ビジネスマンの戦闘服といえば、もちろんスーツです。
普段は家でSOHOをしているから私服で過ごしている、という人でも、他人に会うときや、仕事で外出するときはスーツを着るのが基本ですよね。
仕事ができるビジネスマンは、自らの外見に常に気を配っています。
なぜなら、(言い方は悪いかもしれませんが)人は見た目によって相手を判断するからです。
汚い格好をしていたり、よれよれのスーツに包まれているビジネスマンから
物を買ったり、仕事をお願いしようという気持ちにはなりませんよね?
それをよく知っているからこそ、ビジネスマンは人一倍見た目に気を使わなければならないのです。
スーツは、見た目の印象が変われば、相手に与えるイメージもガラリと変わってしまいますので、
材質やデザインにはこだわりを持ちますし、お気に入りのスーツを長く着こなす為、毎日のスーツの手入れに気を使っているわけです。
今回はあなたのお気に入りのスーツを長く着続けるための、お手入れの仕方をご紹介します。
1 ハンガーにかける
しかし、この当たり前が出来ずにスーツを駄目にしてしまう方が多いのです。
子供じゃないのだから、脱ぎっぱなしで床に放り投げるような人はいないと思いますが、
抜いだ後、椅子の背もたれに掛けておいたり、ソファーに置きっぱなしにしたりと、
ハンガーに掛けることを忘れてしまう人は多いと思います。
これが問題でして、ハンガーにかけずに放置することで、型が崩れてしまいますし、
湿気を飛ばすことができずにシミが残ったりもしてしまいます。
ですから、忘れずにハンガーにかける必要があるのですね。
スーツの上着は、肩の部分が厚く作られていて、木製のタイプをおススメします。
木製ハンガーは防湿の効果もあり、静電気も起きにくいのです。
また、スラックスは折りたたんでハンガーに引っかける人もいますが、オススメできません。
逆さにして、すその部分から吊り下げるようにしましょう。シワを伸ばして、余計な折りぐせが付くこともありません。
もちろん、ポケットの中身は取り出しておきましょう。
2 汚れを落とすブラッシング
スーツを一日中着ていると、多くの汚れがスーツに付着してしまいます。
ですので、一日の終わりには必ずスーツにブラッシングをして、汚れを落としましょう。
上下共に、ハンガーにかけた状態で、上から下へとブラッシングをします。
また、襟の裏側・ポケットなどの見えない部分もしっかりブラッシングしてください。
汚れをそのままにしてしまうと、スーツへのダメージを大きくなりますので確実に落としておくのが大事です。
安物のブラシは使わず、豚毛や馬毛のブラシを購入しましょう。
天然毛のブラシは、生地に優しいので、スーツを傷めることなく、汚れを落とすことができます。
3 シワ対策の霧吹き
スーツに霧を吹きかけておくと、シワも伸びて、汗の臭いも残さず、スーツを回復させることが出来ます。
霧吹きでもなかなか効果が出ない場合は、スチームアイロンを使いましょう。
ハンガーに吊るしたままでスチームをかければ、余計なシワも付きませんので、繊維のダメージを減らすことができます。
4 アイロンがけ
ハンガーにかけたままのアイロンを当てるときとは異なり、しっかりとプレスすることができます。
アイロンをかける時には、アテ布をしましょう。直接アイロンを当てると、テカリの原因となってしまいます。
5 臭いが消えなければ
そんな時は消臭剤を使いましょう。
スーツ用の消臭剤なども売っています。
また、タバコの臭いは繊維にダメージを与えることもありますので注意しましょう。
6 湿気対策
湿気はスーツの大敵です。出来る限り、取り除いたおきましょう。
スーツを1日着たら、1〜2日間空干しする、ぐらいが最適です。
雨の日、激しく濡れた時などは、タオルで軽く叩く感じで水分を取り除きましょう。
ゴシゴシ拭いてしまうと、スーツの繊維が傷んでしまいます。
7 クリーニング
ずっと着続けていると、スーツは相当なダメージを受けてしまいます。
1シーズンに1回は、クリーニングをしましょう。
ただし、クリーニングによって繊維が損傷してしまうのも確かです。
クリーニングをしすぎて、お気に入りのスーツの寿命を短くしてしまっては意味がありません。
基本的な手入れをしていれば、スーツが酷いダメージを負うこともありませんので、さほど頻繁にクリーニングしなくても大丈夫です。
まとめ
お気に入りのスーツとは末永いお付き合いをしたいものです。
自分の印象を良くするためにも、気持ちよく仕事をするためにも、毎日しっかりとケアをしましょう。
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