あなたが仕事に取りかかれない本当の理由
普段から仕事に取り掛かるのが遅い、仕事に取りかかれないという悩みを持つ人は思いの外多いです。自分が仕事をしているときを考えてみれば分かりますが、仕事の準備だと言いながらコーヒーを準備したり、仕事中に流すBGMを選曲したり、軽くストレッチをしてみたり、散歩に出掛けたりしてみます。
これらのこと自体が悪いというわけではありません。仕事の質を高めるための準備が必要だという人もいると思いますし、実際に効果的なこともあります。では、あなたの何が問題なのでしょうか? その問題は「仕事が始まらない」ということにあります。何に取り組むときも、よほどの快感を得られるもので無い限り、「始まり」が一番辛いものです。なぜならば、行動の変化には少なからず「意志力」が必要だからです。では、いったいどう対処すればいいのでしょうか?
仕事を小さく分割してみる
仕事に取りかかれない多くの場合、その人はその仕事について「次に何をすれば良いか」を把握していません。ただ漠然と、「仕事をしなきゃ」と考えているのです。仕事といっても、ただの書類整理かもしれないし、書類作成だとしても、文字数としては1000文字も無いものかもしれません。
それなのに、仕事に取りかかれない人たちは頭の中に漠然と「仕事」とイメージしてしまうので、これから大変なことに取り組んで、疲労を伴うような気分がしてきて、やがて仕事の実行に対して億劫になります。人間は痛みを避けたがる生き物だからです。
もちろん、対策法はあります。仕事自体は取り組むと少なからず疲労を感じるものなので、そこは割り切ってしまって、仕事を小さく分割してみることです。要するに、疲労を最小限にしてみることです。数百枚の書類整理をするのは辛そうかもしれませんが、とりあえず10枚であれば、何とかやってみようという気分にもなると思います。
そうすることで、実行してもあまり疲労を伴わず、痛みを避けようとする行動を未然に防ぐことが可能です。また、この手法のもう1つの利点についても説明します。
仕事の流れを意識する
小さく仕事を分割してみたら、その流れを決めてしまいましょう。ゴールまでの流れを決めるのです。例えば、ブログの記事作成をしているのであれば、「題材を決める」から「記事をアップロードして、アップロードできているか確認する」までの一連の流れのことです。
流れを決めておくと、「今、自分はどの地点にいるのか」を確認することができます。例えば、小さい頃ゲームをしていたときに、ボスまで残り5ステージある、みたいなことはマップを見れば一目瞭然でしたよね。残り5ステージあればボスに挑めるとわかれば、1ステージ、もう1ステージとゲームを進めやすくなるでしょう。ただ、これが「終わりの見えない途方の無い旅」であれば、そんなゲームは実践しないでしょう。なぜならば、「達成感をいつ得られるか分からないから」です。
これであなたもすぐに仕事に取り組める
人間は感情の生き物です。「何の仕事をしたか」ももちろん大事なのですが、多くの人間にとっては、そんな大そうな考えよりも「仕事をどのくらい終わらせられたか」の方がより達成感を得ることができます。
それが写実的に見た人間の側面です。これを理解して利用しようとすれば、あなたの仕事はもっとスピードが早くなるし、質も高まるはずです。今回紹介した「仕事を分割してみる」、「仕事の流れを意識する」を活用して、他人を圧倒する仕事をしていきましょう。
この記事へのコメントはありません。