いまの小麦は世界で最も破壊された食材
あなたの祖父母のアルバムを
開いてみてください。
誰もが痩せていることに驚くでしょう。
ではなぜ現代では
肥満な人が増えたのか?
「運動をしなくなったから?」
それとも
「ポテトチップスとかお菓子の食べ過ぎ?」
いいえ、それだけではありません。
大きな理由の一つに、
遺伝子操作された現代の小麦を
毎日、毎日、食べているからです。
「え?穀類類は健康にいいんじゃないの?」
と普通は思われます。
恐怖の遺伝子操作
現代の小麦は以前パンに使っていた穀物とは違います。
交配、異種交配、遺伝子移入が重ねられ、
なかでも遺伝子変更によって
収穫量が爆発的に増加しました。
大量に収穫できる代わりに
大きな代償もあったんです。
今の小麦が持つ
『スーパー糖質』の恐ろしさ
現代のパン小麦の小麦粉は
平均で70%が炭水化物、10%がタンパク質、
15%が食物繊維、わずかな残りが脂質です。
古代の小麦の方が28%と
タンパク質の割合が多いんです。
現代の小麦の中の炭水化物であるアミロペクチンAは
非常に血糖に変換されやすく、
『スーパー糖質』とも言われています。
全粒粉パンを2つ食べると
砂糖の入った炭酸飲料を1缶飲んだり、
甘いチョコレートベースのお菓子を1つ食べるのと
変わりないか、むしろ酷いくらいなんです。
血糖値が上がれば
必ずインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中のブドウ糖を脂肪に変えて
身体の細胞に取り込みます。
そうなると脂肪がどんどん
身体に蓄えられてしまいます。
血糖値を上げる小麦の作用には
もっと奇妙な性質があります。
小麦摂取後に血糖値のピーク『ハイ状態』から
血糖値が落ちる『ロー状態』になるんですが、
これが、2時間ごとに繰り返されて、
満腹状態と空腹状態が
一日中ジェットコースターのように
入れ替わり続けます。
朝食に小麦のシリアルやパンを食べた
ほんの2時間後の朝9時には
血糖値が低下してお腹が鳴り出し、
11時には昼食前の空腹に襲われるだけでなく、
頭にモヤがかかるような気分になったり、
倦怠感など低血糖の症状が出たりします。
これじゃあ仕事にも身が入らないですよね。
今日の朝に何を食べたか
思い出してみてください。
いつも何を食べているかで
日中のパフォーマンスに
大きく関係しているんです。
「集中できないなぁー」
と感じるのは『やる気』がどうかよりも
食事に問題があるかもしれません。
本当はバリバリ働ける素質があっても
食事によって、あなたの能力が発揮できないとしたら
勿体ないです。
多くの人は食事の内容を軽視しがちですので、
この機会に「何を食べるか?」振り返ってみてください。
小麦が引き起こすヘロイン同様の中毒症状
コーヒーやアルコール類を飲むのは、
ある種の精神的な効果も
期待している場合があります。
ですが、小麦を食べるのは
『栄養』をとるためであり、
麻薬を吸引するためではないはずです。
「いやいや麻薬は言いすぎでしょ」
と思われるかもしれませんが、
小麦、特にグルテン由来のエクソルフィンには
多幸感や常用癖をもたらして
食欲を増進させる力が潜んでいます。
実際に小麦は食欲増進剤で
ますます欲しくなるんです。
普通に過ごしていたら
小麦が悪いなんて信じられないですが
本屋やインターネットで調べてみてください。
小麦を扱っている人からしたら
悪いイメージを大々的に発信しないですよね。
あなただけは本当の情報を掴み取って
あなたの周りの人にも
良い影響を与えてください。
もっとクッキーを、カップケーキを
お菓子を、コーラーを、ピザを、
サンドイッチを…
このような悪循環を断ち切るためには
小麦抜き生活がオススメです。
実際に小麦抜き生活をしたら?
小麦を食べないと、
姿は痩せていて、お腹はぺたんこ、
善玉コレステロールは多く、血糖値や血圧は正常で、
元気で、良く眠れ、腸の機能は正常になっていきます。
世間の人たちは
「小麦を断つと栄養不足になる」と信じていますが、
減った分のカロリーを正しい食品で補えば、
そんなことはありません。
小麦を食べない分、
野菜やナッツ、肉、卵、アボガド、オリーブ、チーズといった
『本物の食品』でお腹を満たせば、
栄養不足になるどころか、
もっと健康になり、元気が出て、良く眠れ、
体重も減っていきます。
まずは小麦を断つことが
ダイエットや健康の第一ステップと言えます。
避けたい食品、とりたい食品
小麦以外にも避けたほうが良い食品は
炭水化物系のものや過剰に糖分が高いものです。
ここからは、健康のために
避けたい食品と、とったほうが良い食品を
解説していきます。
【減らすか、完全にやめたい食品】
・コーンスターチとコーンミール
コーンミール製品と言われる
コーンチップス、コーンブレッド、朝食シリアルなど
・スナック食品
ポテトチップス、ポップコーンなど
・デザート類
ケーキ、アイスクリーム、甘いデザート類
・米類
白米、玄米は適量なら、それほど問題ないのですが、
多量に食べると血糖値に悪影響を及ぼします。
・グルテンフリー食品
小麦グルテンの代用として使われているコーンスターチ、
コメでんぷん、バレイショでんぷん、タピオカでんぷんは
異常な血糖値の上昇を引き起こします。
・フルーツジュース類、清涼飲料水
ビタミンCといった健康に良いものも入っていますが、
砂糖含有量が多すぎるために
かえって有害なことが多いです。
特に炭酸の清涼飲料水は健康に悪い飲み物です。
【とりたい食品】
・野菜
野菜と聞くと何を想像しますか?
様々な種類と調理方法があるので
自分に合うものを調べてみるのもひとつの手です。
たとえば、
薄切りナスのオリーブオイル焼きや
トマトとモッツァレラチーズ、新鮮なバジルの葉、
オリーブオイルで作ったカプレーゼサラダ、
刺身のツマやガリに至るまで種類は豊富です。
朝食を含め、食事のたびに野菜をとるように
心がけましょう。
・少量の果物
野菜はいくら食べても構わないのに対して、
果物は量を控える方が賢明です。
なぜなら、
果物には身体に良い
フラボイド、ビタミンC、食物繊維などの
成分が入っていますが、
現代の果物は糖分が高すぎるからです。
・生のナッツ
生のアーモンド、クルミ、ペカン、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、
カシューナッツなどです。
食物繊維やタンパク質も豊富です。
血圧を下げコレステロールも減らしてくれるため、
生のナッツを週に数回食べると
寿命が二年伸びると言われています。
ナッツはスーパーでも購入できるので
小腹が減ったらチョコやスナックの代わりに
食べるといいですよ。
・油をふんだんに使う
ヘルシーな油であるエキストラバージンオリーブ、
ココナッツオイル、アボガドオイル、
ココアバターなどはたっぷり使い、
ヒマワリ油、ベニバナ油、コーン油、サラダ油などは
なるべく避けてください。
・肉や卵
卵や牛のサーロイン、豚肉といった食べ物は
避けられる傾向もありました。
これは飽和脂肪を含んでいるからでしたが、
実は問題なのは飽和脂肪と炭水化物を
組み合わせてとることです。
・乳製品
チーズやヨーグルト、牛乳など
ここまで読んでくれた方は
「現代の小麦は危険なんじゃないか?」
と感じてくれたと思います。
ですが、あまりにも馴染み深い食事になっているので
疑いの気持ちもあると思います。
なので、いつも食べている『小麦』を
一定期間、避けてみてください。
そして肥満が解消されたり
イライラ感が少なくなったと体感したら
続けてみることをオススメします。
この記事へのコメントはありません。