いちいちイラっとさせてくれるような、むかつく言い方をして仕事の指示を出してきたり、ちょっとしたことで周囲に怒鳴り散らしたり、パワハラとも取れるような発言をしていたりする上司はどこの会社にも少なくとも一人ぐらいはいるかと思いますが、そんな上司を持ってしまうと逆らえない部下としては困りますよね。
自分が口の悪い嫌な上司の標的にされて直接被害を受けると当然嫌な気分になりますが、同じ職場で働いているだけでも、口の悪い上司のむかつく言い方や怒鳴り声、パワハラ発言を聞いていると疲れてしまいます。
とはいえ、悲しいかな部下には上司を選ぶ権限はなく、どんな上司の元で働くことができるかは、完全に運任せのようなところもありますが、仕事のできないダメ上司や口の悪い嫌な上司の下で働くことになると、毎日自分の大部分の時間を職場で過ごしていくのに、そんな上司と長時間一緒に密になって過ごすことの心労とストレスは耐えがたいものがありますよね。
「もうあと3ヶ月で上司が退職する」ということがわかっていれば耐えることができるかもしれませんが、そんなにすぐには普通は退職するなんてありえませんし、「これがあと何年、何十年も続くのかな、、、」などと考え出すと毎日気分は最悪です。
しかし、そのような状況下に置かれ、「あんな上司に会うの嫌だし会社行きたくないなー」と思ったとしても会社をすぐに自分が辞めるわけにもいきませんし、なんとか今の会社で仕事を続けていかなければならないのが悲しい現実でしょう。
そもそも、仕事のできないダメ上司や口の悪い嫌な上司が原因で会社を辞めてしまうなんて、バカバカしいですしね。
ですから、むかつく言い方をして仕事の指示を出してきたり、ちょっとしたことで周囲に怒鳴り散らしたり、パワハラとも取れるような発言をしていたりする、そんな嫌な上司が原因となってストレスを不必要に溜めこまないためにも、口の悪い嫌な上司とうまく付き合うための対応方法を知っておきましょう。
口が悪いと感じているのは自分だけかもしれない
実際に口が悪い上司はいるものですが、誰であっても仕事に本気になって取り組んでいますから、仕事でミスをした時に注意を受けるということは当たり前のことです。
まして上司という立場の人なら、仕事でミスをした時や指示したことがこなせていない時に注意したり怒ったりするときは、言葉遣いや態度はどうしても荒く乱暴になります。
若い年代の社会人は、子供の頃からあまり大人に怒られて育ってきていないので、年上の自分よりも立場の高い上司から厳しく注意されたり怒られたりすると、相当ショックを受けてしまうので「この上司は口が悪い嫌な上司だ」と思っているだけかもしれません。
ですから、上司のことを口が悪いと片付けてしまう前に、自分が仕事で迷惑をかけるようなことをしていないかということを、まずはしっかりと見つめ直しましょう。
自分が「口の悪い嫌な上司だ」と思っている上司も、口を悪くして注意したり怒ったりすることで嫌われることはわかってはいるけど、仕事をしっかりと進めていくために必要なことだから、上司という立場から注意したり怒ったりしているだけかもしれません。
自分のことを棚に上げて、そうやって注意したり怒ってくれる上司のことを避けていたら、仕事はいつまでたってもできるようになりませんし、自分がスキルアップできなくなりますから、その人のことをまずはちゃんと見極めましょう。
スルーして必要以上に真に受けないようにする
ミスに必要以上に厳しく、感情的になって怒鳴ったり嫌味な言い方をしたりと、そんな言い方しなくてもいいのにと誰もが思うような上司も残念ながら存在します。
そんな暴言とも取られるようなパワハラ発言をしたりセクハラ発言をしたり、差別的なことを言ってくるような口の悪い嫌な上司もいますが、そんな上司に傷ついたり、あるいはイライラしたりしたり、こんな口の悪い上司は変えてくれ!と思っていても、そういう上司を会社が許しているのだからなんともなりませんし、残念ながらそんな上司はたくさんいるのです。
ですからそんな口の悪い嫌な上司と接する際には、こういう上司も存在するんだということを認識し、幼稚園の子供と接する時のような気持ちで、子供に駄々をこねられている時のように、暴言や嫌味なことは真に受けずにスルーするようにしましょう。
表面的には「そうですね」「わかりました」「すみませんでした」と言っておいて、自分にとって本当に必要なことだけを発言の中から受け取っておくようにすればいいのです。
そうすることで、無駄にストレスを溜め込んでしまったり、真に受けて自分の心が傷ついてしまうことも防ぐことができます。
また、気まぐれで気分屋で、その時の感情で全く違うことを言ってくる上司もいますし、能力がなくて仕事ができない上司も、人を管理する能力がなくて自分は何もしないのに部下の手柄を横取りする上司もいます。
年功序列で役職が上がっていく企業の場合は、そういう人が自分の上司になってまうことは残念ながらありますから、必要以上に真に受けずに「こんな人もいるんだな」「ああ、またか」ぐらいで軽く考えるようにしましょう。
相手をしないようにする
暴言や嫌味なことは真に受けずにスルーするようにしていても、口の悪い嫌な上司は大体があっさり終わらずに長時間注意したり怒ったりするものです。
最初は真に受けずに聞き流していても、「何をそこまで言われなくてはいけないんだ」とだんだんと頭にくることもありますが、そこで言い返してしまったら、それは口の悪い嫌いな上司の導火線に火をつけてしまうようなものです。
言い返すとプライドが高くて口の悪い嫌な上司は、もっと悪い言葉を探して言い返してきます。
それに、言い返してしまうということは口の悪い嫌いな上司と対等なレベルに自分を落とすということになってしまいますから、言い返したら負けです。
口の悪い嫌な上司に心の中で勝つためには、相手にしないことが一番ですし、相手にしていないと悪口を言う方もつまらないと感じてきますから、徐々に相手にしなくなります。
そうやって口の悪い嫌な上司の相手をしないようにしていると、最初に怒っていたことや注意してきたことの論点がだんだんと変わっていき、話の中心のずれたところで嫌なことを言われるかもしれません。
それでも必ずどこかで話の終わりはありますし、極力話しを長引かせないためにも、聞き流して反論はせずにグッと堪えて過ごしましょう。
自分が本当に注意しなくてはいけなかったことは反省する必要がありますが、それ以上のただの悪口や感情的になって怒っているようなことは、聞き流すという図太さを持っておくことも社会で生きていくためには必要なのです。
もちろん、むかつく言い方をして仕事の指示を出してきたり、ちょっとしたことで周囲に怒鳴り散らしたり、パワハラとも取れるような発言をしていたりする、そんな嫌な上司は人として良いか悪いかで言うと悪いですが、社会人として会社組織の中で生きていくためには、受け手側が強くなることが求められるのです。
まとめ
むかつく言い方をして仕事の指示を出してきたり、ちょっとしたことで周囲に怒鳴り散らしたり、パワハラとも取れるような発言をしていたりする、そんな口の悪い嫌な上司はどこの職場にもいるものであり、自分だけが嫌だと感じているのではなく、職場の誰からも軽蔑の視線を向けられているものです。
そんな口の悪い上司にがいることでストレスが溜まってしまうような時には、今回お伝えしたことを思い出して対応するようにしてみてください。
そうやって口の悪い嫌な上司に対応しつつ、自分が仕事的にも人間的にも力をつけていくことで、口の悪い嫌な上司を仕事で圧倒的に追い抜けば、そんな口の悪い嫌な上司を苦にせずに対応できるようになることができるようになりますし、そのうちに人事異動などで上司が替わることも考えられます。
「力をつけ、時を待つ」という考えを持って、口の悪い嫌な上司とうまく付き合っていきましょう。
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