脳みそは疲れ知らず!?
あなたは勉強や読書、パソコンを使った頭脳労働をしていて、「なんか脳が疲れてきたなあ」と感じたことはありませんか?特に、長時間同じことを続けていますと、飽きてくることもあり、どうしても脳が疲れてきたと感じてしまいます。しかし、それは本当に脳に疲れがたまっているのでしょうか?
よく、人間の脳は本来発揮できる力のうちの10%しか使われてないと言われます。人間の脳を100%使うには、原発3基をフル稼働させて、ようやくエネルギーが足りるというのです。つまり、本来の力のうちの10%も使われていないのですから、たとえ私たちが全力で頭を使った作業をしたとしても、脳が疲れるということにはならないはずなのです。
では、なぜ脳が疲れたと感じてしまうのか
では、どうして私たちは脳が疲れたと感じてしまうのでしょうか?まず、考えられるのが、ストレスです。勉強したり、頭脳を使った仕事よりも、はるかに私たちの脳に負荷がかかるのが、ストレスです。不安や心配なことを抱えたまま勉強や仕事をすれば、集中できず、効率が落ちてしまうのは当然です。その結果、私たちは脳が疲れていると感じてしまいます。ですので、不安なことや心配なことは抱えたままにせず、誰かに相談したり、いったん紙に書き出したりなどして、頭の外へ逃がしてやるのが大切です。
そして、他にも、脳が疲れたと感じてしまう原因が3つあります。3つの原因は体の他の部位の疲れだったりするのですが、あなたはそれらの疲れを、「脳の疲れ」と勘違いしてしまっている可能性があります。原因さえ分かってしまえば、対処するのは簡単なことばかりですので、「脳が疲れた」と感じたら、これら3つの原因を疑ってみましょう。
「脳が疲れた」と感じてしまう3つの原因
では、脳が疲れたと感じてしまう3つの原因を紹介します。
1. 目に疲れが溜まってしまっている
まずは、目の疲れです。長時間本を読んだり、文字を読み続けていれば、当然目に疲れが溜まってきます。特に、仕事でパソコンを使った作業を行う場合には要注意です。最近のパソコンは液晶画面がキレイで見やすいモデルが多いですが、液晶画面を見やすくするために、必要以上に画面の輝度(明るさ)が高く設定されていたり、ブルーライトという光が出ていたりします。それによって、必要以上に目を酷使することになってしまいます。
また、パソコンだけではなく、テレビやスマートフォンも液晶が明るいモデルが多く、ブルーライトが出ています。そのため、例え仕事でパソコンを使わない場合でも、長時間スマホやテレビの画面を見ているという場合には、要注意です。ブルーライトをカットするめがねを使ったり、意識的に瞬きをするなど、自分の目をいたわるようにしましょう。
2. 肩や腰に負担がかかっている
次に、肩や腰に負担がかかってないかにも注意しましょう。デスクワークを続ければ、だんだん肩がこってきますし、姿勢が悪ければ腰を痛めてしまいます。長時間同じ姿勢を続ける作業では、このように体の不調につながるのですが、この体の不調を、脳の疲れのせいにしている場合があります。
これを防ぐためにも、長時間椅子に座り続けることはさけ、何分かに1回くらい立ち上がり、背伸びなどをしてみましょう。また、水分が不足することでも体に不調は出てしまいますので、こまめな水分補給も心がけましょう。
3. 日常的に運動をしていない
最後です。勉強や頭脳労働ばかりをしていて、日常的に体を動かすことをしないでいると、頭は使っているのに、肉体的な疲労はたまらないというアンバランスな状態が生じてしまいます。このアンバランスな状態がストレスを生じさせたり、夜熟睡できなくなる原因になってしまいます。
頭を使いすぎて疲れたと感じたなら、あえて運動をしてみましょう。ストレッチで体をほぐしたり、息が切れない程度のスピードでランニングをすることで、驚くほど頭の中をリフレッシュできます。実際、世界的に有名な企業のCEOなど、成功者の習慣には必ずといってもいいほど運動があります。
体調管理とバランス
いかがでしたか?先ほど紹介した3つの原因、特に難しいこともなく、対策することができますよね。まずは目の疲れ、肩や腰などの部分を含め、しっかりと体調管理をするだけでも、「脳が疲れた」と感じることは少なくなるはずです。
そして、最も重要なのが、「仕事・勉強」「運動」「睡眠」これら3つを生活の中でバランス良く行っていくことです。特に睡眠は不足すれば、肉体的な疲労や精神的な疲労が抜けず、ストレスが溜まりますし、逆に、長時間の睡眠を日常的に行っても、脳や体を休める時間ばかりが長くなってしまい、いざ、使おうとしても、思うように動かなかったりもします。適正な睡眠時間は人によって異なりますが、極端な短時間睡眠、長時間睡眠は避けるべきです。
今後、仕事や勉強中に、「脳が疲れた」「頭使いすぎた」と感じたら、さっさと寝てしまうのではなく、体調不良や運動不足が原因かもしれませんので、軽い運動をしたり、生活習慣を見直してみることから始めましょう。
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