牛乳といえばカルシウム。
骨を丈夫にする飲み物として昔から有名ですよね。
でも実は牛乳は骨だけに効果的な飲み物ではないのです。
仕事の疲れを癒し、体内を活性化してくれる効果も持っているんです。
今回は牛乳の効果とその飲み方についてお話したいと思います。
仕事の疲労を回復する牛乳の驚くべき効果
仕事中や仕事が終わっても、あるいは朝起きてもまだ体がだるくて疲れが残っている、ということがあります。
こういうときに栄養ドリンクなどを摂取するのもアリですが、実は牛乳でも疲労を回復することができるんです。
特に夏場は、体温が高くなれば発汗することで熱を体から引き出していきます。
ところが最近は社外にエアコンが設置されているため、その体温調節機能が低下している人が多くなっているです。
このため暑い時期は仕事の作業効率が下がったり、体調悪くしたりする人が増えているとのこと。
ここで牛乳の出番なんです。
実は体温調節機能を改善する手段として、血液の量を増やすことが提唱されているんです。
汗は血液の中の水分から発生するため、血液量が増えることで発汗作用が生じ、体温を調節しやすくなるんだそうです。
牛乳は飲むことで体内の血液量を増やす効果があります。
つまり牛乳を飲んで、血液量を増やし、発汗させることで暑い夏でも体調を調節することが可能になるんですね。
運動した後なども牛乳を飲むことで熱中症の予防になりますので、積極的に摂りたいものです。
仕事の疲れをリラックスさせる牛乳の飲み方
牛乳はただ疲れを回復させるだけのものではありません。
仕事で生じた精神的な疲れなども、リラックスさせて改善してくれる効果を持っています。
牛乳の中にはトリプトファンという物質が含まれています。
これは必須アミノ酸の一つであり、体内では合成が出来ません。
ですから積極的に食品から摂る必要があるんです。
トリプトファンは体にリラックスの効果を与え、安眠させてくれる成分。
特に寝る前に飲むことで、睡眠中のリラックス効果で体を癒してくれます。
昔から寝る前のホットミルクというものがありますが、実はこれは理にかなっているものなんですね。
ただ牛乳だけではまだトリプトファンの量が不足しているので、バナナを一緒に食べると更に効果的です。
疲れがたまっている人は、バナナと牛乳を毎晩摂取しましょう。
寝ている間のリラックス効果と、血液量の増加によって、徐々にだるさやしんどさが消えていてくれますよ。
飲む時にはホットにするのがおすすめです。
キンキンに冷えた冷たい牛乳を飲んでしまうと、体内が冷えてしまい眠りを妨げてしまいます。
仕事の疲労回復だけじゃない!体質を改善する牛乳の効果
牛乳のイメージといえばカルシウム。
骨を丈夫にするというのはよく知られていますが、他にもカルシウムは様々な効果を持っているんです。
仕事中にイライラしたりするのは実はカルシウムが不足していることが原因です。
カルシウムが足りなくなることで、脳神経の細胞が興奮してしまうのがイライラの原因。
カルシウムは精神を安定させる作用がありますので、興奮して眠れない夜などはカルシウムもたっぷり含んでいるホットミルクを飲んで脳もしっかり休めてください。
また、カルシウムは肩こりを和らげてくれます。
肩こりは神経が緊張して肩の筋肉を硬くしたり、血液の循環が悪くなって肩の筋肉が痙攣した時に起きるもの。
血液内のカルシウムが減ってしまうと、心臓の調子もおかしくなり、神経系に異常をきたしてしまいます。
このようにカルシウムも肩こりの原因の一つになりますので、日常的に牛乳を積極的に取るようにし、体が緊張状態にならないように保ちましょう。
仕事の疲労を回復してくれる牛乳の効果まとめ
牛乳は体に良いとして、小さい頃から給食などでも飲んできたと思います。
体調を整え発育をよくするものですから、子供の頃から飲むことを推奨されているわけです。
でも他の大人になるにつれてだんだんと牛乳の摂取量は減ってきます。
牛乳はカルシウムによって骨を育てるだけのものではありません。
成長しきった大人の体にも、その体調を整え疲れを癒し、病気を予防するものとして積極的に摂って欲しい飲み物。
牛乳がどうしても苦手というかたは、まずはカフェオレなどから始めてみましょう。
だんだんと牛乳の量を増やして、味に慣れてくることで最終的には牛乳だけでもおいしく飲めるようになると思います。
砂糖などを入れると、消化にエネルギーを使われてしまうので、寝る前はノンシュガーで飲むのをおすすめします。
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