実際にどの程度使いこなせるのかを説明するのは難しいものです。
そこでMOSの資格を取得することで、どのぐらいの実力があるのかを具体的に伝えることが出来るようになります。
年間で約20万人が受験する人気の資格です。
4 安全管理者
製造業から小売業、旅館業まで、多種多様な業態において、50人以上の規模の事業所には安全を管理するための人物を配置しなければならないという義務があります。
そのために安全管理者という資格があります。
研修を受けることで取得できる資格ですので、気軽に取れると思います。
5 衛生管理者
法律により業種を問わず、50人以上の事業所では衛生管理者を置かなければならないと定められています。
つまり、50人以上のオフィスであれば1人は必ず持っていなければなりません。
さらに人数が大きくなればそれに応じて衛生管理者も増やす必要があります。
そのため、資格を持っていればどんな業種でも活用できます。
一種と二種があり、労働災害の可能性が高い業種では一種がひつようになります。
6 通関士
輸出入において、税関に代わってさまざまな手続きを行う資格です。
通関書類の審査や税関検査の立会などが主な業務です。
特に流通業に必要な資格で、海外から商品や部品を直接仕入れるために通関専門の部署を作っている会社も多くあります。
独立開業するための資格ではありませんが、流通関係の会社では資格を持っている人の方が昇進しやすくなります。
7 旅行業務取扱管理者
旅行業界では唯一の国家資格です。
一度取得すれば生涯有効なのも便利な資格です。
国内専門の「国内旅行業務取扱管理者」と海外旅行も取り扱える「総合旅行業務取扱管理者」の2種類があります。
旅行プランを作成したり、顧客への説明や契約も行うなど、旅行全般のプロデュースが主な業務となります。
受験制限もなく、全問マークシート方式で受けやすい試験です。
旅行会社の営業所には必ず配置しなければならない資格ですので、就職には大きな武器となります。
8 宅地建物取引士
以前は「宅地建物取引主任者」という資格でした。
不動産の資格として、昔から今まで常に人気となっています。
中古住宅も増え、土地の取引が活性化する中で有資格者の需要が高まっています。
ただし、合格率は20%とかなり狭い門ですので、スクールなどで勉強する人が多いようです。
9 中小企業診断士
経営コンサルタントの国家資格です。
中小企業のパートナーとして、さまざまなアドバイスや提案を行う資格です。
大企業のコンサルタントが狭い専門領域で活躍するのに対して、中小企業診断士は会社全体についてアドバイスを行います。
財務面から税務・人事、社員研修から就業規則までありとあらゆる面を改善する仕事です。
10 社会保険労務士
雇用保険や医療保険、厚生年金保険などに関する国家資格です。
申請書や届出書などの書類の作成や提出の代行、労務管理のコンサルタントも行うエキスパートです。
色々と話題になっている年金相談の対応やアドバイスも社会保険労務士の仕事です。
専門の事務所に勤めるだけでなく、法律事務所や企業の人事部や総務部に勤務する人もいます。
資格があると転職に有利なのも人気の理由です。
まとめ
人気のある資格をご紹介しましたが、もちろん自分の仕事や将来像に見合う資格がなければ受験する意味はありません。
あなたが今後どのようにステップアップしていきたいのか、昇進を目指すのか転職、あるいは独立開業なのか。
貴重な時間を使って勉強するのですから、じっくり考えて適切な資格を取得するようにしましょう。
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