集中力は切れるもの
ノマドワーカーと言えば、職場に縛られず、自分の好きな場所、時間に仕事ができるメリットがありますよね。ですが、たとえノマドワーカーと言えど、ある程度の時間集中して仕事をすると、その後は集中力が切れてしまいますよね。人によって差はあるとしても、24時間365日、同じテンション・集中力で仕事を続けられる人はいません。
人間が集中力を保てる時間の限界は?
では、人が集中力を保っていられるのは何時間くらいが限度なのでしょうか?この時に参考になるのが、「ウルトラディアンリズム」の考え方です。この考え方は、人間が眠る時、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の周期が90分であることから、昼間の活動についても、同じ90分というリズムで営まれているため、90分を1単位として活動することで、高いパフォーマンスを発揮できるという考え方です。
また、大学の講義も90分が1単位になっている場合が多く、このことからも、人間が休憩なしに集中し続けられる時間は「90分」と考えることができます。もちろん、人によって多少の個人差はありますが、だいたい90分くらいで集中力が切れてしまうと考えて差し支えないはずです。
5つのリフレッシュ方法
では、集中力が切れてしまった場合、どのようにして対処すればいいのでしょうか?ここでは、90分を1単位として仕事をする場合、その合間ごとに短時間で簡単にできる5つのリフレッシュ方法をご紹介します。
1. 場所を変える
まずは、仕事をする場所を変えてみましょう。これはまさにノマドワーカーの特権を利用したリフレッシュ方法ですね。ノマドワーカーが仕事をする場所として利用できる場所は数多くあります。自宅、喫茶店、図書館、自習室、会社・事務所。今いる場所が息苦しく感じたら、とりあえず場所を変えてみましょう。
2. 運動してみる
軽い運動もリフレッシュになります。短時間でできる筋トレやストレッチをしてみたり、今仕事をしている場所の周辺を散歩してみるのもいいですね。もしくは、そこまでやらなくても、立ち上がったり、背伸びをしたり、屈伸運動をするだけでもリフレッシュすることができます。
3. 水を飲む
人間の体は60%以上が水分でできていると言われるように、水分をしっかりと補給することは非常に大切です。脱水状態になれば、当然物事に集中してとりくむことができなくなりますので、しっかりと水分補給を行いましょう。
4. 糖質を補給する
脳のエネルギーとして使われるのがブドウ糖です。体内で、そのブドウ糖へと変化する栄養が「糖質」です。頭が働かず集中できないという場合には、糖質の不足が考えられますので、甘いお菓子や果物で糖質を補給しましょう。
5. 脂質を補給する
体全体では水分が60%以上を占めるという話をしましたが、脳に限った話なら、「脂質」が脳全体の60%を占めます。つまり、「脂質」の不足も脳に悪影響を与えることになります。糖質を補給してもパフォーマンスが改善されないようなら、脂質を多く含む青魚やナッツ類を摂取してみましょう。
上手に休憩を挟みましょう
最初にもお話したように、私たち人間は24時間ずっと集中して仕事をすることはできません。どうしても、休憩を挟む必要があります。「疲れてきたな」と感じたら、我慢せずに、休憩をとりましょう。仕事よりも休憩時間の方が長くなってしまっては本末転倒ですが、良い仕事を早くするためには上手に休憩をすることが必要不可欠です。
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