独立・起業することのメリットの1つに、仕事をする時間、ペースを自分で決められることがあります。会社員の場合、会社に合わせて仕事を進めていくことになりますが、起業家の場合、仕事を受けるも受けないも自由になります(もちろん、お金を稼ぐには仕事をする必要がありますが)。そこで、起業家に大切な心構えの1つに、常に仕事を前倒しで進めておき、仕事の貯金を作っておくことがあります。前倒しで進めておけば、急な予定が入った場合や、プロジェクトに大幅な修正があった場合でも余裕をもって対応することができます。そこで、今回は、仕事を前倒しで進めていき、貯金を作っていくために必要な心構えやポイントをご紹介します。
日常生活も仕事も関係ない
起業家の特徴の1つに、自分の生活の全てが仕事になることがあります。会社員やサラリーマンとして働く場合、会社にいる間が仕事をする時間ですが、起業家になる場合、日常生活の全てを仕事の時間にすることだってできます。朝起きる時間、身支度を調える時間、食事をする時間、トイレに行く時間、家事をする時間、風呂に入る時間、眠る時間、これらの時間を自分で調整して、仕事の時間を生み出していくことができます。
仕事を前倒しで進めて行くにあたり、まずは大前提として、自分の生活を見直すことから始めましょう。何気ない日常の動作を少し早めたり、余計な行動をしている時間を削るだけでも、仕事に使う時間を増やすことができるようになります。これだけでも、今までよりも仕事に使える時間が増えることになりますので、少しずつ仕事が前倒しで進んでいくようになるはずです。
それにプラスして、次の3つの仕事を前倒しで片付けるためのコツややり方を実践することで、より効果的に仕事の貯金を作っていくことができるでしょう。
仕事を前倒しで片付けるための3つのコツ･やり方
前日や当日の朝にToDoリスト・タスク管理表を作っておき、やるべきことを明確にしておく
まずは、前日の夜や当日の朝にToDoリスト・タスク管理表を作り、その日やるべきことを明確にします。当日は、そのToDoリスト、タスク管理表を見ながら、仕事を順番に片付けていくだけという状態にしておきましょう。やるべきことが明確じゃない状態で仕事を始めてしまうと、行き当たりばったりでの仕事をすることになってしまい、気がついたら1日が終わっていたということになりかねません。それでは、仕事を前倒しで作って貯金を作るどころか、仕事に追われることになってしまいます。
ToDoリストやタスク管理表はEvernoteやパソコンのメモ帳、Googleキープなどを使っても大丈夫ですし、普段使っているメモ帳や手帳に書き込んでも問題ありません。とにかく大切なことは、「やるべきことを目に見える形にしておくこと」です。仕事を前倒しで進めて行くにはどうしたらいいのかを考えながら、その日やるべきことを決めて、頭の中で覚えておくのではなく、何かに記録しておきましょう。
仕事を細かく分解して取り組みやすくしておく
先ほどのToDoリストを作ったり、タスク管理表を作る場合は、やるべきことをとにかく細かく分解しましょう。私たち人間は、とにかくめんどくさがりで、楽をしたがる動物です。「面倒だ」「面倒くさそう」そう考えてしまった途端に、その仕事に取り組むのをやめてしまいます。それを防ぐためにやるべきなのが、仕事を分解して、細分化しておくことです。細分化して取り組みやすくすることで、仕事への取りかかりが早くなり、結果的に早く終わるので、仕事の前倒しにつながります。
たとえば、「ブログやサイトの記事を更新する」という仕事をするとなった場合、「記事更新」というと、具体的に何をすればいいのかが分からず、そこで考え込んでしまいますよね。その結果、面倒だと思ってしまい、取りかかりが遅くなり、結果的に仕事を前倒しで進めることができなくなってしまうのです。そこで、記事更新を細かく分解しましょう。「記事の内容を決めて、リサーチをする」「記事の構成・目次・見出しを決める」「本文を書く」「文字の装飾(文字色や背景色)をして、誤字脱字等のチェック、修正をする」「本文に差し込む画像やアイキャッチに使う画像を用意する」「記事をプレビューして確認し、投稿する」このように細かく分解することができれば、具体的に何をすればいいのかが分かりますので、考えずとも手を動かすことができますよね。
本来の締め切り・納期以外に自分自身で期日や期限を作って取り組む
仕事の中には、期限や納期など、締め切りの存在する仕事があります。そのような仕事に取り組む場合、決まっている期限・締め切り以外にも、自分自身で細かく期日・期限を作って取り組みましょう。たとえば、先ほどのブログ記事の例を出すならば、「今日中にブログ記事を更新する」という期限の場合、何時までにリサーチを終わらせるのか、いつまでに本文を書き終えておく必要があるのかなど、「今日中」という締め切りから逆算して決めておく必要があります。
前倒しで仕事を進めたい場合は、本来の期限に完成させるのではなく、それよりも以前に自分で完成させる期限を定めておきましょう。夏休みの宿題を思い出すと分かると思いますが、登校日の直前になると、ものすごい勢いで、集中力で取り組むことができましたよね。その勢いや集中力を、自分で意図的に期限を多く設定することで、強制的に引き出すのです。そうすることで、期限のある仕事でも前倒しで進めていくことができるようになります。
まとめ
工夫次第で仕事をどんどん前倒しに進めていくことができます。何でも前倒しに進めておけば、トラブルがあった際でも落ち着いて対処することができますし、精神的にもゆとりを持って仕事に取り組むことができます。人生全体を好転させていくためにも、仕事はどんどん前倒で取り組んでいき、貯金を貯めておくようにしましょう。
前倒しにするだけじゃなく、さらにあなたが仕事のクオリティを伸ばして成功したい、お金持ちになりたいと思った場合、年商数十億、数百億の会社を複数経営する、「大富豪の仕事術」が役に立つでしょう。
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