ブログの記事やチラシなどで1番見られている部分はどこでしょうか?
もちろん、キャッチコピーです。
見る人の興味を引くようなキャッチコピーであればその文章は読んでもらえますが、
つまらないキャッチコピーだとその後の全てをスルーされてしまいます。
コピーライティングにおいて、キャッチコピーはとても重要な位置にあるのです。
今回は、読む人の心をつかんで売り込むことのできるキャッチコピー、その基本形をお伝えします。
0 キャッチコピーの役割
そもそも、キャッチコピーの役割とは何でしょう?
「お客様に一言でわかりやすく伝えること」でしょうか?
違います。
正解は、【次の文を読ませること】です。
キャッチコピーだけですべてを伝えることは不可能です。
次の文を読ませることができればいいので、とにかく興味を持たせることが大切です。
キャッチコピーの基本型は5つあります。
この型を真似する事で反応のとれるキャッチコピーを作る事ができますので、すべて頭にいれておきましょう。
1 顧客の声をのせる
・もっと早く出会っていれば良かった
・飽きっぽい自分でも3ヶ月続けられました
・◯◯を使ってから毎日がハッピーです!
お客さんの声はつい見てしまいがち。
何よりも信頼度が高いことがポイントです。
あなたも外食をする時はインターネットで他の人の口コミを見ると思います。
情報が多すぎる今の日本では、広告よりも口コミの方が効果があったりします。
お客さんは初対面のあなたよりも、信頼関係のある人の話に耳を傾けてしまうのです。
つまり、お客さんの声はそれだけ強力だということです。
2 不安を言葉にする
・何をやっても自分はダメな人間なんだなぁ、と勘違いしていませんか?
自分の頭の中で考えていることや、不安に感じていることを言われると、人はつい反応をしてしまいます。
悩みや欲がない人なんていません。
お金があっても、幸せそうな人でも、頭の中では何かを考えています。
お客さんの本音を知って共感させることができれば、大きな反応が得ることができます。
3 ベネフィットを提供する
・男が思わず振り返る女に
・3ヶ月後に彼からのプロポーズが待っています
ベネフィットとは【お客さんが本当に望んでいるもの】のことです。
ダイエット商品のキャッチコピーなら、上に挙げたような文になります。
お客さんが本当に望んでいることは【痩せること】ではなく、【男性にチヤホヤされる】ということなのです。
商品の魅力を伝えるのではなく、商品を使った後に得られる素晴らしい結果が何なのかを考えてコピーを作って下さい。
4 置かれている状況を説明する
・今のままだと1年後には倒産するかもしれません
・まだそんなに高い航空券を買っているんですか
お客さんがまだ気付いていないことを伝えて「えっ? それはまずいかも……」と気付かせるテクニックです。
人は自分のことを客観視しにくいですから、基本的に嫌なことは考えたくありません。
煽りすぎると逆効果ですが「ハッ」と気付かせることで、人は話を聞いてくれます。
5 ありえないものの組み合わせ
・アツアツのかき氷はいかがですか?
人は今までに見た事が無い、聞いた事が無いものに興味をひかれます。
正反対の言葉を組み合わせるだけで作る、簡単なキャッチコピーですが、たったこれだけで人が興味を持ってしまうのです。
まとめ
今回はコピーライティングの中でも最も大切な基本形についてお伝えしました。
しかし、キャッチコピーはまだまだ種類が豊富にあります。
街を歩けば、いたるところでキャッチコピーを目にするでしょう。
キャッチコピーは勉強しようと机に向かうより、街で気になったキャッチコピーをメモしたほうが上達します。
そのとき、「なぜ自分はこのキャッチコピーを気になったのか?」を考えることでスキルが上がっていきます。
キャッチコピーの技術はコピーライティングの技術につながります。
売れるキャッチコピーを身につけて、あなたのビジネスを進歩させましょう。
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