コピーライティングでのセールスレター作成で最も重要な部分の1つがヘッダー(ヘッドライン)の作成です。ヘッダー(ヘッドライン)を読む人はセールスレターの本文を読む人の5倍と言われるように、セールスレターにおいて、ヘッダーの占める役割は非常に重要になってきます。そこで今回は、ヘッダーの作成コツ・ポイントをご紹介していきます。
ヘッダー(ヘッドライン)だけで売上が20倍変わる!?
アメリカの有名なコンサルタント、経営者に「ジェイ・エイブラハム」という人がいます。彼がマーケティング・セールスレターのテストを行った際に、ヘッダー(ヘッドライン)を変えただけで、売上が20倍に増えたということがあったそうです。また、世界的に有名なコピーライターのデイヴィッド・オグルヴィは「ヘッドラインを読む人は本文を読む人の5倍いる」と語っています。
実際、ヘッダー(ヘッドライン)は読み手が1番最初に目にするセールスレターの要素になります。セールスレターを構成する要素は複数ありますが、ヘッダーが最も読まれる要素であるということは間違いがありませんよね。そこで、今回は、コピーライティングにおいて、ヘッダーを作るコツ・ポイントを3つご紹介していきます。
ヘッダー(ヘッドライン)の作り方の3つのコツとは?
それでは、ヘッダーの作り方のコツを3つ紹介していきます。初心者や実力の不足しているコピーライターほどこれらをおろそかにしがちですので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
1:まず最初にラフ画(下書き)を作る
ヘッダー(ヘッドライン)を作り始める前に、必ずラフ画(下書き)を書きましょう。売れるセールスレターを作れる方は必ずこれを行ってから、パソコンでヘッダーの作成に入ります。いきなりパソコンでヘッダーを作ろうとしてしまうと、文字や画像の配置、文章、色など、多くのことを同時に考える必要がでてきます。私たちに人間は、一部の天才を除けば、同じことを同時に考えることを苦手としています。
ですので、その対策として、必ず紙とペンを使って、文字や画像の配置、どんな文章を書くかなど、ラフ画を描いて大枠を決めておきましょう。パソコンを使って実際にヘッダーを作成するのは、細かい「編集」をしているイメージを持つといいかもしれません。この時のポイントは、スワイプファイルを見ること、そして、パソコンではなく、紙とペンを使ってラフ画を作成することです。ラフ画はイメージが重要なので、パソコンを使うよりも、必ず紙とペンを使って書いていきましょう。
2:視覚的な見やすさを重視する
セールスレター、コピーライティングというと、文章の内容が重要になります。たしかに、それも重要な要素ではありますが、特にヘッダーにおいては、視覚的な見やすさも重要になります。ヘッダーはセールスレターの中で1番最初に目にする要素ですので、じっくり読もうと思って見るのではなく、さっと目を通すことになります。そこで重要になるのが、視覚的な見やすさです。
最初から最後まで黒い文字だけが詰められていたら、なんだか読みづらそうですよね。読みづらそうと感じるということは、ヘッダーの先の本文を読もうとしないということです。ヘッダーの仕事は、その先の本文を読ませて、最終的に商品を購入させることですよね。ですので、ヘッダーが見づらい印象で、その先を読みたいと思わないということは絶対に避ける必要があります。
視覚的に見やすくするためには、遠目から見た時のヘッダー全体の形(文字や画像がキレイにならんで、ヘッダー全体が長方形の形になっているのが理想です)、また、色の使い方(黄色マーカーでの文字の塗りつぶしや赤文字が多用されていたら、なんだか見づらく感じますよね)があります。文章の中身だけでなく、ぱっと見の第一印象も重視してヘッダーを作成しましょう。
3:画像や色の力も借りる
先ほども書きましたが、コピーライティングという言葉を聞いた途端に、「文章でどうにかしなきゃ」と考える人がいます。しかし、コピーライターの仕事、セールスレターの役目は面白い文章を提供することでもなければ、文章の力で商品を売ることでもありません。少しでも商品を売って、売上を伸ばすことです。そのためには、画像の力や色の心理学なども、使える物は積極的に取り入れていくべきです。
特に画像は文章よりも情報量が多く、見た人に具体的なイメージを抱かせることができます。自分でヘッダーを見てみて、イメージが沸かないと思えば、積極的に画像を使ってイメージをしやすくしましょう。
まとめ
ヘッダーで大切なことは、とにかくセールスレターを見た人の注意を引くこと、そして、続きの本文を読みたいと思わせることです。どんなに言い言葉でヘッダーを作れても、この目的が果たせなくては意味がありません。セールスレターの役割は商品を売ること、このことを常に頭の中に置いておきましょう。
コピーライター必携の1冊です!
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